小柄の小松です。今回は下半身に体型コンプレックスがある人のパンツ選びについて。
「お腹が出てるので目立たなくしたい」
「スポーツ体型で脚が太い」
「どうしても腰まわりが痩せない」
こういった悩みがあっても穿けるパンツの特徴を書きます。
今回の考え方を知ってると、パンツの選び方がよりスムーズになるかと思います。
太もも・ふくらはぎ・腰まわりが太いメンズのパンツの選び方とは?
このブログでは「パンツは基本的に”印象を整えるもの”」と書いてますが、脚や腰まわりが太いとパツパツで穿けないというものが結構出てきます。
選ぶポイントはいくつかありますが、そのベースとなるのは「身体のラインを拾わないパンツ」を選ぶこと。
これを頭の片隅に入れておくと、このあとの説明が分かりやすいかと思います。
ウエストより重要な「股上・わたり幅」とは?
お腹まわりが気になる人はウエスト・ヒップが広いパンツを選ぶと思いますが、実はそれだけでは足りないことが多いです。
お腹だけなら問題ないですが、太ももが太いとまだパツパツな印象が出てしまったりします。
そんな人は「股上・わたり幅」についても合わせて考えてみてください。
まず股上(またがみ)とは画像の矢印部分のことです。
股下(またした)はパンツの裾丈をあらわす数字ですが、股上は腰まわりの高さのこと。
わかりやすくするため、Tシャツの裾を入れ込んだ画像を使います。
ここが深ければ腰まわりにゆとりができ、身体のラインを拾わないで済みます。
ピタっと張り付いていると窮屈でパツパツな印象が出ますが、腰まわりより緩いサイズを選べば体型を隠しやすくなるんですね。
次にわたり幅についてですが、これは太ももの付け根の幅のこと。”もも周り”という表記のときもあります。
中央から脇までを測ったパンツの”半周”の長さ。ブランドによってはこの2倍の長さである”全周”をサイズ表に載せてることもありますね。
股上と同じ考え方ですが、ここの幅が広ければ太ももの形を拾わない。
つまり脚の太さがバレにくいということです。
僕は身長に対して脚が太いので、わたり幅に関しては特に慎重に選んでます。
ここ数年はゆったりしたサイズのパンツが多いので、探せば比較的ラクに見つけられますが、ブランドによっては極端に細身のパンツばかり展開してるところもあります。
スタイルのいい男性なら全く問題ないですが、脚やお腹まわりが太い男性はそういったパンツを避けたほうがベター。
僕は通販サイトのサイズ表でわたり幅が30cm以上のものを目安にしてます。ただしあくまで”予想”なので、実際に試着したほうが確実。
細かい話ですが、ウエストだけではなく股上・わたり幅も気をつけて選んでみてください。
素材はなるべく厚手がベター
次にパンツの素材についてですが、厚手のほうが体型を隠しやすい傾向があります。
生地が薄いと身体にフィットしやすくパツパツに見えるもの。
厚手or固めの素材なら、多少フィット感が強くても洋服の形をキープしやすく、身体と洋服の間にゆとりができるのです。
たとえばここでは黒いチノパンを穿いています。
サイズな比較的細身ですが、このパンツは固い素材なので多少フィットしても脚の形を拾いにくい。
最初から股上・わたり幅が十分に広ければ問題ないですが、中には太ももにギリギリ引っかかるサイズもあったりします。
けれど厚手・固い素材なら体型がバレにくいわけです。
ちなみにチノパンほど厚手・固い必要はありません。
同じスラックス型でも、比較的厚手なものはあります。
1年使える素材でも厚手なものはありますが、より簡単なのは、モコモコした秋冬用のスラックスです。
秋冬用のパンツは基本的に厚手なので、より脚の形を広いにくい。
生地の厚さで考えると、スラックスよりジーンズのほうが厚手なものは多いです。
そもそもジーンズはスラックスより凹凸のある素材。バキバキに細いジーンズは別ですが、少し緩めなら脚の形を拾わないシルエットになります。
基本的にはどのパンツを選ぶときも股上・わたり幅にゆとりがあるのがベターです。
けれどどうしても細身のパンツを穿きたい人は生地の厚さ・固さに注目してみてください。
単純にワイドスラックスを選ぶ
いろいろ考えるのが面倒という人は、単純にワイドスラックスを選んでもOKです。
ワイドスラックスとは文字通り「ゆったりしたサイズのスラックス」のこと。
基本的に股上・わたり幅が広く、身体にほとんどフィットしないので、生地が薄くても脚の太さはバレにくくなります。
ただし、アイテム単体で見ると細身のスラックスよりラフで子どもっぽい印象が強くなります。
なのでそのぶん革靴やレザーバッグなど大人びたアイテムを合わせたほうがバランスが取りやすいです。
https://clubd.co.jp/wp/post-203391
ちなみに”ワイドジーンズ”は選ばないほうが簡単です。
もともとジーンズはスラックスより子どもっぽさのある洋服ですが、それをダボダボにするとさらに子どもっぽく見えやすい。
ここ数年は20代前半の男性がよく穿いてるイメージがありますが、正直なところ「若いから似合ってる」というパターンが多い。
すべてのワイドジーンズがNGというわけじゃないですが、初心者が取り入れるのは難しいのでムリして買う必要はないでしょう。
ということで今回のポイントは…
・股上、わたり幅が広いと体型を隠せる
・生地は厚手、固めのほうがベター
・単純にワイドスラックスを選ぶのもOK
あくまで提案ですので悪しからず。
ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。