小柄の小松です。今回はモッズコートの簡単な合わせ方について。
モッズコートはミリタリーの中でも王道アイテムの1つ。
有名なモデルは2種類ありますが、最近特に人気なのが「M65」というタイプ。
いろんな着こなし方ができる超万能アウターですが、今回はそのなかでも1番簡単だと思う「ワイドパンツとの合わせ」を提案したいと思います。
【M65】モッズコートの合わせ方に迷ったらワイドパンツでOK【メンズコーデ】
ということでモッズコートを使った秋冬の着こなし提案です。
使用アイテムを載せてますが、後ろの英数字がサイズです。
★使用アイテム★
ユニクロ:フリースフルジップジャケット(M)
soe:Padding Coat Fish Tail(1)
soe:SADDLEMANS PANTS(1)
Dr.Martens:2976BEX BL(UK6)
soe:One Shoulder B.P Canvas
soe×EASTPAK:コーデュラポーチ
KAIKO:ABSTRACT EAR CUFF
amp japan:オーバーラップリング(17号)
Palnart Poc:ポケモン エーフィブローチ
soe×KIJIMA TAKAYUKI:6P Cap(2)
この着こなしで気をつけたポイントを話していきます。
フードを外して使う
まずM65型のモッズコートはフードを取り外せるという特徴があります。
防寒性が高くて付けたままでもカッコいいですが、ワイドパンツと合わせるならフードを外して着るのがベター。
フードを外せば、ワイドパンツと合わせたときにバランスが取りやすくなってくれるからです。
M65のフードを外すとこんな感じ。
襟元がスッキリしてスタンドカラー型になりますが、こうすると縦長なシルエットに変化します。
このコートの下からワイドパンツをチラ見せすると、全体のシルエットを縦長に統一できるんですね。
あらためて見るとこんな感じ。
これは上が太くて下が細い「Yラインシルエット」を意識してます。
Yラインをつくるときは細身のパンツを使うのが定番。
けれどスタンドカラーが首まわりに目線を集めてくれるので、ワイドパンツを使っても「やや緩いYライン」として成立します。
フードが付いてると上半身にボリュームが出すぎてしまいますが、スタンドカラーならちょうどいいバランスに収まってくれるんですね。
ただし1つ注意してほしいのは、コートの着丈を少し長くするということです。
モッズコートをジャストサイズで着ると、着丈が膝上までしかなかったりします。
たとえば写真のような長さです。
膝上丈のモッズコートだと、ワイドパンツを合わせたときにバランスが取りにくい。
この中途半端な着丈でYラインをつくるなら、下半身を細身のパンツにしないと難しいです。
なのでワイドパンツと合わせるときは、膝小僧が隠れるくらいの長さを選んでみてください。
こうすればパンツの見える面積が減り、ちょっと緩いくらいに収まってくれるからです。
そのぶん袖丈が長くなりますが、袖をまくってあげればオーバーサイズな印象はそこまで出ません。
やや緩いサイズを選んで、フードを外して着る。
これならパンツが細身・ワイドどちらでも合わせやすくなるでしょう。
キャップ×ブーツがおすすめ
今回は「ちょっと緩いYライン」を意識してますが、このときキャップとブーツを使うとさらに効果的。
キャップをかぶると顔まわりに目線が集まり、上半身にボリュームが出ることになります。
けれどキャップは子どもっぽく見えやすいので、そのぶんレザーブーツを履いて調整する。
これならシルエットを整えつつ、大人っぽさをキープすることができます。
キャップはコートと同色にすれば子どもっぽさを最小限にできます。
そしてブーツに関しては適度にボリュームがあったほうがベター。
今回はモッズコートがやや大きめなので、革靴が小さいとコートの主張に負けてしまうからです。
たとえばソールに高さがあるものなら簡単にボリュームを出せます。
色の違うステッチなど、装飾のあるブーツも効果的。つまりドクターマーチンが適しています。
ソールが分厚すぎると悪目立ちしやすいので、あくまで「適度なボリュームのあるもの」を選んでみてください。
「バッグの斜め掛け」を活用
そしてM65モッズコートには「バッグの斜め掛け」も相性抜群です。
M65はジップとボタンで開閉できるつくりですが、中央を閉じるとスッキリした形。
このスッキリしたボディにバッグを斜め掛けすると、全体で見たときにちょうどいいアクセントになってくれます。
バッグはコートと同色にすればうまく溶け込んでくれます。
ショルダーはなるべく太いほうがアクセントになりますが、ある程度の幅があれば問題ありません。
単純にリュックを背負うという方法もOKです。
バッグを斜め掛けすると上半身にボリュームが出るので、よりわかりやすいYラインをつくることができます。
基本的にロングコートのボタンを閉じると、開けたときより大人っぽく見えます。場合によってはキメすぎな印象が出ることもあります。
けれどモッズコートは他のコートよりラフな印象が強め。なのでボタンを閉じてもキメすぎになる心配はありません。
インナーは首元しか見えないので、パンツと靴選びだけで十分サマになるのがモッズコートの魅力。
今回はバッグの斜め掛けですが、たとえばマフラーやスヌードを巻いてもアクセントは出せます。パンツの色をもっと明るくしても面白いでしょう。
①フードを外して使う
②キャップ×ブーツがおすすめ
③「バッグの斜め掛け」を活用
ぜひ今回の考え方を参考にしてみてください。