小柄の小松です。今回は無地のワイドスラックスを使った着こなしについて。
ワイドパンツは10代・20代を中心に男性でも着てる人が増えてきたアイテム。
ダボダボすぎると着こなしが難しいですが、程よくゆったりしてるパンツならハードルは低くなります。
今回はTシャツの裾をパンツにしまう”タックイン”がテーマですが、工夫すればスタイルが悪くてもギリギリ成立する着こなしをつくることができるでしょう。
スラックス×白Tシャツタックインの注意点【顔が大きいメンズ向け】
ということで今回はユニクロのグレースラックスを使った着こなしを提案します。
下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
ユニクロU:スーピマコットンTシャツ(M)
ユニクロU:ワイドフィットテーパードパンツ(70)
スプリングコート:G2レザー(39)
テンデンス:ラウンドガリバー
amp japan:オーバーラップフラットリング(17号)
agnes b.:ナイロントートバッグ
Paul Smith:オーバーチェックキーリング
Paul Smith:ブルーレンズサングラス
この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
無地Tシャツは着こなしの幅が広い
今回はトップスをタックインする着こなしですが、無地のTシャツを使っています。
ポケットやプリントの入ったTシャツだと、モノによってはバランスが悪くなることもありますが、無地ならそういったことを気にする必要はありません。
無地Tシャツは1枚で普通に着ると地味な雰囲気が出やすいですが、タックインするときはそのスッキリした形が活きてくるんですね。
今回は洋服の着こなしを整える”Aライン”というシルエットを意識した組合せになっています。
Aラインとは着こなしにメリハリをつくるためのテクニックの一つ。わかりやすくいうと”上が細く、下が太いシルエット”という意味です。
タックインをすると通常よりTシャツの面積が減ることになり、上半身が細く見える。
つまり下半身にゆったりしたパンツを合わせればAラインをつくりやすいことになるんですね。
ところで白はすべての色のなかで1番明るいカラー。他の色より膨張して大きく見えます。
普通に着るとこのように上半身にボリュームが出ますが、今回はタックインで面積を減らしているので上半身が細く見せられる。
右は上下の細さを合わせた”Iライン”を少し意識したものですが、白Tシャツの使い方・選び方次第でシルエットはIにもAにもできるということになります。
Tシャツを普通に着るより短足がバレやすいので工夫が必要ですが、やろうと思えばギリギリできる組合せです。
足元を革靴・スニーカーどちらにするか?
ところで今回は足元にスニーカーを使っています。
これはタックインの特徴に合わせてバランス調整したためです。
そもそもタックインは”スーツの印象”を強くする効果があります。
スーツではYシャツの裾をスラックスのなかにしまうのが基本ですよね?そのイメージのおかげで、タックインそのものがスーツ要素をプラスすることに繋がります。
上記の右では革靴を履いていますが、左はタックインでスーツ要素が強くなっている。そこで左では革靴をスニーカーに変えて、少しラフな印象に寄せるというアプローチをしました。
あくまで今回の着こなしではスニーカーのほうがいいと判断しただけで、革靴がダメというわけではありません。
Tシャツやパンツの色・形によって微妙に調整が必要なことは結構多く、組合せによって最適なバランスは変わったりします。
「なんだか違和感がある…」と感じたときに靴の種類を変えてみる。あくまで選択肢の1つとして考えてみるのがいいかと思います。
短足を誤魔化す腰まわりのキーリング使い
他の着こなしでもよく紹介してるテクニックですが、今回もスラックスにキーリングを引っ掛けています。
タックインはどうしても腰まわりに視線が集まり、どこからが脚かクッキリと目立ってしまいやすいもの。
けれどキーリングを”部分的に見せる”ことで、短足をバレにくくすることは可能。
キーリングとTシャツが繋がって見えるので、腰位置が少しボカすことができるんですね。
服の色が上下近い場合はキーリングなしでも違和感が少なかったりします。
色が近ければ上下が繋がって見えるので、タックインしたとしても脚の短さが目立ちにくなるからです。
今回は白・グレーという明らかに違う色同士の組合せ。身長が高いor脚が長いければ不要だと思いますが、そうじゃない男性はキーリングなどを腰から垂らすほうが安全といえるでしょう。
ということで今回のポイントは…
・無地Tシャツはタックインしやすい
・組合せによって靴の種類を変えてみる
・キーリングで短足を誤魔化す
ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。