小柄の小松です。今回は男女どちらでも活用できるバックルベルトの使い方について。
「バックルベルト」というとスラックス・ジーンズなどパンツに通すのが一般的ですが、デザインによってはコートに通してアクセントにすることも可能です。
今回の考え方を知っていると、ベルトの使い方にバリエーションが出せるかと思います。
タックインしないバックルベルトの使い方【メンズもレディースもOKなコーデ】
ということでバックルベルトをコートに合わせた着こなし提案です。
下記に使用アイテムを載せてますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
ユニクロU:トレンチコート(XS)
ユニクロ:ドライストレッチスウェット(L)
ユニクロU:ウールブレンドジャージーパンツ(73)
ユニクロ+J:レザーバックルベルト
シックストックス:ツートーンソックス(M)
KLEMAN:FRODA(40)
KAIKO:ナイロンリュック
amp japan:オーバーラップリング(17号)
amp japan:イヤーカフ
Paul Smith:ブルーレンズサングラス
この着こなしで気を付けたポイントを書いていきます。
トップスをタックインしなくても使える理由
繰り返しになりますが、バックルベルトというとパンツのベルトループに通して使うのが普通です。
で、このバックルを活かして「見せベルト」として使う場合、Tシャツなどの裾をパンツに入れ込む「タックイン」をする必要が出てきます。
これは当たり前といえばそうですが、Tシャツの着丈が長いと腰のベルトが隠れてしまうからですね。
https://wear.jp/sp/men-coordinate/?tag_ids=617612
ところでタックインというのは基本的にスタイルが悪く見えやすい着こなしです。
腰位置がどこなのかハッキリわかるので、脚の長さが丸わかりになってしまう。
パンツの腰位置を上げてなるべく脚長に見せるという方法もできないことはないですが、腰まわりがガッシリしていたら体型はバレてしまう。それと単純にメンドクサイ。
着こなし自体は否定しませんが、ハードルが高いのは間違いありません。
そこで今回の提案がトレンチコートに合わせてみるという方法です。
普通のビジネス用ベルトだと違和感が出やすいですが、バックルベルトは装飾もバックル部分だけでビジネスの印象もない。
けれどバックル自体がほどよいアクセントになってくれるので、トレンチコートにもともと付いてる帯に近い感覚で使うことができます。
https://wear.jp/sp/utshunya/16204162/
抵抗のある方も多いと思いますが、実際ショップスタッフの方でもそうやって使ってる場合があるようです。
この男性の場合、もともとのコートがかなりシンプルなデザイン。そこにバックルベルトを付けて帯を垂らすことで地味にならないようにしています。
そもそもこのコートはバックルベルトが付属品として付いてるアイテムだったようです。つまりそういうアプローチ自体は存在するということ。
いまのところマイナーな着こなしだと思いますが、最近はこんなふうにベルトを見せるタイプのコートが増えてきています。
なのでベルトを入れ替えて変化を付けるというアプローチは知っていて損はないかと思います。
ベルトが浮かないための小物使いとは?
ところで今回使ってるベルトですが、真っ黒ではなく裏地の白がチラッと見えるデザイン。
デザインがあるほど地味な印象は消えてくれますが、腰位置だけが目立ちすぎるとそれが違和感に繋がることもあります。
そこで今回はベルトと同じ白い小物を使い、腰だけが目立たないようにしようと考えました。
まだ実験中ですが、今回使ってみたのは白ソックスです。
同じ色を複数の場所に散りばめることで、1ヶ所だけが悪目立ちしないよう狙いました。
画質の関係でベルトの白があまり見えてませんが、腰と足元に白を置くことで、目線が分散するようにしています。
細かいことをいうと、リュックの端に付いてる白いブランドタグにも同じ効果がある。
ただし下半身に目立つ白が増えてしまったので、スタイルが悪く見えやすくなってしまいました。
この場合になるべくスタイルを悪く見せたくないという方は、白いハイネック・タートルネックなどに変えてもいいかと思います。
今回は白というわかりやすい色でしたが、他の色・デザインの場合でも同じ発想が使えるはず。ともかくベルトだけが浮かないようにするのがポイントです。
トレンチのボタンを留めて調整
さらに細かい話になりますが、今回はトレンチコートの”ボタンの留め方”を少し調整しています。
普段トレンチコートのボタンを留めるときは真ん中だけを閉じているんですが、今回はボタンを2つ留めました。
バックルベルトがシンプルな形なので、ボタンの見える数を増やして地味な印象を消すためです。
最初にやったときはこんな感じでした。
向かって左側の下のボタンを開けていますが、こうすると装飾の数が減ってしまう。
このトレンチにもともと付いてるベルトだと特に違和感が出ないんですが、これはベルト自体に幅があって下に垂らせる形になっているから。
今回のバックルベルトは付属品と比べるとコンパクトで、下に垂らせない形。
なので元の状態よりちょっと地味になってしまうんですね。
そこでトレンチの下のボタンも留めることで、装飾が多く見えるようにしました。
かなり細かい話ですが、見え方が微妙に違うのが分かるかと思います。
ボタンを多く留めるとコートの身幅がキツくなりますが、それはベルトの長さを変えれば調整できます。
好みは分かれるだろうし、そもそも大して気にしないという方のほうが多いと思います。なので「ボタンの留め方で印象が少し変わる」ということだけ知ってもらえればOKです。
ということで今回のポイントは…
・バックルベルト×コートという発想はアリ
・ベルトが浮かないための小物使い
・地味な印象はコートのボタンで調整
ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。