小柄の小松です。今回は手放すことにした黒スニーカーについて。
シンプルな黒スニーカーは男性ファッションの基盤をつくってくれるものですが、今回長く使っていたスニーカーを捨てることにしました。
かなりお世話になったスニーカー。断捨離に至った経緯とこのスニーカーからわかったことを書いていきます。
コンバースのジャックパーセルを断捨離します【スニーカー選びの原点】
ということでこちらのコンバースジャックパーセルを断捨離することにしました。
購入したのは2018年の11月。かなりボロボロになったスニーカーですが、1年と4ヶ月ほど手元に残していました。
黒スニーカー選びの出発点
このスニーカーを買った当初は、メンズファッションのシンプルな着こなしを突き詰めたいと強く思うようになった時期でした。
それ以前は特殊な服装をすることも多く、行き当たりばったりな状態が続いていました。
けれど足元にシンプルな黒スニーカーを使うようになったことで、ベーシックな着こなしの大事さ・楽しさを噛み締めるようになりました。
「派手なスニーカーも魅力的だけれど、しばらくは何にでも使える”基盤”を固めていったほうがいいんじゃないか?」
ブログという形で文章を書く以上、なるべく人に伝わるわかりやすい服装をつくったほうが良い。
たとえ地味でも、センスやスタイルの良さがなくても、誰もが洋服の着こなしに困らないような基盤をつくりたい。
色の切替がないオールブラックなスニーカー。
このジャックパーセルがなければいまの自分の考え方は定着しなかった。7000円で買える靴ですが、それくらい自分のなかで分岐点になったスニーカーでした。
デザインとサイズ選びで比較を繰り返した
けれどこのスニーカーをずっと履いていると、少しずつデメリットも見えてきました。
甲高幅広の日本人だと、コンバーススニーカーはサイズをぴったり合わせるのが難しかったのです。
自分の体型が少しずつガッシリしてきたことと合わせて、ジャックパーセルのサイズ感に少し違和感が出てきました。
それを踏まえて、ジャックパーセル以降に買ったスニーカーは、より脚にフィットする形を選ぶようになりました。
つま先が余らず、横幅は広めのモノにする。
買うときはジャックパーセルと比較して、履き心地・見え方の変化を確認することの繰り返しでした。
細部までかなりボロボロなので、さすがにもう外に履いていけるようなレベルではありません。
けれどコイツを残しておいたことで、スニーカー選びはとても順調に進みました。
黒スニーカーといっても奥が深いもので、素材も形もさまざま。
スエードや表革レザーなど。これで素材違いの基本的な黒スニーカーはすべて揃ったので、ジャックパーセルは十分に役割を果たしてくれました。
ポジティブな断捨離
ということで1年4ヶ月ほど使っていたジャックパーセルは断捨離します。
正直なところ、まだまだ手元に置いておきたい気持ちはありますが、完全に役割を果たした靴なので捨てることにしました。
ファッションに限らず、モノを捨てるときは結構精神的に体力を使います。使っていたときの感覚をどうしても思い出してしまうからです。
ちょっとオーバーな表現ですが、捨てるという作業は区切りをつけるようなものだと思います。そしてモノを通してわかったことを、これからのモノ選びに活かし続ければいい。
こうやって最後の状態を写真として残したので、いつでも見返すことはできます。
使わなければパッと捨てるというのが1番効率的ですが、思い入れがあるアイテムに関しては面倒でも写真を撮っておくのをオススメしたいです。
“断捨離”と聞くとネガティブなイメージがありますが、靴選びの基準をつくってくれたこのスニーカーには感謝しかありません。
洋服や身のまわりのモノを捨てるときは、いままでどんなふうに使ってきたのか振り返ってみるのもいいと思います。