小柄の小松です。今回は洋服に飽きる原因について。
“洋服好き”と一括りにいっても、体型・仕事や家庭環境、そしていまの生活の満足度もみんな違うもの。
洋服の選び方もそうですが、生活スタイルとも関わりがあるというのが今回の話です。
いつも同じ服を着てる=洋服に飽きるは誤解?【プライベートの充実が大事】
タイトル通りですが、同じ服を着てると飽きるという意見を耳にすることがあります。
けれどこれには誤解があると僕は思います。
同じ服を着てるからではなく、生活が変わりばえしないことが”洋服に飽きた”と錯覚させているのではないでしょうか?
ミニマリストはなぜ同じ服を着てても飽きないのか?
まず、世の中には同じ服を着てても飽きないという人達が存在します。わかりやすくいうとミニマリストと名乗っている方々ですね。
洋服に限らず、同じものを何度も見ていると飽きてくるのは人の本質だと言われていますが、なぜミニマリストは同じ服に飽きることがないのでしょうか?
それはミニマリストが”本業に集中しているから”というのが大きいと考えられます。
ミニマリストといっても、彼・彼女らは別の本業を抱えています。普通の会社員・職人・ブロガーやパフォーマンスをする方まで様々。
彼らの行動を見ていると、洋服の数が少ない傾向にありますが、仕事に集中するためにそのスタイルになっている方がとても多いです。
https://camp-fire.jp/projects/view/84468
芸能人でわかりやすいのは、お笑い芸人で絵本作家であるキングコングの西野亮廣さんですね。
彼は知人から貰った服+ユニクロというスタイルをずっと続けているそうで、実際Tシャツ+スキニー+コートというイメージがかなり強い。
たまに違う服装になってることもありますが、基本的に数パターンしか着ていない印象があります。
どこかで公言してたと思いますが、普段の活動に集中するため、洋服に関して考える時間をカットしているそうです。
https://sekainodaihugou.net/jobs-huku-5406
海外だとAppleのスティーブジョブズ氏も有名ですね。タートルネックにデニム・スニーカーを合わせるスタイルを貫いてました。
彼らは本業に集中する時間を確保するために、洋服に関して徹底的に時間を削っています。
つまり飽きるという発想そのものが起きない生活スタイルになっているわけです。
「本業に集中してるけど、洋服には飽きるよ」という方もいると思います。
その通りだと思いますが、人間は瞬間的には1つのことしか集中できないという特徴があるので、本業が忙しい人ほど”飽きてるヒマがない”というのは確かでしょう。
仕事や私生活など、何かに徹底的に集中していれば同じ服でも飽きづらい。逆に集中できていない場合、洋服好きの方は別の服を買いたくなりやすいということになります。
こだわって選んでいれば飽きない
ミニマリストを例に同じ服に飽きない理由を書きましたが、どんな服でもいいかというとそうでもありません。
自分のこだわりポイントを押さえた服だからこそ、同じ服でも飽きにくくなるからです。
https://sekainodaihugou.net/jobs-huku-5406
たとえば上で例に出したスティーブジョブズ氏ですが、彼のタートルネックは日本のイッセイミヤケというハイブランドのオーダーメイドです。
身体に合うように採寸し、左右の重さなどのバランスも考えて、最初は少なくとも50着はオーダーをかけたのだとか。
しかもこのタートルネック、いっとき同じ素材の製造が中止していたので似た素材で生産して届けたところ、素材が違うということで返品されてしまったそうです。
専門家じゃないのに素材のわずかな違いに気づいたのがスゴイところ。洋服に関する時間を徹底的にカットしつつ、着心地には圧倒的なこだわりがあったわけです。
ジョブズほどのこだわりが必要かは別として、普通の人でも自分の感性にハマる服選びをすることはとても大切です。
このカーディガンはユニクロのものですが、洗濯してもシワにならず、素材もボタンも高級感があって軽い着心地。
カーディガンというのは春夏と秋冬で素材が違いますが、正直これを超えるものがしばらく現れる気がせず、飽きもきません。
他にもアイロン掛け不要のシャツや、洗濯機で洗えてベルト不要で履けるスラックスなど。めんどくさいケアを排除することで飽きにくくする工夫ができる。
持っているものより良いものが出たら飽きてしまう可能性もありますが、いまの時点でこだわれるだけこだわって選べば、飽きにくくなるのは間違いありません。
洋服がストレス解消の手段になっていないか?
同じ洋服に飽きて別のモノを買ってしまう原因として、単純にストレスを解消する手段になってる場合もあります。
買い物するという行為は”ドーパミン”という快感を感じる物質が出るので、それが衝動買いに繋がる可能性が高いんです。
しかもこのドーパミンは”新しいもの”に対してより強く反応するそうで、たとえば発売前の商品を眺めているだけでも分泌されてしまう。
そこから発売日に一気に衝動買いすることでドーパミンが加速して、興奮状態になってしまうわけです。
仕事や人間関係でイヤなことがあったときは、買い物でストレス解消したくなりやすいですが、洋服は単価が高くて部屋を圧迫しやすいもの。
クローゼットに服がたまるほど1点への愛着が少なくなり、飽きるということに繋がっていくでしょう。
余談ですが、買い物でストレス解消するなら”日用品”が効果的です。かならず使う消耗品であれば、お金・収納どちらも無駄が出ないので。
雑貨でなくても、たとえば30円のチョコを買うと決めるのもアリ。食べすぎるとドーパミンが出すぎるので注意が必要ですが、コストは洋服の100分の1くらいに抑えられます。
いつも同じ服を着てるから飽きるとは限りません。
こだわって服を選べているか。プライベートに集中し満足できているか。
僕自身もまだまだ洋服選びに失敗することが多いのでかなり難しい話だと思いますが、頭の片隅に入れておきたい考え方です。