小柄の小松です。今回は雨の日や寒い秋冬に使えるブーツについて。
雨の日はお気に入りの靴が汚れるのでできれば履きたくない。寒い季節は足元から冷えるのでブーツが便利。もしそれが洋服・靴のトレンドにハマる形なら一石三鳥。
ということでそれらの条件を満たすショートブーツを紹介します。
【雨・防寒用ブーツ】Dannerのトレイルフィールドのサイズ感をレビュー
こちらが今回紹介するDannerのトレイルフィールド
普段のスニーカーサイズが25cm前後の小松は、サイズ6h(24.5cm相当)を購入しました。
足元が濡れない工夫が詰まったデザイン
雨の日・寒い日向けのブーツを探していたんですが、このブーツはその用途に見事にハマる形。
まず足元のソールは3.5cmほどあって比較的高めです。
こちらはいわゆる”ビブラムソール”。軽くて滑りにくいという特徴があり、もともと登山靴用として開発されたもの。
アウトドアブランドがよく使ってる信頼度の高いメーカーのソールですが、最近は洋服のブランドでもビブラムソールを取り入れた靴が多めです。
ゴツゴツとしたソールは足元に自然な装飾をプラスしてくれるので、歩きやすさだけでなく着こなしのアクセントととしても映える。
ここ数年はダッドスニーカーという「お父さんが履くような靴」が流行っていましたが、最近はこういったアウトドア由来のシューズに注目が集まっています。
ダッドスニーカーが街中であまりにも普及してしまった。そこから変化を付けるため、同じく野暮ったさのあるアウトドアシューズにトレンドが移行してきているんですね。
ソールもそうですが、中敷も同じくクッション性の高いものが使われてるので、一般的な革靴よりも歩いていて疲れない仕様になってます。
革靴は歩きやすくするために中敷を入れたりしますが、そうするとサイズ感が変わってしまうのでなかなか面倒ですよね?
けれど最初からクッション性の高い中敷が入っていればそのまま履けます。
当たり前といえばそうですが、靴はちょっとサイズが変わるだけでストレスになったりするので、この仕様は意外とメリットが大きいんですよね。
そしてこのブーツは紐で調整できるいわゆる”レースアップシューズ”なんですが、このあたりも工夫が詰まってます。
まず足の甲にあたるシュータン部分(ベロのようなパーツ)。
よく見ると下半分はボディと繋がっていて、この形のおかげで靴の中に雨が入らないようになっています。
上半分は独立してるので可動域は広め。
レインシューズによく見られるつくりですが、これなら雨の日に足が濡れる心配がありません。
紐を通す穴は金属性のDリングになっています。
耐久性が高いのはもちろんですが、目立つ金属になってることで足元にアクセントを加えてくれます。
しかも色は明るいシルバーではなく、鈍い光沢のあるガンメタ寄り。
たったこれだけのことですが、洋服の着こなしではこのDリングが適度なアクセントとして重宝します。
特にこういった裾まわりの広いストレートパンツをかぶせたときですね。
黒いパンツ×普通の黒靴だと地味に見えやすいですが、Dリングがあることで足元に変化をつけてくれる。
https://zozo.jp/sp/shop/beautyandyouthunitedarrows/goods/47950216/?did=78423073
足元にアクセントを加えるシューズというと、たとえばこういったデザインのものもあります。
Dannerとこの靴の大きな違いは「通し穴の位置」です。
上の靴は白い糸が装飾になってるわけですが、Dannerは目立つDリングが先端まで詰まっているので、よりデザインが映えやすいというわけ。
もちろん好みは分かれると思いますが、実際は野暮ったく見えるDannerの靴のほうがその特徴がうまく活きてくれる。
雨の日や寒い時期に使えて、洋服や靴のトレンドとも相性がいい。まさに絶妙なデザインといえるでしょう。
機能性と大人っぽさを兼ねたレザー素材
このブーツを選んだもう1つの理由は、ボディがレザー素材になってること。
いくらデザインが映えるといっても、装飾が多ければラフで子供っぽい印象が増してしまうもの。
けれどレザー素材ならスーツの革靴のような印象を足せるので、大人びた要素をプラスすることができます。
レザー=雨に弱いというイメージもあると思いますが、こちらは雨に強いウォータープルーフレザー。
カカト部分に”ゴアテックス”という表記がされてますが、これは水を弾きつつ蒸れにくいという機能素材のこと。
革の表面と内側(繊維)にゴアテックス素材を使うことで、防水・透湿性を高めているらしいです。
ゴアテックスだからといってケアが不要なわけではないらしいですが、普通の革靴より安心して使えるのは間違いありません。
デザインが映えて雨の日にも使えるレザーシューズ。
機能性とオシャレ要素を兼ね備えた素材といっていいでしょう。
サイズ選びは小さめ推奨
サイズ選びのポイントですが、全体的に大きいのでなるべく小さいサイズを選ぶ必要かあります。
僕はadidasのスーパースターだと25cmですが、このブーツは1番小さいサイズ6h(24.5cm相当)を購入。
隣はKLEMANというブランドの靴のサイズ40。
こちらも比較的大きめなつくりなんですが、それと比べてもDannerは全体的に大きい。
1つ上のサイズ7でも履けないことはないですが、もともと大きめなので可能な限りコンパクトにするのがベターです。
高さは16cmで分類としてはショートブーツに入ります。
高さのあるブーツだと膝を曲げたときに足に当たってストレスになりますが、このブーツは筒が低めなのでその煩わしさはあまり感じません。
Dannerの他のブーツを試しましたが、筒が高すぎて少し歩きづらかったです。
より寒い地域なら筒が高いほうが便利だと思いますが、そうでない地域ならショートブーツのほうが使いやすいでしょう。
ちなみに小さいサイズを選んでるのは「筒周りの幅を狭くするため」でもあります。
主にストレートパンツをかぶせて使ってますが、サイズが大きいとブーツの筒周りも広がってしまい、パンツとの繋ぎ目にシワができやすい。
足元のクッションは着こなしのアクセントにできますが、繋ぎ目のシワは違和感が出やすいもの。
靴の横幅は狭いというほどでもなく、ある程度はヒモで調整できます。なので返品可能な通販サイトか、実店舗で履き比べてほしいところです。
このブーツがあれば着こなしの幅はグンと広がります。
足元のアクセントととしてはもちろんですが、たとえば生地の薄いパンツと合わせるのも便利。
春夏に買ったパンツは秋冬に使うと寒いことが多い。けれどブーツを履いてしまえば防寒性が高くなるので、いわゆる「オシャレは我慢」をしなくて済みます。
またブーツは大人っぽい印象が強いので、スウェットパンツ・部屋着用のイージーパンツなどを活かす選択肢も増えてくるでしょう。
・足元が濡れない工夫が詰まったデザイン
・機能性と大人っぽさを兼ねたレザー
・サイズ選びは小さめ推奨
ぜひ購入を検討してみてください。Danner トレイルフィールド