小柄の小松です。今回はフリースベストと相性がいいインナー選びについて。
フリースは秋冬らしい洋服ですが、パタゴニアなどのアウトドアブランドでは袖のないベストを扱ってることが多め。
そんなフリースベストにどんな洋服を重ね着すればバランスが良いのでしょうか。
今回はフリースベストと相性が良い洋服について提案したいと思います。
フリースベスト(黒)の着こなしは何を重ね着すれば正解?【メンズコーデ】
ということでフリースベストを使った着こなし提案です。
使用アイテムを載せてますが、後ろの英数字がサイズです。
★使用アイテム★
ユニクロU:モックネックプルオーバー(M)
uniform experiment:POLARTEC WIND PRO FLEECE VEST(3)
soe:Perfect Slacks(0)
Hender Scheme:derby 2146(4)
soe:One Shoulder B.P Canvas
soe:Leather Key Holder
86-エイティシックス-:シンエイ・ノウゼン キーホルダー
amp japan:オーバーラップリング(17号)
KAIKO:ABSTRACT EAR CUFF
BURBERRY:ブローメガネ
この着こなしで気をつけたポイントを話していきます。
色・素材を揃える
まずはベストに合わせるトップスについて。
今回は1番合わせやすい黒のフリースベストを使ってますが、2つのポイントを意識すれば簡単です。
分かりやすいのは同じ黒い洋服を合わせること。
トップスの色が違うとベスト単体が悪目立ちしやすい。けれど色を揃えてあげれば、1つの洋服みたいに繋がって見えやすいです。
そしてもう1つのポイントはトップスの素材。
フリースベストは少し肉感のある生地ですが、トップスも近い素材を重ねると、さらに一体感がUPします。
そこで今回使ってるのがスウェット。
同じように肉感のあるスウェットなら、色と素材どちらもフリースベストに近くて相性がいいです。
たとえばユニクロが秋冬に展開してる「ソフトタッチTシャツ」も相性抜群。
やや厚手で表面に毛羽立ちがあるので、フリースベストに馴染みやすい素材になっているからです。
色と素材を揃えばいいので、フリースジャケットを使ってもOK。
スウェット・フリース以外だと、編み目がザックリしたセーターも相性が良いです。
編み目が細くツルッとしたものはハイゲージ。これはユニクロでいうとエクストラファインメリノなどです。
編み目がザックリしてるものだと、ミドルゲージ・ローゲージなどがあります。
ハイゲージ→ミドルゲージ→ローゲージの順に編み目が粗くなっていきます。
フリースベストの肉感に合うのはミドルゲージ以上のセーター。
用語だけじゃピンとこないですが、エクストラファインメリノよりもっとザックリしたセーターのほうが合うということです。
色・素材を寄せると話してますが、素材だけ揃えれば真っ黒じゃなくても馴染みやすいです。
たとえばフェアアイル・ノルディックなど柄物のセーター。
普通に着るだけでも地味にならないですが、フリースベストを重ねればいつもと違った雰囲気を楽しむことができます。
ただし袖だけで十分アクセントになるので、パンツも黒にして色数を減らす必要はあるでしょう。
スウェット・フリースや編み目がザックリしたセーターなど。色を黒に絞ったとしても、重ね着のバリエーションはいろいろ楽しめると思います。
下半身を大人っぽくする
続いては下半身の洋服についてです。
フリースベストを使うとラフな印象が強まるので、下半身はスラックスや革靴で大人っぽくするのがベター。
これはニットベストのときと逆の発想です。
ニットベストにスラックス・革靴だと学生っぽく見られやすいですが、フリースベストはアウトドアっぽい雰囲気が強い洋服。
なのでスラックス・革靴をフル活用して大人っぽさを出す必要が出てきます。
シンプルにまとめるなら黒パンツ×黒靴ですが、今回の着こなしではネイビーとブラウンにしました。
上半身がほとんど黒で地味なので、下半身に明るさをプラスするために違う2色を使っています。
色を変えるのはどちらかだけでもOK。たとえば黒スラックス×茶靴にしたり、ネイビースラックス×黒靴という合わせでも問題ありません。
もし下半身をブラックに統一するなら、ジーンズやスニーカーを使ってもバランスは取りやすいと思います。
バッグの斜め掛けでアクセント
最後はバッグ選びについてです。
フリースベストはあまり装飾のないタイプが多め。
トップスの色・素材を揃えればスッキリ見えますが、そのぶん地味になりやすいというデメリットがあります。
そこでおすすめなのがバッグの斜め掛け。
装飾が少ないフリースベストに重ねれば、ちょうどいいアクセントになってくれるからです。
もう一度今回の着こなしを見てみます。
このフリースベストの装飾はジップと白ロゴだけ。有名どころのパタゴニアベストも似たような形をしています。
バッグの斜め掛けはこういう洋服に合わせると効果絶大。バッグ1つで地味な印象をかなり減らすことができるからです。
もちろんトートバッグなどを手持ちしても問題ありません。
ただトートは他の着こなしでも楽しめるので、いつもと違う雰囲気を出したい人はバッグの斜め掛けがオススメ。
斜め掛けすると上半身にボリュームを出せるので、上が太くて下が細い「Yラインシルエット」をつくりやすくもなります。
今回は特殊なリュックを使ってますが、普通のショルダーバッグでも問題ありません。
ベストに馴染ませることを考えると、バッグも黒にするのがベターだと思います。
①色・素材を揃える
②下半身を大人っぽくする
③バッグの斜め掛けでアクセント
ぜひ今回の考え方を参考にしてみてください。