小柄の小松です。今回は春でも暑苦しくならないセーターについて。
セーターと聞くと秋や冬のイメージが強いと思います。でも洋服屋にいくと「春用セーター」というのも売っていたりしますよね。
「でも春にセーターって暑いんじゃないの?」と思う方もいるはず。そこで今回は春でも涼しさをキープできる便利なセーターを紹介。
しかも普通のセーターとは違うアレンジができる1着。その特徴を深掘りしていきます。
【ユニクロU】3Dクルーネックセーターが普通のニットと違う3つの理由【2022年春夏レビュー】
こちらが今回紹介するユニクロUの3Dクルーネック セーター
身長162cmの小松はグレーのLサイズを購入しました。
春でも暑苦しくないリネン入りセーター
「春でも暑苦しくない」と書きましたが、その理由はこのセーターの素材にアリ。
春用のセーターはコットンを使ったものが多いんですが、このセーターはリネン(麻)が全体の半分近く入ってます。
ユニクロは春夏になるとリネン100%のシャツを毎年売り出してますよね。
あの涼しさをセーターで再現したのが今回のアイテムなんです。
リネンとコットンが半分くらいの割合になってるので、適度に厚みはあります。
リネン100%の洋服は涼しいけど、そのぶんシワがつきやすいのが気になるところ。
洗濯したあとにアイロンを掛けないと、結構ダラシない印象が出てしまうので面倒です。
このセーター、手洗いしてみましたが特にシワが目立つわけでもない。
むしろ適度にクシュっとなる感じが使い込んだような風合いになって、いい意味で”味”が出てくれます。
ちなみに編み方が少しザックリしてるからか、内側が少しだけ透けるようになってます。
ただレディース服のようにガッツリ透けるわけではないです。もともとカテゴリーがメンズなので、ちょうどいい透け具合に抑えられてると思います。
デメリットは手洗い推奨になってるところ。洗濯機でガラガラ洗うのは避けたほうが良さそうです。
僕は手洗いして、短時間の脱水だけ洗濯機を使ってます。
クルーネック・ボートネックのいいとこ取り
名前の通り襟元が丸いクルーネックですが、実は普通のクルーネックとは少しつくりが違う。
襟に少しゆとりがあって、首まわりが横に開いた形になっています。
「襟が横に開いている」というのは”ボートネック”の特徴です。
つまりこのセーター、ほんの少しボートネックを意識したつくりになっているんですね。
「ボートネックは開きすぎてて苦手」という人もいると思いますが、その中間を攻めてるのが今回のセーター。
✴︎参考
2021年春夏 3Dクルーネックセーター
実は2021年のセーターも同じようにボートネックを意識したつくりでした。
ただ前回はもっとボートネックに近い形。「サイズを上げると、首元の露出が強くなりすぎる」というデメリットがありました。
今回の2022年モデルはクルーネックらしさが強く、襟の開き具合は少し控えめ。
襟自体も前回より太めになってる気がします。あくまでベースはクルーネックという感じです。
サイズを上げてもそこまでダラシなく見えないので、個人的には前回より使いやすくなっていると思います。
肩まわりは縫い目がないラグランスリーブになってます。
3Dニットは生地の縫い目がないのが特徴。それを活かした腕が動かしやすいつくりです。
肩下に走ってる縫い目のような部分も、これは生地の縫い合わせではなくて編み方を変えてある仕様。
無地のセーターですが、これがあることでアクセントになる。
ザックリした編み方と合わさって、地味にならずにすみます。
袖先はリブになってますが、締めつけはそこまで強くないです。
適度に手首で止まってくれるので、袖丈が多少長くても腕まわりはダラシなくなりません。
パッと見の印象はどこにでもありそうなセーターですが、実際に着てみると細かい工夫が感じられる1着だと思います。
サイズ選びは”身幅”がカギ
身長162cmの僕はLサイズを買いましたが、1番の理由は”身幅”です。
腕まわりはゆったりしてるんですが、横幅に関しては結構タイトなつくり。
がっしりした体型の人がMサイズ以下を選ぶと、窮屈で動きにくいと感じるはずです。
特に裾まわりの締めつけが強め。
いつものユニクロのジャストサイズにしたら、腕を動かすと上に引っ張られて、いちいち戻すのが面倒だと思います。
腰まわりがフィットする洋服は最近多いですが、あまりにフィットしすぎると日常生活で動きにくくなってしまうんですよね。
Lサイズを選ぶと流行りの形から少しズレるんですが、それでもダボつかないギリギリに収まりました。
袖は先端のリブを半分折って短くしてます。もともとリブが手首で止まってくれるので、少し短くしておけば”萌え袖”にはなりません。
あと、襟の開きを活かすために半袖Tシャツを使ってます。
このチラ見せをする前提で選んだので、重ね着のゆとりをつくるためにもサイズUPしました。
手洗い前後の伸び縮みを比較するとこんな感じです。
身幅が少し縮むので、お店で試着したときよりダボつきは減らせます。
裾丈は数字だけみると妙に短かそうですが、ザックリした編み方だからか、着てみるともう少し伸びて長めです。
✴︎参考
ユニクロ 3Dクルーネックセーター
ちなみにユニクロの通常ラインにも同じ名前のセーターがあります。
こちらもLサイズを試しましたが、裾の締めつけが弱いので、僕だとダボダボして合いませんでした。細身の人ならMサイズで大丈夫だと思いますが。
ユニクロUのほうが裾に向かって細いつくりになってるので、通常ラインよりサイズUPがしやすい。
パッと見は同じですが、実際着てみると2つのセーターは身体へのフィット感が全く違います。
なので個人的にはユニクロUのほうが使いやすい3Dニットだと感じます。
・春でも暑苦しくないリネン入り
・クルーネックとボートネックのいいとこ取り
・サイズ選びは”身幅”で決める
ぜひ購入を検討してみてください。ユニクロU 3Dクルーネックセーター