洋服はトップス・ボトムスともに毎日違うものを着るけれど、肌着は同じものを数枚買って着回す方がほとんどのはず。
洋服で1番大事なのは”肌着”なんじゃないかと最近思う。肌に直接触れるものだからサイズ・素材の違いで着心地は全く違ってくる。そのストレスを365日放置してたらそりゃネガティブにもなる。
肌着の選び方を工夫するだけでストレスが激減するなら、どんなイベントやセミナーに行くよりも安上がり。— 小柄の小松〜シンプルに生きる〜 (@komatsu162) 2019年2月8日
身体に直接触れる肌着でストレスを感じてしまうと、いくらお気に入りの服を着てもどこかぎこちない違和感を抱いてしまうものです。
冬の場合は防寒対策としてユニクロのヒートテックを使う方が多いと思いますが、このヒートテックにも着膨れ・肌に合わないなどのデメリットがあり、万能ではありません。
そこで小松がオススメしたいのが、同じくユニクロの肌着であるエアリズム。冬であってもエアリズムサポートタイツが防寒対策として使えるので紹介していきます。
意外と知らないエアリズムの素材
エアリズムサポートタイツは運動用として使うタイツですが、その素材に何が使われているかを知っている方はあまりいないと思います。
このタイツの本体に使われている素材はポリエステル・ポリウレタン・キュプラの3つ。
ポリエステルは速乾性、ポリウレタンはストレッチ性。キュプラはスーツの裏地に使われるもので、吸湿性・静電気が起きにくい・柔らかくしなやかという素材です。
並べてみると、この3つが組み合わさってることで肌に密着してもストレスを感じづらく、洗濯もしやすいという特徴がわかります。
一方でヒートテックタイツにはアクリルという素材が使われていますが、こちらは毛玉・静電気が起きやすいなどのデメリットを抱えています。
いくらヒートテックが暖かいとはいえ、履き心地や洗濯の問題があると日々の生活にジワジワとストレスを与えます。特に静電気は厄介。
パンツと肌の間に重ね着ができればそれだけで防寒に繋がるので、より薄手で履き心地のいいエアリズムのほうが使いやすいのです。
サイズ選びはヒートテックと全く違う

素材の話ばかりしても仕方がないので、買うときのサイズ選びのポイントを書いていきます。まずエアリズムとヒートテックのサイズ表を確認してみます。

こちらがエアリズムサポートタイツのサイズ表。

そしてこちらがヒートテックタイツのサイズ表です。表だけみるとウエストは同じで裾丈だけが違うように見えます。
小松は裾丈を短くするためヒートテックはXSを穿いていたので、エアリズムも同じサイズでいいだろうとタカをくくってました。ですがこの2アイテム、サイズ感が全く異なります。
ヒートテックはどのサイズでも問題なく穿けたのですが、エアリズムはXS・Sともに全く入らない。フィット感が強すぎて腰・モモ両方ともパツパツになってしまいました…。
脚の太い小松がどうにか穿けたのがMサイズ。ウエストは少しだけ緩くなりましたが、脚はちょうどいいサイズに収まりました。

ただ、そのぶん丈が異常に長くなるので、裾を自分で切ることに。

画面向かって左が元の長さ、右がカット後の長さです。クルブシが見えるところまで切りました。

仮に上まで引っ張ったとしてもクルブシ周りにクッションができ、靴下と合わせるとかなり膨らみます。絶対に切ったほうがいいです。

左足にユニクロのマークが付いているのでコレを目安に切るのがいいでしょう。小松はマークより少し上の位置で切りました。
左右を均等に揃えるのは難しいですが、防寒用の見えない肌着なのでそこまで気にする必要もないでしょう。
着膨れ具合をチェック。スラックス・スキニーと合わせてみた
丈の問題は解決できたので、エアリズムを穿いたときの着膨れ具合を確認してみました。
まずはスラックス。左がタイツ無しで右がタイツ有りです。違いはありますが、ゆったりとしたスラックスなので大きく目立つかというとそうでもありません。
今度はスキニーデニム。わかりやすいように黒ではなくインディゴのデニムを穿いています。
正直スラックス以上に違いがわからないレベル。モモ周りにわずかに違いはありますが、自分で見てもどっちがタイツ有りだったかわからなくなるくらいです。
ヒートテックだと厚みがあるので脚が太くなり、シルエットを犠牲にして防寒することになりますが、エアリズムだとほとんど見た目に違いが出ないのです。
自分で裾を切るという手間はありますが、最初にやってしまえばヒートテックの毛玉・静電気・着膨れとは無縁になります。
寒さが加速するとヒートテックを買い足したくなるものですが、ストレスが少なく春夏のスポーツ用としても使えるエアリズムのほうが使いやすいのは間違いありません。
値下げされたヒートテックを一時のしのぎで買うか、使いやすい定価1,990円のエアリズムを買うか。人によるとは思いますが、一度エアリズムを試してみる価値は十分にあります。