小柄の小松です。今回はポールスミスのキーリングについて。
「洋服はたくさん持ってるけど、小物はまた今度でいいかな…」
いろんなブランドで魅力的な洋服を見ていると、小物はついつい後回しになりがち。ですが小物はブランドの個性が詰まっているものが多く、ファッションや着こなしを華やかにしてくれる装飾品。
今回は持っているだけで気分を上げ、着こなしのバリエーションも増やしてくれるキーリングを紹介したいと思います。
ポールスミスのオーバーチェックキーリングを使った感想【おすすめはブラック】
こちらが今回紹介するポールスミスのオーバーチェックキーリング
僕が購入したのはブラックです。
ブランドの特徴をギュッと詰めた小物
まずポールスミス(Paul Smith)とはイギリスを代表するブランドの1つで、創業者は同名のポール・スミスです。
ポールスミスの特徴としてよくいわれるのが「ひねりのあるクラシック」という表現。
イギリスの伝統であるスーツにはじまり、男性ファッションの基本的なアイテムに遊び心を加えたものが多いのが特徴です。
派手な柄やプリントもそうですが、特に印象的なのはマルチストライプ。
97年春夏コレクション用に、ブランドの特徴的なデザインを生み出そうとして、中央アメリカの国グアテマラの本を元に考えられたものだそうです。
そんなブランドの特徴をギュッと詰め込んだのが今回のキーリング。
プレートの下は黒・赤・青の線と、ピンク・黄緑・緑・黄色の線がクロスする形になっています。
さらに2色のチェックをズラして配置することで、プレート全体が立体的に見えるよう工夫されています。
チェック・ストライプ・ボディの色を合わせると、プレートだけで実に10色ものカラーが使われていることになります。
キーリングのデザインはブランドによって様々ですが、シンプルながら色と形が絶妙に配置されているのは、ポールスミスの遊び心そのもの。
ブランドのネームは裏に小さく刻まれているだけなので、身に付けていてもブランドのイメージを主張しすぎるということもありません。
それでいてポールスミスの特徴をきちんと反映しているデザイン。持っているだけで気分を上げてくれるアクセサリーといえます。
立体的で深みのあるブラック
カラーはシルバー・ブラックの2色展開ですが、僕が購入したのはブラックです。
ブラックとは言っても、実物はガンメタに近い鈍い色合い。濃い黒とはまた違った、深みのある表情を感じさせてくれます。
僕が以前持っていたキーリングはシルバーでしたが、シルバーは良くも悪くも目立つ色。
デザイン自体は気に入っていたんですが、こちらはキーリングの主張が強くなりすぎてしまうので手放してしまいました。
一方ポールスミスのキーリングは深みのあるブラック。
光の反射は最小限に抑えられ、プレートの立体的なデザインがコーディネートをちょっとだけ華やかにしてくれます。
たかが小物、されど小物。シンプルな服装に自然に溶け込んでくれる、とても重宝する色合いだといえるでしょう。
着こなしの幅を広げるアレンジ方法
細かい工夫が詰まったプレートは魅力的ですが、よりコーディネートに馴染むように、こういったキーホルダーを買って組み合わせることにしました。
リングに装飾を増やすことで、よりプレートの魅力が引き立つことを狙っています。
アンティーク調のゴールドを選んだのは、プレートのチェック柄の色を拾うためです。
ファッションでは”同じ色を散りばめる”というテクニックが使われることが多いんですが、キーリングのなかでもこういった工夫をすることで、少し違った雰囲気をプラスできます。
インスタグラムやWEARなどを見ていると、キーリングはパンツのベルトループに引っ掛けて使うパターンが定着しています。
これはSNS上では鉄板とも言える組合せですが、他にもカードケースなど別の小物と合体させるというアプローチもおもしろいでしょう。
小物といってもいろんな種類がありますが、1つのアイテムにどれだけバリエーションを付けられるかを考えるのも、ファッションの楽しみ方の1つだと思います。
ファッションは個性的な洋服もおもしろいですが、シンプルな着こなしを小物でアレンジするというのも楽しい。
キーリングとしてはもちろん、あなたのファッションをちょっとだけ華やかにする名脇役として活躍してくれるでしょう。ポールスミス オーバーチェックキーリング