小柄の小松です。今回はユニクロ×イネスコラボのレディースジャケットについて。
フランス出身で自身のブランドも手掛けるイネス・ド・ラ・フレサンジュ。
ここ数年のユニクロで春夏・秋冬に展開される定番コラボですが、基本的にはレディースアイテムです。
低身長男子は身長の低さを活かして女性の服を着ることもできますが、女性服は独特なシルエットなので、男性にハマるものはなかなか見つかりません。
けれど今回のコラボにはとてもシンプルなアウターが1点ありました。その魅力を紹介していきます。
✳︎今回Lサイズを紹介していますが、あらためてサイズを見直します。XL〜3XLで一番ハマるサイズを模索中なので、決まり次第更新します。
メンズも使える2019年秋冬ユニクロ×イネスのキルティングジャケット
こちらが今回紹介するユニクロのキルティングジャケット
身長162cmの小松はブラックのLサイズを購入しました。
シンプルな秋冬の定番ジャケット
まずはアウターの名前について。キルティングジャケットは、中綿が入っていて全面に斜めのステッチが入ったアウターのことです。
イギリス製のものが定番らしく、スーツにも街着にも合わせることができる万能アイテム。
中綿が入っているので防寒性が高く、けれどアウターの厚みは少なめ。着膨れしがちな秋冬でもスッキリした着こなしができます。
キルティングジャケットはスナップボタンというパチッと留めるものが多いようですが、このジャケットは普通に穴に通すタイプ。
ボタン自体はプラスチック製だと思いますが、程よい大きさで安っぽさは感じられません。
また、左右どちらも裏表にポケットがついています。ボディにそのまま縫い付けるパッチポケットという形になっています。
ポケットの幅は表が縦横14.5cm×13.5cm、裏は11.5cm×10.5cmくらい。
表は14cm×7cmのiPhoneXがギリギリ収まる大きさです。裏は小さめなので、メモ帳・カードケースなど小ぶりなものなら入ります。
コーデュロイの切り替えアウター
次にこのジャケットの素材についてですが、秋冬らしさのあるコーデュロイ生地が使われています。
まず一番目立つのは襟。
襟自体がコンパクトな形なので、厚みが出るコーデュロイでも野暮ったくなりすぎないバランスになっています。
おもしろいのが袖裏にもコーデュロイが使われていること。
幅7.5cmと少し長めの切り替えなので、袖をまくれば着こなしの小さなアクセントにもなってくれます。
それと細かいですが、ポケット・袖の脇には赤いステッチが入っています。
これはイネスコラボのアイテムに入っていることが多いデザイン。
面積は小さいですが、シンプルなアウターに華やかさをプラスしてくれます。特に黒やネイビーに付いているとメリハリが出てバランスが良くなる印象がありますね。
攻略のカギは”身幅のお直し”
シンプルなデザインで男性でも使いやすいアウターですが、実はシルエットに難点があります。
身幅が広すぎて、膨らんだシルエットになってしまうことです。
https://zozo.jp/sp/shop/ships/goods/22242174/?did=64365012
すでにお直しをしたので、こちらはイメージ画像。
キルティングジャケットの身幅が広いと、こんな感じに前後が大きく広がってしまうんです。
今回のイネスジャケットもこれと同じように広がるので、低身長男子がそのまま使おうとすると野暮ったさのあるシルエットになりやすい。
そこで試したのが、背中の身幅を絞るお直しです。
うっすらと縦の線が2本入っているのがわかるかと思います。これは元々なかったものです。
背中の左右を縫い付けてもらい、裾の広がりを最小限に抑えるようにしました。
裏から見るとこのような感じ。数センチずつ織り込んである状態です。
ダイヤの模様がズレないように配慮してもらったので、表からはお直しの後がほとんど目立ちません。
絞りは左右均等に入れてもらったので、最初からこういうデザインだったかのような仕上がりになっています。
あまりにもタイトにしてしまうと重ね着がしにくくなるので、身幅は少し余る程度に調整。
これで野暮ったさの少ないシルエットに抑えられます。
お直し代が4,000円ほど掛かっていますが、キルティングジャケットを男性ブランドで探すと大抵はオーバーサイズになりがち。
なので低身長男子ならイネスジャケットをお直しして使うという選択肢を考えてみてもいいでしょう。
秋冬はロング丈コートが便利ですが、ショート丈アウターも持っていると着こなしのバリエーションを増やしてくれるもの。
イネスコラボの隠れた名作。争奪戦のユニクロUと違って完全に”穴場”なので、ゆっくり時間をかけて購入を検討することができます。ユニクロ キルティングジャケット