小柄の小松です。今回は子どもっぽく見える洋服を大人びた雰囲気にするための考え方について。
夏はなるべくラクな服装にしたいという方も多いと思いますが、Tシャツ・ジーンズ・スニーカーなどは子どもっぽく見えやすい。
そこでシャツやスラックスより上記の服のほうが好きという方に向けて、なるべく大人っぽく見えるための考え方をお伝えします。
今回の考え方を知っていると、夏の洋服を選ぶときの基準が分かりやすくなってきます。
夏のTシャツ・デニム・スニーカーの服装を子どもっぽいと思わせない方法【素材選び】
ということでTシャツ・ジーンズ・スニーカーを使った夏の着こなしを提案します。
下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
ユニクロ:スーピマコットンVネックT(M)
ユニクロU:スーピマコットンTシャツ(M)
ユニクロ:セルビッジジーンズ(31)
スプリングコート:G2レザー(39)
ユニクロU:トートバッグ
テンデンス:ラウンドガリバー
amp japan:オーバーラップフラットリング(17号)
Paul Smith:スクエアサングラス
この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
大人っぽさは”ツヤのある素材”で出せる
Tシャツやジーンズは気軽に着ることができる洋服ですが、これら自体はラフなアイテムです。
洋服の着こなしはスーツの大人びた要素を取りいれるとバランスを整えやすいのですが、Tシャツ・ジーンズはスーツで使われることのない間反対のアイテムだからです。
なので普通に選ぶとどうしても子どもっぽい印象が出やすいんですが、それをカバーできる要素が”素材”。
ガサガサとした風合いの服ではなくツヤのあるものを選んであげれば、スーツの大人びた要素を足すことに繋がってくれます。
今回のTシャツはユニクロの毎年が展開しているスーピマコットンという素材のもの。
このTシャツは繊維の細い糸を使った上品な光沢のあるコットン。写真でその風合いを伝えきるのは難しいですが、ガサっとした生地のものと比べると大人びた要素の強いTシャツといえるんですね。
パンツはユニクロのセルビッジジーンズというもの。実はこのジーンズもツヤのある生地です。
ジーンズは製造する段階で”洗い加工”をすることが多いのですが、その加工をしていないジーンズには糊(ノリ)が付いていて、光沢を出してくれる。
これは生デニムとかリジッドデニムとか言ったりします(厳密にはそれぞれ細かい違いがあるようです)。
細かい区分けは別として、実際にユニクロで手にとってみると、誰でもわかるくらい見ためが違います。
この一般的なものとは違う”ツヤの服”を使うことで、スーツの大人びた要素をプラスしてくれる。
今回明るめのTシャツを使っているので、黒やネイビーと比べると子どもっぽくはなりますが、ガサっとした生地のものよりは大人っぽさをキープすることができる。
スニーカーもレザー素材のものを使っており、スーツの革靴の印象を少しプラスする要素になっています。
Tシャツに関してはもう少し暗い色のほうが使いやすいとは思いますが、このようにラフな印象の服だけを使うときは、洋服の素材選びを意識すると極端な子どもっぽさを避けることに繋がってくれます。
ツヤに負けない小物を合わせる
また、合わせるバッグや小物についての工夫をしました。
Tシャツ・ジーンズのツヤに負けないようなアイテムを合わせてあげることです。
今回使っているバッグはナイロンという素材のもの。
ものに寄りますが、このナイロンはツルっとした光沢があり生地も比較的厚めのもの。光の反射の影響もありますが、少し存在感のあるバッグに見えていると思います。
この記事でも少し書きましたが、ツヤのある洋服にはデメリットも存在します。
ツヤか強いと一部分だけが浮いてしまい、着こなしではなくモノ単体が目立ってバランスが取りにくくなることがあるんです。
なのでツヤが目立つ服を使ったときは、なるべくそれに負けない小物を合わせたほうがバランスが取りやすい。
この服装では今回と同じTシャツを使っていますが、革のバッグを合わせることでTシャツだけが目立たないようにしています。
ツヤのある服=オシャレというわけではなく、服の特徴に合わせて組合せを考える。そういった工夫が必要になってくるので、着こなしのハードルは高くなる傾向があるんですね。
バッグだけでなく、メガネ類も”ツヤに負けない小物”として使えるアイテムです。
身長やスタイルを良く見せるうえでは、顔まわりに目線がいくよう誘導させたほうがいい傾向がありますが、なかでもメガネは特に簡単。
メガネを掛けていると事前に顔まわりに視線を誘導できるので、ツヤのある洋服だけが目立つのを防いでくれることになるからです。
普通のメガネではなくサングラスを使っているのは、Tシャツの色が関係しています。
ツヤだけでなく、色も明るく存在感のあるTシャツ。そこでブルーレンズのサングラスを使うことでTシャツだけが目立ないようにしました。
目線を上に誘導するだけなら帽子をありですが、今回のようにサングラスを使うというのも1つの選択肢です。
Tシャツ・ジーンズだけでバランスを取るときは、服の素材選びを意識してみる。服のツヤや明るさに負けない小物を合わせて、どこか1点が悪目立ちしないよう工夫する。
夏の着こなしを考えるときはぜひ今回の考え方を頭の片隅に入れてみてください。