小柄の小松です。今回はテーラードジャケットが似合わない理由と解決策について。
ジャケパンスタイルなど、メンズファッションの定番として紹介されることの多いテーラードジャケットですが、実はシンプルゆえになかなか難しい。
以前、こんなツイートをしました。
「低身長男子でも〇〇は似合います」というフレーズは一見優しそうですが、悩んでいる側からすると、実際はなかなか上手くいかないことが多いです。たとえば低身長男子が普通にテーラードジャケットを着ても似合わないのは事実です。
だからこそ、合わせる服・小物選びにこだわる必要があります。— 小柄の小松 (@komatsu162) July 3, 2019
「低身長男子でも〇〇は似合います」というフレーズは一見優しそうですが、悩んでいる側からすると、実際はなかなか上手くいかないことが多いです。たとえば低身長男子が普通にテーラードジャケットを着ても似合わないのは事実です。
だからこそ、合わせる服・小物選びにこだわる必要があります。
これについて深掘りしていきます。
低身長男子だからテーラードジャケットが似合わない【ほぼ事実です】
いきなりショックな話から入りますが、低身長男子のテーラードジャケットが似合わないのは本当です。
正確にいうと、高身長男子と同じ理屈で着ようとしても似合いません。
その理由はジャケットの”イメージ”そのものにあります。
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まずテーラードジャケットとは、スーツのような襟のあるデザインのジャケットのこと。
スーツに合わせる服はシャツとネクタイですが、これ実は最強の組合せです。
シャツで大人びた印象を出しつつ、ネクタイでベルトの腰位置までを繋げることで、スタイルを良く見せる効果があるからです。
![](https://komatsu162.com/wp-content/uploads/2019/07/76098BD3-BAA0-4349-8808-D4AA3D97DFE3-500x626.jpeg)
そんなテーラードジャケットですが、スラックスと合わせた”セットアップ”という着こなしが紹介されることがあります。
ジャケットとパンツを固定することで、あとはインナー・靴だけを変えればいいという便利な方法なんですが、これが結構難しい。
腰位置を隠すものが何もなく、どこまでが足なのかわかって、スタイルを悪く見せやすくなってしまうんです。
一方、身長の高い男性はテーラードジャケットを比較的簡単に着こなせます、単純に背が高いので腰位置がわかっても大きな影響がないから。この差はかなり大きいものです。
じゃあテーラードジャケットは諦めたほうがいいのかというと、そんなことはありません。着こなしのポイントが3つあります。
①インナーの着丈に注意する
②パンツはスキニー固定でもいい
③小物使いで視線を上にあげる
順番に説明していきます。
①インナーの着丈に注意する
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先程から使っている白Tシャツですが、シンプルに着る場合、インナーの着丈に注意が必要です。
なぜなら白などの明るいインナーだと、パンツとの境目がクッキリとわかってしまうからです。
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ここでは着丈の違う2種類のTシャツを使っています。少しわかりにくですが、左のほうが着丈が短めです。
この場合、着丈の短い左の着こなしのほうがスタイルが良く見えやすくなります。
一般的にジャケットとインナーの着丈は近いほうがいいと言われていますが、それは身長がある程度高い方の話。
低身長男子の場合、目立つインナーの面積はなるべく少なくしたほうがバランスが取れます。
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以前書いたこの記事で「白は”小出しする”」という説明をしました。
高身長男子と比べたときに、目立つ色が少ないほうが違和感を減らすことができるからです。
着丈がほんの少し違うだけで印象が変わるので難しいところですが、インナーの着丈は、やや短めのものを合わせるのが適しています。
②パンツはスキニー固定でいい
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インナーの次はパンツの話。こちらは脚にフィットする黒スキニーを使うと決めるのが簡単です。
黒のスキニージーンズだと足がシュッと長く見えるので、腰位置がわかったとしてもスタイルの悪さをカバーしてくれるからです。
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そしてこのときに合わせたほうがいいバッグはトートバッグ。
スキニーは脚を細長く見せてくれますが、テーラードジャケットを着たことで上半身が広がると、脚だけが細くなりすぎてバランスがおかしくなるからです。
トートバッグを合わせれば、下半身に少しだけボリュームが生まれます。これで上下の”ゆったり具合”を調整することができるんです。
体型によっては穿けないという方もいますが、穿ける方はスキニー+トートバッグで固定するのが1番簡単です。
③小物で視線を上にあげる
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体型が筋肉質だからスキニーがパツパツで入らない。そこでスラックスにしたいという方もいるでしょう。
そんな方は小物で視線を上にあげる方法がオススメです。
上の着こなしは明るいインナー・スラックス・白スニーカーというスタイルが悪く見えやすい組合せ。
ですがメガネやリュックを合わせることで、腰位置や下半身に目線がいかないようにしています。
特にメガネは自然と目線を上にあげてくれるのでオススメしたい小物。
テーラードジャケットにスラックスを合わせたいという方は、視線を上にあげる小物を使ってあげてみてください。
「身長が低いから似合わない」の代表格がテーラードジャケット。
低身長男子が不利なのは事実ですが、合わせるインナー・パンツ・小物を工夫して、かっこいいコーディネートを目指してみてください。