小柄の小松です。今回は洋服を襟立てすることの意味とリスクについて。
小顔効果の一貫でオススメされることが多い襟立てですが、実際わざわざ襟立てをする必要があるかと言われると、正直微妙なところ。
どんなテクニックも、ただやればいいとは限りません。違和感なく自然にやることが大切という話です。
服の襟を立たせる着こなしがオシャレとは限らない話【わざとらしさはNG】
繰り返しになりますが、洋服の襟を立たせたからといって着こなしがオシャレになるとは限りません。
どれだけ理屈として正しくても、わざとらしいと思われてしまったら何の意味もないからです。
ジャケット・コートの襟を立たせる意味はあるのか?
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http://blog.mens-fashion-labo.com/how-to-wear-chester-coat-5275
襟を立たせる着こなしで特に違和感が出やすいのは、ジャケット・コートなどのアウター類。
アウターの襟は厚みがあるので、襟立てすることでより不自然さが強調されやすくなるからです。
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https://shop.menz-style.com/college/detail?id=1432
メンズファッションサイトでは、こういった襟立ての有り・無しを比較した記事がチラホラと出てきます。
「顔まわりにボリュームがある服を着ると、相対的に小顔に見せることができる」
これは小顔効果といわれるテクニック。襟を立たせることで首まわりに立体感が生まれ、顔が小さく見えると書かれていることが多いです。
襟立てすると男らしい頼もしさが出るとか、こなれた感じが出るなど、なんとも曖昧な表現がされている場合もあります。
それが正しいかどうかはさておき、冷静に考えてほしいのは、わざわざ襟立てする必要があるのかということです。
理屈は通ってるかもしれませんが、洋服に興味がない一般人からしたら「なんでわざわざ襟立ててるの?」という疑問しか浮かびません。
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たとえばこれはチェスターコートを普通に羽織った着こなしですが、襟を立てなくても別に何も問題ないと思いませんか?
もちろんテクニックとして襟立てが小顔効果に繋がるのは間違いありません。
ただ結局のところ他人にどう思われるかのほうが重要なので、普通に着ていたほうが違和感はなくなるわけです。
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http://dressmeblog.me/men-1-word-for-you-denim/
襟立てがバシッと決まるのは、そういった習慣が文化的に根付いている外人さんです。
コートの襟立ては特にイタリア人が得意な着こなしらしいんですが、憧れたとしてもこの習慣がない日本でやるのはかなりハードルが高いのは間違いありません。
おじさんくさいと言われるポロシャツは?
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襟立てがおじさんくさい・わざとらしいと言われるアイテムとしてポロシャツがありますが、これはアイテムの特徴次第で変わります。
極端な襟立ては違和感が出ますが、パッと見てわからないレベルであればむしろ襟立てをしたほうがバランスが良くなることがあるんです。
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![](https://komatsu162.com/wp-content/uploads/2019/09/AF957339-7FF5-4403-BD47-01EBFBCAEC23-500x281.jpeg)
これくらいのレベルですね。
襟の後ろ半分を立てて少しだけ空間をつくることで、程よくボリュームを出すという方法です。
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これなら襟立てしても違和感が出ることはありません。
実際僕はポロシャツをいつもこんな感じに着ていますが、特に他人から指摘を受けたこともありません。
ちなみにポロシャツは台襟付きのほうが小顔効果が出てオススメという話もありますが、台襟があるからといってすべてのポロシャツが小顔になるとは限りません。
これに関しては下記の記事を読んでもらえればわかるかと思います。
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襟立てのポイントは”自然であること”
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襟立てに限ったことではないですが、メンズファッションはシンプルで自然な着こなしほど好まれる傾向があります。
なにかも他人目線を優先するのはファッション的につまらないですが、首・手首・足首などの目立つポイントは、より自然で整った状態にしたほうが安全です。
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どうしても襟立ての小顔効果が欲しいという場合は、最初から襟が立っているスタンドカラーシャツを着てもいいでしょう。
襟の高さが低いので、アウターの襟立てよりも自然な形で小顔効果に繋げることができるからです。
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襟とは少し違いますが、MA-1というブルゾン・ジャンパー類でも似たような効果は出せます。
わざわざ襟立てしなくても、スッキリした状態をキープしつつバランスを取ることができます。
小顔効果の一貫でオススメされることが多い襟立てですが、それで自分がオシャレになれるのかは一度考えてみてほしいこと。
大切なのは、自然で普通であること。モデルや外人さんが着こなしていたとしても、僕らとは違う世界のことだと割り切る必要があるでしょう。
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