小柄の小松です。今回はサイズがゆったりしたショートパンツの着こなしポイントについて。
脚にぴったりとフィットした短パンは好印象を持たれにくいですが、逆に大きいサイズの短パンをはいたときに「なんかしっくりこないなぁ」と違和感を感じることはないでしょうか?
実は大きいサイズの短パンを使った着こなしでは、上半身にどんな服を合わせるかが重要なポイント。
今回の考え方を知っていると、腰回りや脚の太さなどスタイルの悪さを隠しつつ、バランスの整った短パンの着こなしをつくることができます。
大きいサイズの短パンが似合わないメンズの解決策【裾幅の広がりが理由】
ということでゆったりサイズの短パンを使った着こなしを提案します。
下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
ユニクロ:TOKYO UT(M)
ユニクロ×セオリー:感動イージーショートパンツ(S)
Amb:レザーグラディエーターサンダル(38)
アニアリ:レザートートバッグ
テンデンス:ラウンドガリバー
Paul Smith:ブルーレンズサングラス
この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
ゆったりした膝上丈という選び方はOK
パツパツな短パンは好印象を持たれにくいと書きましたが、実際ゆったりサイズの短パンのほうが整った印象をつくりやすいのは間違いありません。
これは別のサイト等でも書かれていることですが、短パンの裾幅がゆったりしていると脚の形を拾わないので、脚が太くても細く見せることができるからです。
さらに短パンの丈は”膝上”の長さにしたほうが脚を細長く見せやすいとも言われています。
短パンを履いたときの脚の長さは膝下の長さに左右されやすい。
あまりにも短いパンツだと肌の露出が増えて清潔感が失われる傾向があります。
けれど丈が膝小僧の上あたりなら、清潔感をキープしつつ脚を細長く見せることができるということになります。
ショートパンツの”広がり”が理由
膝上丈で裾幅がゆったりした短パンを選ぶ。この選び方自体はむしろ理想的。
けれどゆったりサイズの短パンで違和感が出ることがあります。それは”短パンの広がり”が目立ってしまうときです。
たとえばここでは黒い半袖Tシャツを着ています。わかりやすくするために、Tシャツの裾を折り返して着丈を短く見せてます。
この服装をよく見ると、下半身の短パンだけがブワッと広がってるように感じませんか?
これは黒くて無地の半袖Tシャツを使っているのが大きな原因です。
黒はすべての色のなかで1番暗いカラーですが、それゆえ上半身がかなりコンパクトに見える。無地の半袖Tシャツだと尚更細く見えてしまうんですね。
上半身が極端に細く見えているのに、下半身は少しゆったりめ。それが違和感を感じる原因を作っていることになります。
今回は黒い短パンなのでわかりにくいですが、明るい色やカーゴパンツのようにポケットが付いてるタイプだとさらに短パンだけが悪目立ちしやすくなります。
膝上丈のゆるい短パンを使えば脚を細長く見せられますが、上半身がコンパクトに見えると短パンだけが悪目立ちしやすくなってしまう。
裾の広がりを目立たなくさせること。これが大きいサイズの短パンを履くときに重要なポイントになってきます。
明るいorデザインの入ったTシャツがベター
短パンの裾幅を目立たなくさせる簡単な方法は、合わせるトップスの選び方に気をつけること。
上半身に少しボリュームが出る服を合わせてあげれば、短パンの裾が悪目立ちするのを避けることができるのです。
この2つはどちらも同じ短パンを使っていますが、左のほうが裾幅が狭く見える気がしませんか?
左は黒より明るいネイビーなので、黒いTシャツよりも上半身が広く見える。さらに胸元にプリントが入っていることで視線を短パンから胸元に誘導できています。
こんなふうに合わせるトップスを明るいorデザインの入った服にしてあげれば、短パンとの上下のバランスを整えることに繋がってくれるんですね。
ちなみにこの服装も同じ考え方が通用します。
短パンより明るい色、ボタンなど目立つ装飾、さらに半袖よりボリュームが出る長袖。
Tシャツに限らず、短パンよりも大きく見える服を選べば、体型を隠しつつ上下のバランスを整えることができるということになります。
トップスの装飾に関しては、必ずしも派手である必要はありません。
このTシャツには小さなポケットと白い装飾が入っていますが、これだけでも短パンのゆるさが目立ちにくいよう調整できます。
完全に無地のTシャツだったとしても、たとえばネックレスやカードケースを首から掛けてあげればバランスは取りやすくなるでしょう。
今回の短パンのポイントを整理すると…
・裾幅がゆったりしてると脚は細長く見える
・裾の広がりが目立たないようにする
・トップスは明るいorデザインのある服がベター
短パンの着こなしで違和感を感じたときは、ぜひ今回の考え方を取り入れてみてください。