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洋服を知るほどユニクロの品質の良さに驚く【セレクトショップより高級?】

小柄の小松です。今回はユニクロの洋服の品質に驚いた話。

洋服好きな人からそうでもない人まで、あらゆる人が気軽に出入りできるのがユニクロですが、地味すぎる・人とかぶるからイヤといった声も出てきます。

けれど上質な服選びを突き詰めていくほど、ユニクロの凄さがわかってきました。

洋服を知るほどユニクロの品質の良さに驚く【セレクトショップより高級?】

これは本当に強く言いたいんですが、洋服のことを調べれば調べるほどユニクロの品質の良さには驚かされます。

どんな洋服にも元になる原型がありますが、デザイン・シルエット・素材などあらゆる方向から忠実に作っているのがユニクロだからです。

ユニクロのコートは3万のブランド品より凄かった

ユニクロは一見地味なアイテムが多いですが、とりわけスゴイと感じるのは着心地の良さです。

デザインや素材表記だけだとどんなブランドも同じに見えますが、実際に着てみると目に見えない凄さを実感することがあるんです。

たとえばこちらは某セレクトショップのチェスターコート。ZOZOUSEDで買った数年前の古着です。

シンプルなデザインで表記上はサイズも合いそうだったので試しに買ってみたんですが、袖を通したら少しショックなことが起きました。

着心地があまり良くなかったんです。

表の素材はウールやポリエステルで裏地はキュプラという組合せ。

買う前は特に問題ないだろうと思っていたんですが、明らかにゴワゴワして使うことができませんでした。

古着だから劣化するのは当たり前だろと思うところですが、実は同じく古着で買ったユニクロのコートはそうではなかったんです。

これは3年ほど前に発売されたコートで、当時の値段は1万3千円ほど。使用感はありましたが、いまでも問題なく使える着心地の良さが残ってます。

一方で上記のブランドのコートは定価3万円のもの。古着なので厳密な比較ではないですが、似たようなコートでもここまで違うのかと驚かされました。

すべてのブランドよりユニクロのほうが優れてもいるとも思いませんし、他のブランドさんが手を抜いているということもないて思います。

ただセレクトショップや他のハイブランドに負けない魅力がユニクロにはあるんだなと。

古着でも現役として使える洋服だったことから、そう感じるようになりました。

細部の作り込みがハンパじゃない

ユニクロは着心地の良さだけでなく、細部の作り込み方も頭一つ抜き出ていると感じます。

1つひとつのパーツの選び方も妥協を感じさせず、高級感が出るよう工夫されているんです。

たとえばこちらは先日紹介したスウェットプルパーカー。

とてもシンプルなパーカーですが、僕が驚いたのは首まわりのつくり。

過去記事でも書きましたが、金属パーツは主張の少ない”いぶし銀”で、ラフなパーカーを上品に見せてくれています。

中央の縫い方も使いやすい形で、首まわりにゆとりができるだけじゃなく、Tシャツを重ね着したときにキレイに見えるよう計算されています。

別ブランドのパーカーもいくつか見てみましたが、同じ価格帯で一番使いやすい形になっていたのがユニクロ。

生産の規模が違うので値段だけで判断はできませんが、他のブランドと比べれば比べるほど細部の作り込みに驚かされます。

ユニクロの服は”基本に忠実”

ユニクロの服はシンプルなものが多いですが、そのデザインは基本に忠実です。

世の中のトレンドによって毎年微妙に変えていますが、基本的な形を崩さない範囲でデザインされているんです。

たとえばこのスウェットシャツ。襟下にV字型の”ガゼット”というパーツが付いています。

汗止めや生地のヘタリ防止など諸説ありますが、これはヴィンテージ古着によく見られる仕様のようです。

コストがかかるので年々省略されていったようで、実際ガゼット付きのスウェットは扱ってるブランドが限られます。

ユニクロはその古き良きデザインを忠実に守りながら、毎年アップデートを繰り返しています。安く売りたければ削ってもいいデザインのはずなのに。

実際このガゼットがあることで、スウェット単体で着ても地味にならない自然な装飾になってくれます。

ガゼットがないほうが好きという方もいると思いますが、着心地も使いやすさも兼ねた忠実なデザイン。

スウェットだけでなく、ほとんどのユニクロ製品はこういったベーシックなデザインで使いやすい。

僕はここ数ヶ月、いろんなブランドの服を見る機会が増えましたが、最終的にたどり着くのがユニクロということが非常に多いです。そこに値段は関係ありません。

もちろん自分の感覚と合わないものもありますが、それはあくまで相性の問題で、別の人からしたら最高ということもあります。

シンプルな洋服はパッと見ただけだと良さがわかりにくいので、ついつい装飾のあるものに惹かれやすい。

けれど洋服の原型を知れば知るほど、ユニクロが1つの商品にかなり時間をかけていることがわかってきました。

洋服にハマりだした当初は、他のブランドのことを大して知らないくせに”ユニクロで十分”なんて言っていました。いま思うと浅はかです。

地味だからブランド品のほうがイイと考える方もいると思いますが、その地味なデザインを徹底的に深掘りしてつくっているのがユニクロ。

ここ数年は有名ブランドとのコラボ企画が目立ちますが、ユニクロの素晴らしさは通常ラインの商品のほうが実感しやすいです。

ちょっと大げさな話ですが、ユニクロで買い物をするときは、洗練された洋服を見るような気持ちで商品を選んでみてほしいと思います。

 

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