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モッズコートとテーラードジャケットの相性がいい理由【インナー映え】

小柄の小松です。今回はモッズコートの中に着るインナーについて。

デニムジャケットからセーター・シャツまでいろんなパターンを見かけますが、「結局どれがいいの?」と疑問に思う方も多いはず。

どれを使うにしても全体のバランスで相性の良さは変わりますが、今回はテーラードジャケットを合わせるパターンについて書いていきます。

モッズコートとテーラードジャケットの相性がいい理由【インナー映え】

ということでモッズコート×テーラードジャケットの着こなし提案です。

下記に使用アイテムを載せてますが、後ろの数字がサイズです。

使用アイテム
ユニクロ×JWA:モッズコート(XS)
ユニクロ:オープンカラーシャツ(S)
ユニクロU:ジャージーテーラードジャケット(XS)
ユニクロU:ウールブレンドジャージーパンツ(73)
ユニクロ×JWA:リブソックス(25〜27cm)
KLEMAN:FRODA(40)
KAIKO:ナイロンリュック
KAIKO:シルクニットタイ
ユニクロ×JWA:ニットグローブ(M)
amp japan:イヤーカフ
Paul Smith:コンビメタルハーフリム

この着こなしで気を付けたポイントを書いていきます。

インナーにスーツ要素を取り入れよう

そもそも最近の洋服のトレンドを踏まえると、モッズコートを着るときは合わせる服を大人っぽくしたほうがいい傾向があります。

モッズコートは昔のイギリスの若者が取り入れたことから広まったといわれてますが、もともとは軍用品。いわゆる”ミリタリー”です。

ミリタリーの洋服はデザインが必要最小限に抑えられているとはいえ、スーツと比べるとラフな印象が強い。

そして洋服の着こなしはやや大人っぽくまとめたほうがカッコよく見えやすい。

となればジャケットやスラックスなど、スーツの大人っぽさを取り入れてバランスを取るほうが簡単なんですね。

以前こういった服装を提案したことがありますが、ここでもスーツ要素のあるアイテムを多く使ってました。

スラックスや革靴・レザーバッグがわかりやすいかと思いますが、ウールのセーターもその1つ。

秋冬のスーツスタイルでは中にセーターを着ることが多いですよね?

ここではスラックスと近い色のものを使って色数を少なくし、大人っぽさが強くなるようにしています。

シャツは春夏のオープンカラーシャツというのを使ってます。

このシャツ自体はスーツで使われることのないアイテムですが、組み合わせ方をスーツスタイルに寄せることで、スーツ風に見せています。

ちなみにネクタイは”ニットタイ”。100%ビジネス用のネクタイだと「仕事用のアイテムを無理矢理合わせた」ような印象が出やすい。

なので普段着らしさを出すためにニットタイにしました。

今回の着こなしも上と近いですが、スーツ要素のあるジャケットを使っています。

セーターをジャケットに変えたことでよりスーツ要素が強くなりましたが、明るいシャツの面積を増やしたり、リュックに変更してラフな印象を出しました。

デニムジャケットを使った着こなしがNGというわけじゃないですが、最近はジャケット・スラックスなど大人っぽい洋服をメインにする着こなしが多い。

細かい工夫は必要ですが、スーツ要素をアイテムor組合せで表現すればモッズコートとのバランスが取りやすくなるんですね。

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ジャケットのボタンを閉じるメリットとは?

今回はジャケットのボタンを閉じていますが、実はこれも工夫したポイントの1つ。

当たり前といえばそうですが、ボタンを閉じると中央にジャケットのパーツが集中しますよね?

つまりインナーの”装飾”が増えるので、同じような無地の服より地味に見えにくくなるんですね。

今回はジャケットのボタンを2つとも閉めてますが、こうすると1つ閉じたときより装飾が増えることになります。

一般的なスーツ用ジャケットだと、2つボタンを閉じたら腰回りが窮屈になりがち。

けれど最近のトレンドを踏まえたジャケットは身幅が広く、ボタンを2つ閉じてもゆとりがあるものが多い。

なのでその特徴を生かしてボタンを閉じました。

たかがボタンですが、これがあるかないかで結構印象は変わってくるもの。

最初に載せた着こなしは無地セーターだったので、シャツの裾をチラ見せして地味に見えないよう工夫しました。

白Tシャツを挟んだりすることも多いですが、共通してるのはインナーが立体的に見えるようにすること。

洋服のデザインや明るい切替など。コートの中に着るインナーは少しの工夫が必要になってくるんですね。

ちなみに今回のジャケット、一般的なジャケットよりも少しラフな形になってます。

スーツの腰ポケットはフタ付きで縁が見えない仕様ですが、このジャケットはフタ無しで縫い目が目立つ”パッチポケット”。

さらに胸ポケットが付いてないので、あくまで普段着用のイメージが出せるジャケット。なのでスーツスタイルを意識してもキメすぎになるのを少し防いでくれます。

今回はニットタイを使ってますが、ないほうがより普段着っぽくなるのでここは調整次第。

http://www.soe-tokyo.com/collection.html

イメージとしてはこんな感じです。

今回の提案と似たような着こなしですが、ネクタイを使ってないのでより普段着の印象が強まってます。

どちらにしてもモッズコート型の服をジャケット・スラックスで整えるというのは結構便利。

秋冬だけでなく春にも使える発想なので、モッズコートのインナーに迷ったら試してみてください。

ということで今回のポイントは…

・モッズコートはスーツ要素で整える
・ジャケットのボタンを閉じてみよう
・シャツ、ネクタイは着こなし毎に調整

あくまで提案ですので悪しからず。

ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。

 

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