小柄の小松です。今回は半袖ポロシャツでやらないほうがいい着こなしについて。
クールビズスタイルでも使うことが多い半袖ポロシャツ。普段着としてオシャレに着こなしてる方もいて、夏の便利アイテムの1つです。
けれど組合せによってはどうしても違和感が出る場合もあります。
今回は僕自身の失敗談も書きますが、この考え方を知っていると夏のポロシャツで大きな失敗を防ぐことができます。
ポロシャツでダサいと思われやすいメンズの服装【短パンだとゴルフウェア】
ということで今回は半袖ポロシャツに短パンを合わせた服装について。
タイトル通りなんですが、この組合せは普通の男性がやると”ゴルフウェア”になります。
似合わないのは着丈の短さだけじゃない
「ポロシャツ ダサい」とネットで検索するといくつかの理由が書かれた記事が出てきます。
「着丈が短すぎる」とか「派手なデザインが入りすぎてる」といった内容。たしかにそれらも原因の1つですが、もっと致命的なパターンがあります。
今回のようにポロシャツに短パンを合わせたときです。
昔の僕はブログ上でこの服装を提案したことがありました。
上下を暗い色で統一して、脚が長く見えやすいサンダルを履き、大人っぽく見えるメガネを足す。
色数を抑えてなるべく大人っぽく見せることを狙っていましたが、そもそも根本的なことが抜け落ちていました。
この組合せは”ゴルフウェア”のイメージが強いということです。
https://golf72.net/archives/golf-garments.html
上記の画像はみんな半袖ポロシャツに短パンという組合せです。
彼らは上下が明るかったりボーダー柄を入れているのでよりラフな服装ですが、この組合せ自体がゴルフウェアという印象を強くしてしまう。
実際にこういった服装をした40代くらいの男性を数名見かけました。
そのうちの1人はネイビーポロシャツに黒い運動用の短パンという今回と似た組合せでしたが、上下を落ちついた色にしていても運動用の服装にしか見えなかったんです。
そもそもポロシャツという服が生まれた背景を調べると、競技用の服として開発されたという話が出てきます。
ポロシャツはルネ・ラコステという有名なテニスプレイヤーが着ていたものが始まりとされています。さらに”ポロ”という競技のユニフォームとして採用され、この名前に定着していったのだとか。
テニスは紳士のスポーツとされているので、クールビズスタイルでもどことなく上品な印象があります(襟の形にもよる)。
けれどもとがスポーツアイテムなので、同じくスポーツ用のイメージのある短パンと合わせると運動着に見えてしまう。
その感覚が抜け落ちていたので、ポロシャツ=スーツ要素だと決めつけていたのが過去の僕だったのです。
着こなしは”イメージ”に勝てない
洋服の着こなしは特定のイメージに引っ張られるとおしゃれに見せるのが難しくなります。
細かい工夫をしたとしても、そう簡単に第一印象には勝てない。なので余程のイケメンでない限り、オシャレな服装として認識してもらうのは難しい。
たとえば最初の服装から少しアレンジを加えたとします。
ここでは短パンをよりスラックスに見える素材に変え、Tシャツを重ね着して裾からチラ見せしてますが、一度ゴルフウェアと認識されたらそれを覆すのは厳しい…。
モデルさんやそれに近い雰囲気を持った方なら似合うのかもしれません。
けれどそれを初心者がやる必要があるかというと、運動着に見られやすい組合せを無理してやる必要はないと個人的に思います。
短パンにはTシャツが安定
ということでポロシャツと短パンを合わせるのは避けたほうが安全です。
じゃあ夏の短パンには何を合わせればいいかというと、結局のところ半袖Tシャツが安定だと思います。
服単体でみると、ポロシャツよりTシャツのほうが子どもっぽくなるのは間違いありません。
ただゴルフやテニスなど競技のイメージに引っ張られることはなくなるので、子どもっぽく見えやすい短パンを避けてあげれば大きな失敗は防げる。
そしてポロシャツを使うときは、短パンではなく長ズボンを合わせるほうが安全。
特にポロシャツ・スラックスという組合せ自体はスーツ要素が強いので、これをサンダルやバッグなどで崩してあげればバランスは取りやすくなるでしょう。
ということでポロシャツの着こなしで気をつけてほしいのは…
・ポロシャツはもともと運動着
・短パンと合わせるとゴルフウェア
・長ズボンを使いつつ、小物で調整
僕自身もあらためます。ポロシャツを使った服装を考えるときは、ぜひ今回のことを頭の片隅に入れてみてください。