小柄の小松です。今回はニットベストで着こなしをアレンジする方法について。
服好きの男女に人気だったユニクロのクルーネックニットベストですが、使い方のポイントをおさえると、手持ちの服でいくらでもバリエーションを増やすことができます。
この考え方を知っていると、手持ちの長袖服で全く違う印象のコーディネートを作れます。
ユニクロのクルーネックニットベストを使ったコーデ【長袖との重ね着に便利】
ということでユニクロのクルーネックベストを使った着こなしを提案します。
下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
ユニクロ:オーバーサイズクルーネックベスト(M)
ユニクロ:ウォッシュボーダーT(M)
UNITED ARROWS:ジャージー1プリーツパンツ(M)
マーガレットハウエル×ミズノ:M-LINE(26cm)
アニアリー:レザーショルダーバッグ
CASIO:MQ-38
amp japan:オーバーラップフラットリング(17号)
ユニクロ:リブビーニー(白タグ+)
JINS:ワイドシートメタル
ボーダーの長袖Tシャツを活かした組合せ。この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
長袖のデザインを活かす組合せを考える
このクルーネックベスト、男性であれば基本的に”重ね着”を前提に使うことになります。男性がノースリーブで着たら清潔感を失いかねないので。
そこで半袖や長袖などを合わせることになりますが、1番のポイントは”ベストの色を拾う”こと。
この記事でも書きましたが、ベストだけが浮いていると学生のような子どもっぽい印象が出やすい。
そこでニットベストだけが浮かないよう、Tシャツやパンツに近い色を合わせてあげる。それが上手く着こなすコツになってきます。
今回の服装だと、長袖Tシャツとスラックスがそれにあたります。
特にベストとスラックスの色が近く、上下で繋がってるように見えるので、できるだけ脚長に見えるような組合せにしています。
黒いパンツでも近い効果はありますが、より色味が近いネイビー同士を合わせたほうが脚長効果は高め。
洋服の着こなしは”色の統一感”を出すと大人っぽさを強く出せることが多いので、長袖とパンツどちらも色を合わせるというのは結構効果的です。
ショルダーバッグと帽子は相性がいい
今回使っているショルダーバッグはレザー素材。
ショルダーバッグ自体は少しラフな印象のあるアイテムですが、革靴などスーツの印象が強い素材を使うことで大人びた要素をプラスしています。
ところで今回の服装ではニット帽を合わせていますが、これはショルダーバッグとの相性を考えて選んでます。
バッグをこのように斜め掛けすると視線が下がってスタイルが悪く見えやすいので、上に誘導させるために帽子をかぶりました。
実際2つを比べてみると、右のほうが腰まわりのバッグが目立っているのがわかるかと思います。
ニット帽はスーツスタイルで使われることのないラフなアイテム。かぶることで子どもっぽさは増しますが、今回は身長を高く見せるシルエットを優先しました。
髪色が明るいとか長髪の場合は視線が顔まわりに集まりやすいですが、黒髪短髪の男性は特にこの組合せが効果的です。
バッグを使わない場合は、ベストの胸元にピンバッジを付けてあげるのも有効です。
ボーダー柄のおかげで地味な印象は減りますが、袖の柄だけが悪目立ちしてしまうとそれが違和感に繋がりやすいからです。
ちなみにこのバッグ、シルバーとゴールドという2種類の金属が使われています。
ゴールドはTシャツのオレンジに合わせるため。シルバーは黒・白の延長として使える色なので、こちらはTシャツや帽子の白に色味が合うようになっています。
まったく同じバッグを使う必要はないですが、こんなふうに服とバッグの色味を合わせることで、全体の統一感を出すという方法もあるんですね。
白ソールのスニーカーで”色を拾う”
“色の統一感”と何度も書いていますが、今回はスニーカーでもそれを取り入れています。
ボーダーTやニット帽など上半身にかなり白を使っているので、足元にも白をプラスして上下の釣り合いをとるという考え方です。
途中に白が入ってると脚長効果が薄くなりやすいですが、スニーカーのソール(靴底)の場合はそれがあまりない。
真っ黒なスニーカーより子どもっぽくなりますが、全体をネイビーで統一したりスラックスを使っているので、白ソールスニーカーでもそこまで子どもっぽくはなりません。
そのぶん他の小物はシンプルな黒を中心にしています。
ポイントを全部書くと面倒そうに聞こえますが、要は袖のボーダー柄だけが悪目立ちしないよう足し算・引き算を繰り返しているだけ。
長袖Tシャツ以外は白黒ネイビーが中心。シンプルなアイテムを揃えていると、このように細かいアレンジに対応することができます。
ニットベストの着こなしは長袖に合わせて服や小物を微調整する。
いつもの長袖服に飽きたという方は、ぜひ今回の考え方を頭の片隅に入れてみてください。