小柄の小松です。今回はユニクロと有名ブランドのコラボ商品を買うときの基準について。
ここ数年、ユニクロは有名ブランドのデザイナーとのコラボ企画が増えています。1シーズンで同時展開するので、どれを買えばいいのかわからないという方も多いと思います。
買ったあとで後悔しないために、今回は選ぶときの基準をお伝えしたいと思います。
ユニクロU・イネス・ガーメンツ・アンダーソンコラボで買わないアイテムを決める基準
タイトル通りですが、ユニクロがどれだけ有名なブランドとコラボしていても、モノによっては当たり外れがあります。
SNSやブログなど、ネットで異様に人気なアイテムだったとしても、その服のデメリットまでは伝えられてないことが多いです。
着心地が悪い服は諦める
まずユニクロのコラボ商品で最優先してほしい基準があります。着心地の悪い服はキッパリと諦めるということです。
洋服はどれだけデザインが優れていたとしても、普段着として着るもので、結局は日用品。
着心地の悪い服は自然と着なくなり、来年の同じ時期になったら捨てるかフリマサイトに出品するという流れになりやすいです。
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/422605?color=69&utm_medium=mobile_app&utm_source=PDP
たとえばこちらはユニクロとイネス・ド・ラ・フレサンジュのコラボ商品、アーガイルクルーネックセーターです。
レディースの服ですが、中央にワンポイントで装飾が付いていてデザイン自体はシンプル。これならメンズでも使えそうに見えます。
けれどこのニット、実際に着てみるとビックリするほどチクチクします。着たときの違和感はラムウールセーターの比ではありません。
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/422079?color=08&utm_medium=mobile_app&utm_source=PDP
10月18日(金)に発売されたJWアンダーソンとのコラボニットも全く同じで、これもかなりチクチクしました。
ユニクロで買うニットといえばエクストラファインメリノセーターが定番ですが、比べると着心地の差は歴然。
そもそも通常のユニクロ商品と1000円くらいしか違わない値段で、デザインと着心地を両立するというのは難しいはず。どこかにデメリットがあってもおかしくないのです。
それでも着たいという方は別ですが、いつものユニクロニットの着心地に慣れているという方は、着た瞬間に諦めることをオススメしたいです。
奇抜なデザインは来年飽きる
次に気をつけてほしいのは、奇抜すぎるデザインの服は避けたほうがいいということです。
トレンドやブランドの個性を強く意識した服は一見ステキに見えますが、あまりにも個性的な服だと来年になったら飽きて手放す可能性が高いからです。
たとえばこういった服。ここ数年あまりにも流行ってるボアフリースアウターです。
ユニクロの通常のボアフリースは色の切替がないシンプルなものが多いので、こういったアイテムは新鮮に感じると思います。
けれどこういったクセのある服だと来年も使える可能性は低いです。
しかも目立つ装飾があると、合わせるインナーをモノトーンだったり同色にしないと、オシャレに見せることが難しい。
さらにこれだけ特徴的なデザインの服を来年着てると「アレって去年のだよね?」と思われる確率が高くなります。
別に気に入ってるなら誰に何を思われてもいいと個人的には思いますが、他人とかぶったり昔の服を着てると思われるのがイヤという方もいるはず。
奇抜なデザイン服はその年に人気でも、来年になったら一気に価値が下がるなんてこともあるので、フリマサイトで売る場合も苦労することになると思います。
飽きやすいだけでなく、着こなしが難しくてフリマサイトで売るのもハードルが高い。
奇抜なデザインほど、あとからいろんなデメリットが出てきやすくなるんです。
極端なシルエットを避ける
最後は洋服のシルエットですが、極端な形をしてる服は避けたほうが無難です。
たとえばゆったりシルエットの服は合わせるアイテムをシンプルにしないとオシャレに見せにくい傾向があります。
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/421998?color=32&utm_medium=mobile_app&utm_source=PDP
ゆったりシルエットと聞くとワイドパンツなどを思い浮かべるかもしれませんが、アウターでも同じことがいえます。
たとえばこのエンジニアドガーメンツとのコラボであるフリースコンビネーションジャケット。
Sサイズを選べばダボっとした印象を減らせそうに見えますが、このアウターは何より袖が緩めです。
そして着てみるとわかりますが、実は袖裏がモコモコとしたボア素材になっています。
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/419753?utm_medium=mobile_app&utm_source=PDP&color=32
こちらはユニクロが通常ラインで扱ってるボアフリースカーディガン。
袖がゆったりしてますが、こちらは袖裏がスッキリしたフリース素材になっているんです。
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/419753?utm_medium=mobile_app&utm_source=PDP&color=32
こんな感じの滑らかなフリースが袖裏まで繋がっています。なのでガーメンツコラボと比べると、こちらのカーディガンのほうが着心地はいいです。
ガーメンツコラボは色ではなく素材を切り替えているので、デザイン自体は落ち着いていますが、こんなふうに通常のユニクロ服にはないデメリットを抱えています。
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/421257?color=37&utm_medium=mobile_app&utm_source=PDP
極端なシルエットというのは、ゆるさだけとは限りません。
これはユニクロUのメランジVネックセーターですが、着てみると首まわりだけ異様に詰まり、顔が大きく見えやすいです。
その一方で袖丈はかなり長く、編み方が原因なのか裾丈はかなり伸びやすい。サイズ表記だけを見ていつもの感覚で買うと失敗する確率が高いです。
シルエットが海外のトレンド的に優れていても、それが使いやすいかどうかは別の話。
なのでいつもより緩い・タイトなシルエットは避けたほうが安全といえます。
今回3つの基準をお伝えしましたが、これらに共通してるのは”普段のユニクロとかけ離れた服は諦めたほうがいい”ということ。
僕はユニクロの服が好きですが、シンプルなデザインや着心地といった”ユニクロ本来の魅力”が半減してしまうことに違和感を覚えます。
ユニクロと有名ブランドのコラボはお祭り的な要素が強く、勢いで買ってしまうことも多いです。
本当に好きだと思える服なら問題ありませんが、どこかに違和感があるなら無理して買う必要はないと思います。
そうすればもっとステキな洋服を見つけたときに、パッと手を出せるお金の余裕ができるはずです。