小柄の小松です。今回は白シャツが似合わない理由と解決策について。
ファッションの基本なんて言われてる白シャツですが、実はかなり着こなしが難しいアイテムの1つ。
実際いざ着てみたら「なんか似合わないなぁ」と感じてる方も多いと思います。
基本だけど難しい白シャツ。今回はそんは白シャツで失敗しない選び方について提案していきます。
【メンズ】白シャツが似合わない理由。選び方のポイントを3つ紹介
ということで白シャツの選び方について話します。
僕がいま持ってるのは2着だけですが、これらを買うときに気をつけたポイントは全部で3つ。
「デザイン、サイズ、色と素材」に分けて話しますが、最低でも2つは意識してみてほしいです。
①襟シャツを避ける
そもそもなんで白シャツが難しいのか。
その理由は「学生やサラリーマンぽく見える」というのが1番大きいと思います。
洋服の着こなしは大人っぽいとオシャレに見えやすいですが「特定のイメージが強い」と違和感が出たりします。
たとえば上下デニムを何も考えずに着たら作業着。全身ミリタリーで揃えれば軍人になってしまう。
こういう特定のイメージに偏ると、オシャレ以前に普段着としておかしいと思われてしまうんですね。
その中で1番難しいと思うのが白シャツ。特に無地のブロードシャツは最難関かもしれません。
他の洋服は別ジャンルの服をミックスすれば普段着らしくできます。
たとえばジャケットにスニーカーを合わせたり、MA-1にジーンズ・革靴を合わせればバランスが取れます。
けれど白シャツというのは学生・サラリーマンの印象が強すぎる。
なのでジーンズやジョガーパンツを合わせても、白シャツのイメージのせいで普段着に見えないことが多いんですね。
そこでまず重要なのは「デザインを変える」ということ。
普通の白シャツはレギュラーカラーという襟付きの服。たとえばその襟をスタンドカラーにしてあげれば、普段着ぽさを強くできます。
首元というのはかなり目立つポイントなので、襟の形が違えれば印象を変えることができます。
たとえば襟がV字に開いたオープンカラーシャツやスキッパーシャツも、普段着らしくなるので便利です。
意外と重要なのは裾の形。
ビジネスシャツの裾はカーブしたラウンド型になっています。一方でワークシャツ・オープンカラーシャツなどは裾が真っ直ぐ伸びたボックス型。
なので無地の白シャツでも裾がボックス型なら少しラフに見えます。
しかもボックス型は着丈がコンパクトに見えるので、身長が低いメンズでも比較的簡単。
そうするとパンツが細身・緩めどちらでも合わせやすいというメリットもあります。
ラウンド・ボックスの中間のような裾も売ってたりします。これは他のシャツでも効果的な方法です。
もっと分かりやすいのはプリントシャツにすること。
学生やサラリーマンのシャツは無地が基本。無地以外だとストライプシャツくらいです。
なのでそれらと明らかに違う柄シャツにすれば、仕事着っぽさは消えてくれます。
ただしプリントシャツはそのぶんラフに見えやすいので、シャツの素材が大人っぽいものがベター。
派手すぎる柄だとそもそも着こなしが難しくなるので、適度なデザインシャツを選んでみてください。
②リラックスサイズにする
次はシルエットについて。結論からいうと「緩いサイズ感のシャツ」に変えてみてください。
ビジネスシャツは横幅や袖丈がジャストサイズのものが基本。
なのでそれとは違うリラックスサイズにして、普段着らしさを強めるのが効果的です。
たとえばこのシャツは横幅がかなり広め。
袖丈も5部袖よりさらに長いので、全体的にゆるいシルエットの白シャツです。
スタンドカラーにした上でファッション要素のあるサイズにすれば、無地でもビジネスシャツっぽさは消えてくれます。
このシャツは特に袖丈の効果が高い気がします。
ただ半袖シャツは長袖と比べて子供っぽくなるので、合わせる服はシンプルにまとめるのがベターかと思います。
長袖の場合も同じ。写真は首元がV字になったスキッパーシャツです。
襟の形だけでも印象は変わりますが「着丈が短く横幅が広いシルエット」にすればもっと普段着寄りに。
プリントシャツは良いデザインを探すと限られますが、シルエットで遊んでるシャツなら比較的見つけやすいと思います。
③色・素材を変える
最後は色・素材について。
まず色ですが、真っ白のシャツだとビジネスっぽさが加速します。
なのでオフホワイトなど、学生やサラリーマンが着ない色味にするのも効果的です。
しかもオフホワイトは白よりくすんだ暗い色なので、パキッと膨張する白より柔らかい印象を出せる。
白シャツを着ると顔が大きく見えることがありますが、そういう悩みがある人ほどオフホワイトが使いやすくなります。
もう1つは素材について。
ビジネスシャツはブロードという生地になってます。要はツルッとした素材のことです。
これと違う素材にすれば、白シャツでもビジネスっぽさが減ります。僕が持ってるのはシアサッカーという表面がデコボコした素材です。
ただしオックスフォードは微妙です。固くてラフな素材ですが、スーツの下に着てる会社員をたまに見かけるので、印象をあまり変えられません。
ポイントはあくまで「ビジネスっぽくない素材」を選ぶこと。他だとデニム・リネンなどの白シャツが適してると思います。
①襟シャツを避ける
②リラックスサイズにする
③色・素材を変える
ぜひ今回の考え方を参考にしてみてください。