ファッション

シンプルな服は残りやすく、柄物ほど飽きやすい現実【来年着れるか考える】

小柄の小松です。今回は飽きやすい洋服とその解決策について。

シンプルな着こなしが流行った数年前と比べると、最近は柄物・ゆったりシルエットなどに流れる傾向があります。

けれどそのトレンドに乗って買った服は、来年も着ているでしょうか?

段々着なくなって、気付いたらクローゼットにあることすら忘れてしまっていないでしょうか?

シンプルな服は残りやすく、柄物ほど飽きやすい現実【来年着れるか考える】

タイトルのとおりですが、洋服はシンプルなものほど長持ちしやすく、柄やシルエットが特殊なものほど飽きる確率が高めです。

着こなしの難易度が高い服は段々着なくなり、それが違和感として残り、捨ててしまう結果に繋がりやすいからです。

その解決方法をザックリいうと「これは来年も着れる服かな?」と考えること。

具体的には柄物のデメリット、トレンドとの向き合い方を知ることが大事になってきます。

柄服の着こなしが限られる理由

柄の入った服の着こなしが限られるのはなぜでしょうか?

科学的な根拠は説明できませんが「メンズファッションで好まれやすいのがシンプルな服装だから」というのが大きいと考えられます。

女性のファッションは小物使い・ゆったりしたシルエットなど華やかな服装でも違和感は出にくいですが、男性はスーツをベースにした無地の服装が好まれやすいもの。

ニット・スラックスを使った大人びた着こなしでも、Tシャツ・デニムを使ったラフな着こなしでも同じ傾向があります。

そんななかで柄服を使うとなると、合わせる服はさらに色数を抑えて細身のシルエットに調整することになります。

たとえばこんな感じ。柄服以外をモノトーンに抑えてバランスを取っています。

奇抜なデザインの服はどうしても主張が強いので、普通の着こなしに取り入れる場合は面積を抑える必要が出てきます。

もちろんその着こなしがメチャクチャ好きで、組合せは1つだけでいいという場合は別です。自分はとにかく柄物が好きという方も全く問題ありません。

けれど単にトレンドだからという理由で、普段あまり着ない柄物を買ってしまった場合、その服を活かすことができる人は限られてくるでしょう。

着こなしが限られる柄服は、初心者ほど手を出さないほうが安全なんです。

トレンドは最小限追いかければいい

そうはいっても、柄物がトレンドだと言われたら自分も持っていないと不安という方もいると思います。

けれど考えてみてほしいんですが、トレンドは1つだけとは限りません。

最近だと大人びたテーラードジャケット、ポケットが2つ付いたワークシャツ風のデザイン、バッグの小型化。そして柄物。

このようにいくつかのキーアイテムが混ざり合って全体の流れができていることがほとんどです。

たとえば最近は男性でも小さめのバッグを使う人が増えているそうです。

こういった小ぶりバッグを1つ持っていれば、それだけでトレンドを意識した着こなしに見せることはできるわけです。

パッと見は無地に見えるニットでも、肩に目立つ縫い目が入っているだけで地味な印象は防げます。

どれか1つの要素をほんの少し取り入れるだけでも、トレンドに寄せることはできる。

なのでムリして苦手な柄物に挑戦する必要はないんです。

結局シンプルな服のほうが残りやすい

1着の洋服を捨てずに長く使いたいという場合、シンプルな服のほうが残りやすいのは間違いありません。

主張の少ない服同士なら、掛け算方式で洋服の着こなしを考えやすくなるからです。

たとえば僕の持っているなかで最もシンプルな服といえば白Tシャツ。

1枚で普通に着るだけでなく、やろうと思えばスウェットなどと重ね着することもできます。

ボーダーや柄物も魅力的ですが、ハデじゃなくても着こなし次第でいくらでもアレンジすることは可能です。

低身長男子だと、特にパンツは顕著です。

最近はチェック柄のパンツが流行っているイメージがありますが、身長が低い場合は脚をスッキリと見せたほうが得。

下半身に柄を使うハードルの高さはハンパじゃないので、トレンドではなく印象を整えることに特化したほうが確実です。

洋服の着こなしはデザインだけでなく、シルエットや色合わせでも変化をつくれるもの。ショップスタッフさんの服装を見てるとそれがよく分かります。

なのでシンプルな無地服ほど合わせやすく、飽きずに手元に残りやすいといえます。

好きな洋服は気分を上げてくれますが、何百着も持っていると1点1点への愛着はガクっと下がるもの。

“一生使える”というのは難しいですが、少なくとも来年も着れるようなモノ選びを中心にしたほうがいいでしょう。

 

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