ファッション

みんながミニマリストや経営者みたいに洋服を減らす必要はないと思う話

小柄の小松です。今回は洋服をムリして少なくする必要はないという話について。

SNSや街中の本屋さんでは洋服の減らした方について書かれていることが多いと思います。そして人によっては20着どころか、1年10着でいいという方もいらっしゃいます。

ただ、ムリして彼らと同じようにする必要は思います。僕自身が洋服にハマり、大幅に減らし、また買い直したことでそう気付くことができました。

みんながミニマリストや経営者みたいに洋服を減らす必要はないと思う話

タイトル通りですが、みんながみんな洋服の数を極端に減らしたり絞る必要はないと僕は思います。

本屋さんにいくと、ビックリするほど洋服の断捨離についての書籍が置いてあります。

確かに持ちすぎてるとクローゼットや財布を圧迫してしまいますが、ひたすら減らしていくのが自分にとってもいいことなのでしょうか。

引きこもりを人好きに変えた洋服

そんなふうに思うのは、僕自身が洋服に助けてもらったというのが一番大きいです。

ムリして減らさないほうが、自分に自信がついたり、人から好印象を持ってもらえたり、いいことが多かったからです。

僕は3年前の夏、家から出ることができない引きこもりでした。

外に出れないだけじゃなく、家でテレビや動画を見ることすらも罪悪感があってできなくなり、ネットの文章すらなかなか読めない状態までいったことがあります。

そんななか、洋服の着こなしに関する記事を読んなことで、引きこもりを直していくことができました。

数千円のユニクロの服でカッコいい服装をつくることができる。そんな記事を夜中に読んだ僕は、あっさりと外に出ることができるようになりました。

見よう見まねでやった着こなしなので、いま思えば大してカッコよくない状態でしたが、それから洋服関連の仕事がしたいと思い、無謀にもいくつか面接を受け始めます。

最終的に自分でブログを始めたり、自撮りして服装をSNSに投稿したりするようになりました。

数ヶ月前まで家から一歩も出られなかった引きこもりが、洋服を着ただけで外に出て行動を起こすようになれました。

いっときは極端な断捨離をして服を20着くらいまでに絞りましたが、そのときはまた自信のない自分に戻り始めていました。

いままで洋服に助けてもらっていた男が、それを一気に手放したことで元の状態に戻っていったんです。

そこから洋服をまた買い直していったんですが、必要な服ならある程度数を持っていても大丈夫ということがわかってきました。

スーツスタイル用のジャケットやポロシャツ、作業用のジーンズやブルゾン、カッコいい知人に会うためのとっておきのコートなど。

ミニマリストといわれる方達からすれば多すぎと思われる量ですが、どれも僕にとっては必要なもので、多すぎるから困るなんてことはない。

元引きこもりを一瞬で変えてしまう勢いのある洋服。

闇雲に買い続けるのは良くないことだといまでも思いますが、身を削ってまで減らす必要はないと僕は思います。

時間短縮がいいとは限らない

洋服を徹底的に減らすメリットとしてよくいわれるのが、時間が短縮できるという話。

たしかにそういうメリットもあると思いますが、そうとは言い切れない部分も結構多いです。

たとえば今日会う相手がいつもよりも緊張する相手だったとき、少し大人びた服装をしていけば自信を持って相手と話すことができるでしょう。

逆にいつも会う気心の知れた友人だったら、少しラフな格好をすれば休日を気軽に楽しむことができるはずです。

たしかにいつも服装が決まっていれば、朝の準備は少なくすみます。僕自身、洋服が少なかった頃はパッと出掛けることができました。

でも相手や場面によって服を使い分けるのは、相手に気遣いをすることに繋がります。その準備をすることで、1日の過ごし方は全然違うものになるはずです。

スティーブジョブズのような経営者の方達なら、1秒でも時間短縮が必要ということもあると思います。

けれど、相手と最高の1日を過ごすために準備をすることが無駄な時間だとは思えません。

洋服はムリに減らしすぎなくていい

洋服を減らそうとしても上手くいかない場合、ムリをする必要はないと考えています。

繰り返しになりますが、本屋さんにいけば断捨離の本がたくさん置いてあります。

でもこれは裏を返せば、ほとんどの方がミニマリストのように生きられないということでもあります。

僕が洋服を減らしたときもそうでしたが、断捨離するときは”割り切り”が必要なことが多いです。

あると助かるけど、なくてもいい服を手放す。この作業を繰り返すのはかなり骨の折れる作業でした。

途中から変な”慣れ”が出てきてバンバン捨てるようになりましたが、捨ててはいけないものを捨ててしまったということもあります。

溢れかえったクローゼットをスッキリさせるのはいいことですが、神経をすり減らしたて虚しさを感じることも多いので、誰もが最小限を目指す必要はないと思うんです。

経営者のように自分の芯がしっかりしてる方は問題ないかもしれません。

でも場面によって必要な洋服を持っていると、洋服そのものが自分に芯を作ってくれることもあります。

みんながみんなミニマリストになれなくていい。経営者のようにストイックな服選びをしなくてもいい。

人と関わることが恐くて仕方がなかった人間を、簡単に変えてしまう洋服。ムリして極端に減らす必要なんてない。胸を張ってそういえます。

 

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