小柄の小松です。今回は服装を地味に見せないシルエット作りについて。
白や黒などのモノトーンはなんだかんだ使いやすい色。けれどついモノトーンばかり買ってしまって、気付いたら服装が地味になるということもあるかと思います。
明るい色を使ってあげるのが1番簡単ですが、やり方は他にもあります。
今回の考え方を知っていると、モノトーンの着こなしのバリエーションを増やせるかと思います。
メンズのモノトーンコーデを地味に見せない方法【オーバーサイズを活用】
ということで上下を白黒モノトーンにした着こなしの提案です。
下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
GU:コンビネーションビッグスウェット(XS)
GU:ポンチモックネックT(M)
soe:リラックスフィットトラウザー(0)
adidas:スーパースター80s(25cm)
aniary:レザートート
シルバーレイククラブ:革巾着ポーチ
amp japan:オーバーラップリング
amp japan:イヤーカフ
Paul Smith:ブルーレンズサングラス
この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
シルエットを崩すと地味な印象が消える
結論からいうと今回は「シルエットを崩す」というのが最大のテーマです。
そもそも”地味”といってもいろんなパターンがありますが、たとえば上下細身の服を合わせるのも地味になりやすいもの。
特にモノトーンの服はただでさえ落ち着いて見える傾向がありますよね?
それを細身の服装でやると、色・形どちらも物足りない印象が出てしまうことが多いんですね。
色がモノトーンに絞っているので、もう一方のシルエットを崩す。細身ではなく、オーバーサイズを意識してあげるアプローチです。
スウェットは着丈こそ長くないですが、横幅があって適度に緩さを感じさせる服。スラックスは見ての通りワイドパンツを使っています。
普通の上下ダークトーンの着こなしだと、足元に真っ白いスニーカーを合わせればメリハリが出せます。
このときは上下が細身ですが、今回は上下を緩くしてるので、それだけで着こなしに変化が出てくれる。
ただしシルエットを緩くしただけでは単純に明るさが足りないので、所々に”白”を散りばめてアクセントになるようにしてます。
髪が明るくて長いなど、最初から地味な印象が少ない男性ならオールブラックでもよかったりします。金髪の男性って妙に黒がカッコよく見えたりしますよね?
けれど男性は黒髪・短髪な人が多いはず。そういった人ほど今回のように”白の数”を意識してみてください。1ヶ所増えるだけでだいぶ印象が変わって見えるはずです。
目立つデザイン・派手な色の服を使えば簡単ですが、シルエットを緩くしても着こなしに変化を付けることができるんですね。
オールブラックが似合わない理由とは?
比較的ブラックが多い着こなしですが、実はこういった服装は”似合わない”と感じる場合が少なくありません。
黒はスウェットなどのラフな服でも大人っぽさを出してくれる色。けれど黒は面積が多いと主張が強くなる傾向があります。
これはライダースとかでも同じですが、主張の強い服を着ると顔が服に負けてしまうことが多い。
その違和感が”似合わない”と感じる原因に繋がっていたりするんですね。
そこで黒の面積が多い着こなしのときは、メガネ類をセットで使ってみるのがおすすめ。
メガネをかけると顔まわりの装飾が強くなり、洋服の主張に負けるのを防ぎやすくなります。たとえばライダース×キャップという組み合わせもこれに近い理屈です。
普通のメガネで違和感がなければそれでOKですが、それでも負けてる気がしたらサングラスがおすすめ。メガネより目立つので、より顔まわりの装飾を高めることができます。
黒の面積が多ければメガネをかけてみる。シンプルですがこれだけで違和感はかなり減らせるはずです。
子どもっぽさはレザー小物で調整
最後に顔まわり以外のアイテムについてですが、要所要所でレザー素材を使うとバランスが良くなります。
今回はシルエットを崩してオーバーサイズにするのが鍵になってますが、そのぶん細身の服装より子どもっぽく見える可能性が高い。
なので目立つ先端にレザーアイテムを使うことで大人っぽさが残るよう工夫しました。
まずわかりやすいのがレザーバッグですね。
ナイロンやキャンバス素材のものと比べてスーツ要素が強く、着こなしを大人っぽく寄せてくれます。
このバッグは比較的大きめですが、洋服が上下どちらもビッグサイズなのでバッグの大きさは悪目立ちしていません。
足元はソールが白い黒スニーカーを使ってますが、こちらは黒い部分だけレザー素材です。
ソールが白いスニーカーは地味な印象を和らげてくれますが、真っ黒スニーカーと比べるとどうしても子どもっぽく見えやすい。
そこでなるべく大人っぽさをキープするためにレザースニーカーを使いました。スニーカーであっても、どこかにレザーが入っているほうがベターと言えるでしょう。
ということで今回のポイントは…
・シルエットを崩すと地味な印象が消える
・黒の重たさはメガネで解消
・子どもっぽさはレザー小物で調整
ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。