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無地の服ばかりで服装が地味になる男性の解決策①【ミリタリーアウター】

小柄の小松です。今回は無地服で着こなしが地味に偏ってしまう人向けの洋服について。

柄物よりは無地のシンプルな洋服が好きという人にとって最大のネックは、ともかく地味に見えやすいということ。

それでも無地の服は着たい。そんな方にオススメなジャンルの1つは”ミリタリー”です。

無地の服ばかりで服装が地味になる男性の解決策【ミリタリーアウター】

繰り返しになりますが、ミリタリー系のアイテムは無地服の地味さを解決してくれます。

ミリタリーとは「軍の、軍隊の」という意味です。ここでは軍用品がルーツのファッションアイテムについて書いていきます。

地味なインナーに装飾のあるアウターを羽織る

地味な服装に変化を付ける方法はいくつかありますが、装飾のあるアウターを羽織って解決するというアプローチがあります。

そもそもアウターにポケットやジップなどのパーツが付いていれば、最低限の装飾が確保できる。羽織るだけで解決するほどラクなことはないのです。

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しかし装飾が付いてれば何でもいいわけではありません。

地味には見えなくても、色数や素材の切替が多かったりボタンが安っぽいと、ゴチャゴチャとした不自然な印象が出てしまうからです。

そこでこういった不自然な印象のない、自然な装飾が入ったアウター。それがミリタリーというわけです。

シンプルで無駄のないMA-1

ミリタリーアイテムは軍人が任務を遂行するために必要な装飾が詰まっているので、1つひとつのパーツに無駄がなく”自然な装飾”になっています。

まずは上記のMA-1と呼ばれるジャケット。

アメリカ空軍が開発したフライトジャケットですが、ミッションに必要なデザイン・素材が詰まった典型的なアイテムです。

素材は光沢と厚みのあるナイロン。

高度でジャケットに付いた水分が氷結することが問題となり、それを解消するために撥水性の強いナイロンが使われるようになったと言われています。

厚手なうえに中綿が入っているので、防寒性の高さは抜群。MA-1と合わせれば春用のコートを真冬に使うできるので、この素材は少ないアイテムで着まわしときにも役立ってくれます。

派手な色が少ないというのもミリタリーアイテムの特徴の1つ。

敵から目立たないほうが都合がいいので、黒やカーキといった落ち着いた色の服が多く、シンプルな服装をしたい人の強い味方となってくれます。

年代によってデザインが多少違うらしいのですが、袖についたシガーポケットというのは普遍的な特徴。

小物とペンを収納するという機能的なデザインには無駄がなく、これがコーディネートでは自然な装飾を担ってくれるのでとても便利なんですね。

ただし洋服屋で扱ってるものだと、このシガーポケットが省略されてるMA-1もあります。

これの有無でコーディネート全体のバランスは変わってくるので注意が必要です。

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特にレディースのMA-1だと省略されてることが多め。

女性の服装は華やかに着飾るという軸があるので、小物やスカート、長くて明るい髪の毛でバランスを取ることができます。

一方男性は小物はあまり使わず短髪という方が多いので、シガーポケット無しのMA-1では着こなしが難しい。

僕の持っているMA-1はユニクロをリメイクしたものですが、シガーポケットとゴールドジップという2つの装飾で、無地インナーの地味な印象をカバーしています。

小さなことですが、MA-1の自然な装飾を最大限活かすためには、シガーポケット付きを選ぶのが最重要ポイントです。

雨風を凌ぐためのトレンチコート

https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/425416?utm_medium=mobile_app&utm_source=PDP&color=32

このトレンチコートも、もともとはミリタリー形。

イギリス軍が第一次世界大戦で使った防水型コートを起源としています。

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ボタンをすべて閉じて雨風を防ぐだけでなく、肩にはライフルを撃つ衝撃を減らすためのガンフラップが付いていたり、MA-1と同じく機能的なパーツで構成された洋服です。

トレンチコートは女性がスーツと合わせて着ていることも多くカッチリとしたドレスウェアの印象がありますが、意外にも原型はミリタリーなんですね。

ここで着ているトレンチコートは原型モデルのパーツを省略したものですが、ダークトーンでも大きめの襟やボタンの数が多いことで装飾が強くなっています。

なのでインナーが無地の服でも地味になりすぎないというメリットがあり、シンプルな洋服好きの人との相性がとても高いんですね。

また、ミリタリーのデザインを他の洋服に落とし込んでる場合もあります。

この服は基本的な形はチェスターコートをベースにしてますが、MA-1のようなジップポケットを足したり、襟はトレンチコートのような大きめのものになっています。

チェスターコート自体は冠婚葬祭の印象のあるカッチリとした服ですが、ミリタリーの要素を部分的に取り入れてデザインに遊びを加えているんですね。

ミリタリーと聞くと、僕らの日常生活とはかけ離れた存在に思えますが、服装を地味に見せないという点では欠かせないジャンルなんです。

他にもモッズコートやダッフルコートなどミリタリー由来のものは多いですが、機能的な意味のあるデザインというのはどれも共通。

ミリタリーアイテムは無地服の上から羽織れば、派手な服を使わなくても地味な印象を打ち消してくれます。

シンプルな服装が好きな方は是非ミリタリー系の服を組み合わせてみてください。

 

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