レビュー

GUのガーメントダイニットプルオーバーは2万円レベルの傑作【レビュー】

小柄の小松です。今回は春から冬まで使える傑作ニットについて。

セーターは秋冬の定番アイテムですが、実は春用セーターというのも1月くらいから売られてたりします。

ただできれば秋冬にも使えるものを買って、クローゼットをコンパクトに抑えたい。そんな人にオススメなのが今季のGUセーターです。

今回のセーター、これまで見てきたGUの中でも特にクオリティが高い。正直今後これを超えるセーターは出てこないんじゃないかと思うレベルです。

GUのガーメントダイニットプルオーバーは2万円レベルの傑作【レビュー】

こちらが今回紹介するGUのガーメントダイニットプルオーバー

身長162cmの小松はグレーのLサイズを購入しました。

①加工が本格的なニット

写真だとシンプルに見えますが、かなり本格的に加工してるのがこのセーター。

細かく話していきますが、セレクトショップとかで2万円で売ってても信じてしまうレベルのクオリティです。

まず商品名のガーメントダイというのは「製品が出来上がってから染める」という加工のこと。

白いボディとかで形だけをまず作って、あとから別の色に染め上げるということです。「製品染め」という呼ばれ方もします。

「あとから染める意味なんてあるの?」と感じる人もいるかもしれません。

ガーメントダイの良いところは「色ムラ」ができて立体的な雰囲気が出ることです。

ボディ部分は染まるけど、縫製の糸は染まらなかったりするので、よく見ると白っぽくなる場所が出てきます。

このおかげで普通のセーターと比べてラフな雰囲気に繋がります。

色ムラが目立つのは首・手首・裾まわりの3ヶ所。

洋服の先端は目立つ部分なので、普通の無地セーターより普段着っぽい雰囲気が出てくれます。

使い込んだ古着みたいなので最近の流行りにピッタリな仕様です。

あとおもしろいのは肩や脇の縫い目。

実はこのセーター、洋服を裏返したような仕様になってます。

これはあえて裏を見せる「インサイドアウト」というテクニックの1つ。

袖ぐりや脇も同じつくり。

自然な見え方なので「間違えて裏返して着ちゃってる」という感じにはなりません。

このあたりも色ムラが出やすいので、全体的にラフな印象がかなり強く出てます。

ちなみにこの服、裏返すと逆にスッキリしたデザインになります。脇の素材タグとかを切ってあければ、リバーシブルで着るという楽しみ方もアリです。

https://www.gu-japan.com/feature/pleatedskirt/sp/

色展開は他にブルーとベージュがあります。

写真だとブルーも良さそうですが、実物は妙なテカリがあって加工に違和感を感じました。

別に気にならないという人もいそうですが、より自然な加工なのはグレーとベージュ。さらに色の使いやすさを考えたら、グレーを選ぶのがベターでしょう。

実際に着てみるとこんな感じ。

形はユニクロのミラノリブセーターみたいにシンプル。けれど加工や裏地を見せるなど、小技を効かせたアジのあるセーター。

かなり本格的に使ってるのに値段は2,990円。

ユニクロセーターは値上げの影響で3,990円が多いので、GUのほうがコスパはかなり高いです。

シンプルな無地セーターに飽きた人は是非チェックしてみてください。

②コットン100%で1年中使える

このセーターの素材はコットン100%。

ウールセーターのような毛羽立ちはないですが、表面は少しデコボコしてます。これもユニクロのミラノリブセーターと似てます。

生地はしっかりした厚みがありスウェット感覚で着れます。春服ですが秋冬も使える生地なので、寒い1,2月に買ってもすぐ着ることができます。

そもそもGUセーターでコットン100%というのが珍しい。GUは化学繊維を使ったセーターが多く「デザインは良いけど風合いが…」と感じがち。

コットン100%なので敏感肌の人でも問題なく着れます。グレーなら加工も自然に見えるし、言うことなしのクオリティです。

洗濯前後の伸び縮みを比べました。脱水時間は短めで、平干しをしてます。

結構伸び縮みしましたが、気をつけてほしいのは着丈が短くなったこと。4cm近く縮んだので1サイズ分くらい変わります。

ハンガー干ししたらそこまで縮まないかもしれませんが、変化する可能性を考えて選んだほうがベターです。

③Lサイズ以上を推奨

最後はサイズ選びのポイントについて。

身長162cmでLサイズにしましたが、そこまでダラしない印象は出ません。

洗濯で着丈が縮んだのでこの選び方がベター。袖先がリブなので多少長くても手首でしっかり固定されます。

脇まわりは緩めですが、裾まわりは腰に少しフィットしやすいつくり。小さいサイズだと、腕を上げたときにセーターが引っ張られてストレスを感じると思います。

もう1つはハイネック・タートルネックTと重ね着するため。横幅を広いLサイズにすれば、重ね着してもゆとりができます。

下半身にスラックスを合わせてますが、セーターの普段着らしさが強いので、スーツ・仕事着の印象は出にくい。

スラックス・ジーンズどちらとも合わせやすい。そういうバランスの良さもこのセーターの良いところです。

なのでいろいろ考えると、多少大きいサイズのほうが使いやすいでしょう。

①加工が本格的なニット
②コットン100%で1年中使える
③Lサイズ以上を推奨

ぜひ購入を検討してみてください。GU ガーメントダイニットプルオーバー

 

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