小柄の小松です。今回は秋冬のチェスターコートが寒いときの解決策について。
秋冬アウターの中でも超定番なチェスターコート。
けれど他のコートより襟が低いので、そのままだと首元がスッキリしていて寒いこともあります。
もちろんマフラーを巻けばいい話ですが、今回はもっと簡単に防寒できる「パーカーとの重ね着」を提案したいと思います。
【秋冬】チェスターコートが寒いならパーカーとの重ね着で解決【メンズコーデ】
ということでパーカー×チェスターコートを使った秋冬の着こなし提案です。
使用アイテムを載せてますが、後ろの英数字がサイズです。
★使用アイテム★
soe:3B Cotton Belted(0)
MUJI Labo:太番手天竺編みプルオーバーパーカー(S〜M)
ユニクロU:モックネックプルオーバー(M)
ユニクロ×JWA:ヒートテックデオドラントソックス(25〜27cm)
soe:Washed 5Pocket Slacks(0)
Hender Scheme:derby 2146(4)
TEMBEA:PAPER TOTE
soe:Key Ring With Leather Strap
soe:ウォレットパールチェーン
KAIKO:ABSTRACT EAR CUFF
amp japan:オーバーラップリング(17号)
Paul Smith:オーバーリムスクエア
この着こなしで気をつけたポイントを話していきます。
同色のパーカーを重ね着
最初のポイントはパーカーの選び方について。
これはとても簡単。コートと同じ色のパーカーにするだけです。
パーカーを重ね着すると、それぞれを単体で着るときより首まわりにボリュームが出ます。
そのときパーカーの色が違うと、必要以上にフードにボリュームが出て悪目立ちしやすい。
けれどコートとパーカーが同色なら、フードの主張を控えめにできる。防寒性をUPさせつつ、スッキリした印象をキープすることができます。
続いてはコートの選び方について。
パーカーと同色ならほぼ問題ないですが、できれば襟(ラペル)の形にも気を配ってみてください。
チェスターコートはラペルの脇に切れ目が入ってます。ゴージラインと呼ばれてる部分ですが、これが低くなってるコートを選ぶのがベター。
パーカーを重ね着すると上方向にボリュームが出ることになります。そのときコートのゴージラインが高いと、襟まわりが詰まって見えやすい。
けれどゴージラインが低ければそれが起きません。パーカーとの重ね着をスッキリ見せることができます。
襟まわりを近くで見るとこんな感じ。
これを感覚的にいうなら「上方向のパーカーと、下方向のラペルで上下の釣り合いをとる」ということです。
なんだか細かそうな話ですが、ユニクロの通常ラインで売ってる「カシミヤチェスターコート」で問題ありません。
ユニクロのチェスターはゴージラインが低くなってるので、パーカーを重ねても窮屈な印象が出ないつくり。ユニクロUでもほとんど同じ形になってます。
フォーマル寄りのコートだとゴージラインが高かったりします。なので他のブランドのコートを使う場合、ラペルの形だけはチェックしてほしいです。
下半身を明るくする
コートとパーカーを同色に揃えるなら黒・ネイビーが簡単です。
ただそうすると上半身がダークトーンになるので、地味に見えやすいというデメリットもあります。
そういうときはパンツや靴を明るくしてみてください。
具体的にはこんな感じです。
ブルーデニムとブラウンの革靴を合わせることで、下半身をグッと明るくしました。
普通は下半身が目立ちすぎるとスタイルが悪く見えやすいです。
けれどパーカーを重ね着すると上半身に視線を集めやすいので、下半身はそこまで目立ちません。
そして今回のアプローチは差別化という意味でも効果的です。
ロングコートの着こなしは、写真のように上半身を明るくするパターンが多め。
こういう組合せはまったく問題ないですが、みんながやる方法なので人と違う雰囲気を出すのは難しい。
今回の「下半身だけ明るくする着こなし」は比較的マイナーなので、バランスさえ整えれば簡単に差別化できます。
ブラウンの革靴は持ってない人もいると思いますが、なければ黒い革靴でもOK。
明るい靴下をチラ見せしたり、ドクターマーチンなど装飾のある革靴にするのも効果的です。
小物で重たさをカバー
最後は小物の使い方について。
下半身を明るくするだけでもOKですが、小物をプラスすればさらに地味な印象を減らせます。
そこで今回はネックレスとブローチを使いました。
パーカーが無地でコードも付いてないので、そこにネックレスを付けて装飾をプラス。
さらにコートの襟にブローチを付けて、首まわりのアクセントを強めにしています。
ブローチは簡単ですが、パーカーにネックレスは抵抗がある人も多いと思います。
なのでたとえばパーカーの中に明るいハイネックTを入れてもOK。
今回は黒ですが、ここを明るくするだけでも印象は変わってくれます。防寒性とアクセントの両方をカバーできるので一石二鳥です。
あとバッグに関しては黒ベースで問題ないですが、無地よりはデザインのあるものがベター。
白いロゴが入ってるだけでも十分ですが、さらにアクセサリーを足せば地味な印象は減らせると思います。
①同色のパーカーを重ね着
②下半身を明るくする
③小物で重たさをカバー
ぜひ今回の考え方を参考にしてみてください。