小柄の小松です。今回は自分の体型に自信がない人に知ってほしい”本当の小顔効果”について。
“八頭身”という言葉があるように、洋服の着こなしはモデルのように顔が小さいほどカッコよく見せることができます。
そこでもともと顔が大きい場合は、いかに小顔に見せるかがカギになってくるわけですが、原則を知っていないと返って大顔に見せてしまう場合があるんです。
顔の大きいメンズがスタイルを良く見せる方法【小顔効果の”縦と横”】
繰り返しになりますが、洋服の着こなしは顔を小さく見せることがとても大事です。
この小顔に見せるテクニックはいろんなファッションサイトが紹介してくれていますが、実は最も大事なポイントが欠けていることが多いです。
まずは小顔効果の原則と失敗例を紹介したいと思います。
小顔効果の原則と失敗
小顔効果とは文字通り”小顔に見せるテクニック”のこと。
その原則として一番わかりやすいのは”顔まわりにボリュームがあるモノを置く”ということです。

顔に限ったことではないですが、どんなものでも比べることでどちらが大きいかを判断することができますよね。
上の画像だとサンダルが一番大きく、メガネが一番小さいですが、近くに置くことでその大小を際立たせることができます。
小顔効果はこの錯覚を利用します。つまり顔より目立ちやすい大きいモノを近くに置けばいいわけです。

たとえばこんなふうにパーカーやコートを着る場合。
パーカーはフードにボリュームがありますし、コートも大きめの襟が付いています。
こういった顔よりも目立つ大きさのものを使うことで小顔効果が出てきます。

ちょっと奇抜な着こなしですが、これも小顔効果のわかりやすい例。
マフラーをぐるっと巻きつけて、さらに帽子やメガネを付けることで顔の大きさが目立たないようにしています。リュックを背負っているのもそのためです。
顔まわりにボリュームのあるモノを置く。これが小顔効果の原則なのは間違いありません。
ただここで気をつけてほしいことがあります。
顔まわりにボリュームがあれば100%小顔に見えるとは限らないということです。

たとえばこの2つの着こなし。使っているのは同じハイネックTシャツです。
顔まわりにボリュームがあるのは右側ですが、実際は左のほうが小顔に見えていると思います。

こちらは色とサイズが近いニット。大きな違いは白Tシャツを重ね着してるかどうかです。
右側のほうが顔まわりにボリュームがありますが、左のほうが顔が小さく見えるはずです。
顔まわりにボリュームがあったほうが小顔効果があるはずなのに、これはちょっとおかしい。
実は小顔効果で重要なのはボリュームではありません。
一番大切なのは”縦と横のバランス”なんです。
小顔効果は”縦と横のバランス”で決まる

縦と横のバランスとは何か。もう一度この画像を使って説明していきます。
上の着こなしの違いは襟の高さですが、右は襟の高さだけが目立っています。つまり縦方向のボリュームだけが強調されてることになります。
こんなふうに縦のボリュームだけが強調されると、かえって顔が大きく見えやすいのです。

逆にこちらは横のボリュームが強調されてるパターン。
横のボリュームは顔を大きく見せることはないですが、着こなしそのものに少し違和感をもたせる原因になります。フードだけが目立ってると変ですよね。
つまり小顔効果で大事なのはボリュームそのものではなく、縦と横のボリュームを調整することです。

さっきの着こなしの上にコートを羽織りました。
ハイネックTシャツで縦のボリュームを出しつつ、コートの襟で横のボリュームも足しています。
どちらかが極端に目立たないようにすれば、小顔に見せることができるんです。

別に洋服に高さがなくても小顔に見せることはできます。
ここではVネックセーターを使っているので縦のボリュームは少し抑え気味ですが、コートの襟が比較的大きいので相対的に小顔に見せることに繋がってます。

シャツのボタンを開ける、マフラー類やリュック、襟の大きいコートなど。
難しいパターンもありますが、基本的にはどんな洋服でも縦と横のバランスさえ調整すれば小顔に見せることができるんです。
たった1点で小顔に見せられる洋服とは?

縦と横のバランスなんて面倒だという方も多いと思います。
そこで最初から単体でバランスが取れているアイテムを紹介します。パーカーです。

パーカーはフード自体にボリュームがある服ですが、少し大きめのサイズを選べば首まわりにゆとりをつくることができる。
つまり単体で縦と横のバランスを取りやすいアイテムなんです。

秋冬ならパーカーをスッポリかぶって上からコートを羽織るだけ。小細工なしで手っ取り早く小顔効果を発揮してくれます。
フードが分厚かったり首まわりがキツいと逆効果なので、パーカー選びそのものが難しいというのはあります。

けれど程よいボリュームのパーカーさえ買ってしまえばあとはラクチン。
たとえばユニクロの通常ラインのスウェットパーカー。こちらは重ね着にちょうどいいフードで、首まわりもスッキリしてます。
ポケットが目立たないので地味になりやすいですが、小顔効果だけが目的ならこれほど簡単なものはありません。一度手持ちのコートを持っていって合わせてみてほしいです。
顔まわりにボリュームのあるモノを置けば相対的に小顔に見える。
このテクニックを効果的に使うため、体型に自信のない方は小顔効果の”縦と横”を意識してみてください。
