小柄の小松です。今回はダッドスニーカーを自然に履きこなすコツについて。
ダッドスニーカーは名前の通り「お父さんが履くような靴」です。ハイブランドが出して日本でも爆発的に流行りました。
ただ最近はさすがに浸透しすぎて、逆に履いてると時代遅れな雰囲気が出ることもあります。
そこで今回はブームが去ったダッドスニーカーの活用方法について、ポイントを話したいと思います。
大きいダッドスニーカーの流行りは終わり?ダサいと思わせない3つの方法【春コーデ】

ということでダッドスニーカーを使った着こなし提案です。
今回使うのはニューバランスのML2002Rシリーズ。明るいグレーでボテっとした雰囲気があるスニーカーです。
ポイントを3つ提案しますが、全部に共通してるのは「靴をなるべくコンパクトに見せる」ということです。
①デニムのロールアップを活用

まず1つめはジーンズを使った方法。
ダッドスニーカーがダサく感じるのは「靴があまりに大きすぎるから」が特に大きいです。
流行りはじめは新鮮だったと思います。けれど今はほとんどの人が持ってるので、むしろ見飽きるレベルになってしまった。
その反動で最近はコンパクトな靴が注目されはじめてます。
大きい靴はみんな持ってるので、差別化するために細い靴へ移ってきてる、ということです。

特に最近増えてるのは「ワイドパンツ×少し細いシューズ」の組合せ。
ワイドパンツはまだ主流ですが、靴だけを小さくして細く見せるのが増えています。「下半身が段々細くなってきてる」というイメージです。
これから数年かけて下半身はさらに細くなってきます。なので靴はなるべくコンパクトなほうがベターということになります。

そこで1つめの方法がジーンズの裾を太くまくること。いわゆるロールアップという方法です。
当たり前といえばそうですが、ロールアップが太いほどパンツが目立つことになります。そうすると大きい靴だけが目立つのを防げる。
これでボリュームスニーカーをちょっと小さく見せることができます。
写真のようにスニーカーとジーンズの裏地が近い色だとさらに馴染みやすい。
なので白やグレースニーカーを小さく見せるなら、ジーンズのロールアップがかなり効果的です。
②明るいワイドパンツを使う

次はパンツの色でカバーする方法。
「靴をコンパクトに見せる」のが今回のテーマですが、もう1つ便利なのが明るいワイドパンツ。
ワイドパンツはもともとボリュームがあるパンツ。そして色は明るければ明るいほど太く見える特徴があります。
つまり明るいワイドパンツはかなり大きく見えることになります。そこにボリュームスニーカーを合わせれば、靴を相対的に小さく見せられるんですね。

明るいワイドデニムだとこんな感じ。
最近流行りの裾がブワッと広いフレアデニム。靴よりもパンツが目立つので、ボリュームスニーカーの主張を抑えてくれます。
この組合せのときは上が細くて下が太い「Aラインシルエット」をつくるのが簡単。
ワイドデニムは下半身にかなりボリュームが出ます。上半身もオーバーサイズだとダボダボになるので、上だけ細くしてメリハリをつけるのがベターです。
トップスはそこまで極端に細くしなくてOK。いつもより少し着丈を短くするだけでも大丈夫です。

明るい色だと白いワイドパンツも活用できます。
白は他の色より膨張して太く見えるカラー。さっきのワイドデニムより細いですが、膨張色の白ワイドなら靴のボリュームを抑えられます。
これもワイドデニムと同じで上半身をコンパクトにした方がスッキリ見えます。
基本的にワイドパンツのほうが明るい色なら、靴の大きさをゴマかせるということになります。
③靴下で一体感を出す

次はソックスの活用方法について。
靴とソックスを同色にして統一感を出すという方針です。「靴だけが目立たなければOK」という考え方です。
グレーで繋げると写真のような感じ。靴とソックスだけでかなりラフになるので、他を同色にしてシンプルにするのが簡単です。

黒でまとめるとこんな感じ。
ただ真っ黒なソックスは避けたほうが簡単です。素足と色の差が出すぎて足が太く見える確率が高いので。
柄に関してはライン柄など何でもOK。素足と馴染ませるために、なるべく明るい色が入ったものを選んでみてください。

黒スニーカーの場合は靴下を明るくするだけでもOK。
短パン×ソックスだと特に目立つのは靴下です。そこを明るくすれば靴のボリュームはそこまて目立たなくなります。
短パン×ソックスは好き嫌いが分かれる服装ですが、厚い春夏にはかなり便利。長ズボンよりラクなので、慣れるとハマると思います。
パンツもソックスも考え方は同じ。馴染ませたり色の明るさを活用すれば、ボリュームスニーカーを自然に使えるはずです。
①デニムのロールアップを活用
②明るいワイドパンツを使う
③靴下で一体感を出す
ぜひ今回の考え方を参考にしてみてください。
