小柄の小松です。今回は暑さなどを我慢せず、無理しないで洋服を楽しむ考え方について。
以前、こんなツイートをしました。
タックインが着こなしとして便利なのはわかるけど、今年はかなり暑くてツライんじゃないかと思う。
マスクしてるから土台が暑いし、乳首透け対策を考えると肌着もインするわけだからさらに暑い。
見てるぶんにはカッコいいんだけどね。「無理してオシャレ」は自分にはできん。ラクしてオシャレしたい。— 小柄の小松@服好きミニマリスト (@komatsu162) August 22, 2020
タックインが着こなしとして便利なのはわかるけど、今年はかなり暑くてツライんじゃないかと思う。
マスクしてるから土台が暑いし、乳首透け対策を考えると肌着もインするわけだからさらに暑い。
見てるぶんにはカッコいいんだけどね。「無理してオシャレ」は自分にはできん。ラクしてオシャレしたい。
夏に限らず、春や秋冬もそうだと思います。
今回は「身を引き締める服装」と「我慢すること」は少し違うのではないかという話です。
「おしゃれは我慢」をやめていい理由【ラクして服装を楽しむ】
タイトル通りですが、洋服界隈でよく言われる「おしゃれは我慢」は少し捉え方を変えたほうがいいんじゃないかと思います。
たとえばタックイン・複雑な重ね着とかです。
夏のタックインは暑い
たとえば夏になると、シャツやTシャツの裾をパンツにしまう”タックイン”という着こなしをする人を見かけます。
僕自身も、着こなしのコツを知りたくて7月以前は何度かやりました。
これはSNSでも実生活のなかでも男女ともによく見かけますが、8月だと正直かなり暑いのではないかと思う。
特に2020年は新型コロナウィルスの影響でマスクを手放せない状況が続いてますが、マスクをしてると体感温度がかなり高くなっていますよね?
女性のことはよくわかりませんが、男性の場合Tシャツを1枚で着ると”乳首透け”が気になるので、おそらく多くのタックイン男性はなかに肌着も着ているはず。
ということはマスクをしたうえで2枚の服をパンツインしてることに。そのなかでのタックインは2倍、3倍もの暑さを感じるはず。
もちろん「それでも俺・私はいまの服装でいたい」という方は問題ないと思います。
僕自身は今年タックインをあまりしないですが、夏でも黒Tシャツを着ることはありますし、そのうえにシャツを羽織って「ちょっと暑いけど耐えよう」というときも。
近年はクールビズなど、スーツスタイルでも服装のハードルが下がってますが、だからといってダラしない服装でいいかというとそうではないですよね。
なので真夏でもある程度キツいのは仕方ないこともあると思いますが、流行っているからと、まわりに合わせてムリして暑い服装をする人も少なからずいるのではないでしょうか?
繰り返しになりますが、自分自身がそれでいいという方は別に問題ないと思います。
ただ、2020年に関してはともかくマスクの存在がかなり大きい。
あまり無理をして体調を崩してしまっては元も子もない。いまの時期に体調を崩すと、いろんな意味で普通より不安やストレスを抱えやすいということもある。
「おしゃれは我慢」を100%否定するわけではありません。この言葉の捉え方を、いまは少し変えてもいいのではないかと思うのです。
日常を犠牲にする必要はない
人によっては違うという方もいると思いますが、洋服を楽しむうえで日常を犠牲にする必要はないと僕は考えています。
むしろ日常を快適にしながら洋服を楽しむ。そんなアプローチがあってもいいんじゃないかと思うんですね。
たとえば「おしゃれな服装がしたい」といっても、やり方はいろいろあります。
別にタックインしなくたって、肌着で白Tシャツを重ね着するだけでも十分変化は付けられます。
そもそもタックインがおしゃれに見えやすいのは、「普通より情報量が少し多い状態」だからという側面があります。
洋服をそのまま着るのではなく、少し変化が出ることで人と差別化しやすくなる。それなら別にタックイン以外の方法でもおしゃれを表現することはできるはずなのです。
重ね着でなくても、たとえばアイテムの素材で変化を付けることもできます。
重ね着もつらいなら、腰回りからロングベルトやキーリングなどを垂らしてもいい。
もっというと「おしゃれで快適なスタイルを目指す」という方法もあります。
たとえば真夏の日差しが強いのであれば、バケットハットをかぶるというのもアリでしょう。これなら「マスク日焼け」などの対策も同時にできます。
以前、欲しい洋服を買うために、真夏の朝から店前で数時間並んだことがありましたが、ハットをかぶっていたおかげで何とか乗り切ることができました。
日常を犠牲にするのではなく、快適なおしゃれをするためにはどうすればいいか。それを考えるのも楽しむ方の1つといえるのではないでしょうか?
ラク=手を抜く、ではない
我慢はツラいとかラクしたいという書き方をしてますが、ラク=手を抜くという意味ではありません。
ストレスを感じないレベルを決めて、そのなかで自分ができる服装をいくつか考える。
あくまで範囲を絞っているだけで、適当でも大丈夫ということではありません。
たとえばTシャツは1枚で着たほうがラクなのは間違いないですが、すでに書いたように男性だとどうしても乳首透けは気になるところです。
なので白Tシャツの中には、ある程度厚みのあるベージュの肌着を合わせたりはします。そういったところで手を抜きたくはないんですよね。
これは初歩的な話かもしれませんが、いくら暑いからといって素足でスニーカーを履くのは気が引けたりする。
「靴を脱ぐ場面がなければ別にいいじゃん」という考え方もありますが、そこまで手を抜いてしまうと気持ちがダラけてしまうこともある。
アンクルパンツだからって完全素足でいいとは思えない。「結局それは我慢してるのと同じでは?」という感じですが、最低限の我慢というのは必要なことだと思うんですね。
ということで今回のポイントは…
・無理してまわりに合わせる必要はない
・「快適なおしゃれ」も楽しむ方の1つ
・ラク=手を抜くことではない
洋服に限らず、コロナ禍ではこれまでの常識がいろいろと変わってきていると思います。
「おしゃれは我慢」に対する捉え方も、この機会にアップデートしてみるのがいいのではないでしょうか?