ファッション

他人の服装を真似するときのポイント3つ【完コピ・一部分・似合うかどうか】

小柄の小松です。今回は他人の服装を真似するときに押さえておきたいコツについて。

インスタグラムやWEARなどのSNSを使えば、いろんな服装を探すことができる時代。

すると自分が尊敬する人・憧れる人の服装を真似してみたいと思うときもあるかもしれません。

僕自身も参考にさせていただいてる男性がいますが、実際に真似するときのポイントをいくつか紹介したいと思います。

他人の服装を真似するときのポイント3つ【完コピ・一部分・似合うかどうか】

タイトル通りですが、真似するときのポイントは大きく分けて3つあります。

真似(=パクリ)と聞くとどうしてもネガティブな印象があるかもしれませんが、徹底的に突き詰めていくと、それを自分の”オリジナル”として消化することができます。

何も考えず”完コピ”を目指す

まずここが一番のポイント。真似する相手と服装が決まったら、ひたすら”完コピ”を目指すことです。

その服装が優れているほど、完コピをすることで相手の考え方を自分に落とし込むことができるからです。

黒いサングラスを使ってることは一旦スルーしてほしいんですが、たとえばこの服装。

これは僕と身長の近いneederさんという方のマネです。ところどころ違う部分もあったのですが、可能な限り再現しました。

普段の自分なら絶対にやらない組合せなんですが、スラックスの使い所・色の統一感など、普段の自分が意識してない部分を実感することができました。

もうひとつ真似したのがこちら。

もとの服装を見てもらうとわかりますが、今度は使うアイテムもなるべく揃えています。

けれど似たようなアイテムで固めてもまだ違う。こうなったときに「どこがどう違うのか」を考えると、新しい発見が次々と出てきます。

バッグの素材、Tシャツの袖まくりの有無、サングラスの金属部分など。お手本コーディネートをじっくり見ていくと、体型以外にも違うところが多いと気付けるんですね。

しかしここまでやると限界も見えてきました。僕が黒いサングラスを掛けると不完全なター◯ネーターにしか見えず、どうしてもカッコよくなれなかったんですね…。

やる前からわかりそうなものですが、似合う・似合わないというのは頭の中だけで考えていても答えがハッキリしないことが多めです。

「どうせ自分には似合わない」と頭の中だけで考えるのではなく、実際にやったことで自分とアイテムの相性を痛感できた。

なので現在は、ひとまず黒いサングラスは使わないことにしています。

そして誰かの真似を続けていると、必ずといっていいほど外部からツッコミがとんできます。真似なんていつでもできるから、わざわざやる必要はないと思われることもあるでしょう。

けれど実際に真似してみると意外と難しく、画像だけではわからない服装の”裏”が見えてきます。

「だからこの組合せにしてたのか!」というのを肌で実感できる。その感覚はやったことのない人には絶対わかりません。

不器用でもいいので、まずは完コピを目指す。これが第一ステップです。

似合わなければ別のモノで代用する

完コピを目指すといっても、どこまでやってもお手本と同じ完成度に届かないことがあります。どうしても自分には似合わないアイテムもあるからです。

そういったときは、限りなく近いアイテムを代用してみるのがいいです。ここから自分のスタイルに寄せていくことができます。

すでに書いたとおり、少なくともいまの僕には黒いサングラスが似合いません。

けれどサングラスではなくて普通のメガネだったらどうか?そこで自分の顔に合うメガネを探すようになりました。

サングラスを使っていて感じたのは、顔周りに小物があると視線が上に誘導されてコーディネートが引き締まって見えやすいということ。

実際これは普通のメガネでも近い効果がありました。なので僕の服装は基本的にメガネを掛けたものが多くなっています。

またお手本としているneederさんはスラックスを使う頻度が高いですが、最近の僕は完全にジーンズ派。

僕のほうが身長が低くて脚が太いので、スラックスだとどうしても脚がパツパツになって綺麗なシルエットになりにくい。

なので現在の僕は黒スキニー・インディゴデニムが中心。スラックスの緩いシルエットを再現するために、膨張してみえるインディゴデニムを頻繁に使っています。

サングラス・スラックスをメガネ・インディゴデニムに置き換えたことで、自分のスタイルを段々形にしていくことができたんですね。

どういう形・素材のスラックスを選べば解決できるかは段々わかってきたので、いずれ取り入れる予定はあります。

けれどどうしても似合わないアイテムは一旦諦める。別のモノで代用しながら、定期的に似合うアイテムを探してみるというのが有効です。

“部分マネ”を繰り返す

いくつか完コピを目指して似合う・似合わないの傾向がわかってきた。そこから先は”部分マネ”がとても効果的です。

部分マネとは、文字通りお手本コーディネートの一部分だけをマネすること。

これを繰り返していくと、最終的に自分のオリジナルの型がつくれるようになってきます。

すでに書きましたが、僕はインディゴデニムを使う頻度がとても増えました。

そこでneederさんがインディゴデニムを使ってる着こなしを見てみると、合わせてる靴はレザーのものが多いことに気付きました。そして靴下は白orグレー。

黒のレザースニーカーは理想のものが見つからないので保留。白い靴下は汚れが気になるので個人的には履きたくない。

すると手持ちのアイテムで再現できる組合せはグレー靴下+黒の革靴。これがいまの僕の定番スタイルになっています。

そしてバッグに注目すると、neederさんはほとんど黒いバッグだけを使っていることがわかります。

なので自分も形の違う黒バッグをいくつか持つことで、着こなしによって最適なものを選ぶようになりました。

上半身にボリュームのある着こなしのときはトートバッグやボストンバッグを合わせているので、その要素を取り入れたりもします。

他にもロングコートは縦向きポケット型が多かったり、形の違う黒いカードケース・ポーチが多いなど。同じ服装を見ていても、新しい発見が次から次へと出てきます。

またメガネとサングラスを比べると、サングラスのほうが視線誘導の効果が高いので、僕はそれを補うためにメガネ+ニット帽を使うことがあります。

しかしneederさんは帽子をほとんどかぶらない。その結果、参考にしてるけど違う印象のコーディネートをつくることができるんですね。

洋服のお直しに関しては自分で思いつくことが多いですが、着こなしはneederさんのものから考えはじめて、最終的に自分流に寄せるのがほとんどです。

体型・服選びの好みが違えば服装は段々変わってくる。なので真似をすればするほど自分のスタイルが明確になっていくんです。

誰かのマネをすると聞くとカッコ悪く抵抗を感じるかもしれません。ネット上では個性がないとか、自分に自信がないからなど否定的な意見もチラホラ見かけます。

けれど真似はこれまでの自分の服装の考え方をガラッと変えるキッカケになります。

まずその時できる範囲で徹底的にマネて、そこから見えてきたものを普段の自分の服装に活かしていく。1人で悩んでいるよりもずっと効果的です。

 

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