小柄の小松です。今回はバケットハットの使い方について。
ここ数年でかなり浸透したバケットハット。ユニクロやGUでも売られてるのでかなり手に入りやすくなりました。
ただいままでハットを使わなかった人だと、いざ被っても似合わないと感じるかもしれません。
そこで今回はバケットハットを使うときのコツを紹介。苦手な人でもガンガン使えるようになると思います。
バケットハットの使い方。似合わないメンズは3つのコツで解決【春コーデ】
ということでバケットハットの使い方についてです。
基本的にツルッとした素材の黒ハットを使う想定で話してます。
デニムハットの使い方も話しますが、リネンやコーデュロイでもほぼ同じ感覚で活用できると思います。
①わざとラフな服装にする
1つめのポイントは「わざとラフな服装」にすること。
バケットハットはアウトドア由来の帽子ですが、色がブラックで滑らか素材だと大人っぽく見えるのが特徴。
被るだけでかなり大人っぽくなります。これは逆にいうと、シャツやジャケットに合わせたらキメすぎになりやすいということ。
なので洋服をわざとラフにして、ハットのキメすぎな印象を和らげるとちょうどよくなります。
上の写真はデニムアウターとジャージ。上下がラフな服でも、ハットをかぶれば問題なく着こなすことができます。
もう1つ重要なのは「ハットと同じ色をどこかに使う」ということ。
ハットはツバがぐるっと巻かれてるので、他の帽子より顔まわりで目立ちます。着こなしに失敗すると、ハットだけが浮いてしまうことが結構あります。
なので同じ色の服や小物を使って、ハットだけが目立たないよう工夫してみてください。
黒ハットなら黒い服なので割と簡単。ハット・トップスを黒で揃えるのが1番分かりやすいと思います。
小物を同じ色にするだけでもOKです。
この写真だと服の色は全然違いますが、靴とバッグが同じ色。これならハットだけが浮く心配はありません。
普通は長袖・短パンで色もバラバラだとかなりラフ。けれどハットを使えば一気にバランスを取ることができます。
色はネイビーやグレーでも同じ考え方になります。ただまずは黒ハットでコツを掴んでいくのが良いと思います。
②シルエットを整える
最初のポイントだけでほぼOKなんですが、もう1つ知ってほしいのはシルエットについて。
ハットはかなり目立つ帽子ですが「中途半端なシルエット」のときに使うと絶大な効果を発揮します。
洋服の着こなしは顔まわりに視線がいくほどバランスよく見える。逆に視線が下半身にいくほど違和感が出やすいという特徴があります。
たとえば白いパンツを使うと下半身がかなり目立ってバランスが悪くなりやすい。
写真のように上半身をコンパクトにすると簡単ですが、服装によってはそれだけじゃ上手くいかないときもあります。
たとえばこの服装はトップスの着丈が長め。
そのままだとシルエットが半端でバランスが悪い。けれどハットをかぶれば顔まわりが目立つので、シルエットを整えることができます。
「ハットで無理矢理引き上げる」というイメージです。
これを活用すれば、難しそうな白いワイドパンツも割と簡単に使えます。
もちろんハット無しでOKなときもあります。けれど「なんかシルエットが微妙だな」と感じたらハットだけで解決できることが多いです。
最初に話した「わざとラフにする」とセットで考えるのがおすすめ。
この便利さに慣れると、むしろキャップやニット帽より使いやすいと感じるかもしれません。
③デニムハットはラフになる
最後はデニムハットの活用法について。
これまではツルッとした素材で大人っぽくしてましたが、デニムにすると今度はラフな印象に変わります。
バケットハットはもともとアウトドア用品なので、素材をラフにすれば本来の雰囲気に近づくということです。
それを活用すれば、シャツやスラックスを普段着っぽく見せることができます。
デニムのバケットハットは「キャップやニット帽だとラフすぎる」というときに便利。
そもそもハットという形が少し大人っぽさがあるので、デニム素材でもちょっと綺麗な印象が残ります。
なのでほんの少しだけラフにしたいというときにデニムハットは活躍します。装飾が増えるので地味な印象をカバーするときも便利です。
ガサッとした素材のハットは探すとたくさん見つかります。
色の選択肢もかなり広がりますが「ハットと同じ色を使う」という考え方は共通。
なので黒やグレー・ネイビーあたりを選ぶのが安定。他の色だとかなりハードルが高くなるはずです。
まずはツルッとした黒ハットからチャレンジしてみてほしいと思います。そのあとでデニムやコーデュロイなど別素材を買って使い分けるのがおすすめです。
①わざとラフな服装にする
②シルエットを整える
③デニムハットはラフになる
ぜひ今回の考え方を参考にしてみてください。