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ストレートパンツの裾上げ・お直しが簡単な理由【低身長・短足でもOK】

小柄の小松です。今回はお直ししやすいパンツの形について。

身長が低い・短足などのコンプレックスがある人は、既製品のパンツだと裾丈が長くなりがち。

そこで脚の長さに合わせて裾丈をお直しすることになりますが、そのときに1番簡単なのは”ストレートパンツ”。

最近徐々に浸透してきた形のパンツですが、スタイルが悪くても扱いやすい理由を紹介します。

ストレートパンツの裾上げ・お直しが簡単な理由【低身長・短足でもOK】

繰り返しになりますが、ストレートパンツは他のパンツと比べて裾丈のお直しが簡単です。

僕は身長162cmと小柄で脚も短いですが、これまで持っていたどのパンツよりもお直しがスムーズにできています。

細身のパンツはなぜ形が崩れやすいのか?

これまでは裾に向かって細くなるテーパードパンツを穿く人が多かったですが、テーパードパンツはお直しがとても難しい。

基本的に裾丈を短くすると”裾幅”が広がってしまうので、もとの綺麗なシルエットが崩れやすいからです。

裾幅とは文字通りパンツの裾まわりの幅のこと。

洋服の先端は目立ちやすいポイントですが、この裾幅が狭いほどパンツは細く、広いほどダボっとした印象が出やすくなります。

見ての通りテーパードパンツは裾から離れるほど裾幅が広がっていきますよね?

つまり裾上げをするほど先端が太くなるので、元の形よりダボっとした印象が出てしまうんですね。

そこで僕はお直し屋さんに持っていき「パンツの裾幅を詰めるお直し」をお願いしてましたが、裾幅のお直しはとても難しい。

もともと綺麗なカーブを描いていたパンツを途中から無理矢理細くすることになるので、どうしても形が崩れやすい。

生地の風合いや厚みなどによって変わってくる話ですが、裾幅を詰めると画像のように途中で変なシワができることもある。

散々失敗してきたので段々コツを掴みましたが、それでもどこか違和感が出てしまうもの。

これまでの洋服のトレンドはアンクルパンツやワイドテーパードなどが多かったですが、低身長・短足などコンプレックスがある人にとってはかなり厳しい時代だったんですね。

ストレートパンツは形がほとんど変わらない

最近はアンクルパンツやワイドテーパードよりも”ストレートパンツ”が増えてきていますが、実はこれらは体型に自信がない人ほど試してほしいパンツ。

裾丈が長いというのは同じですが、お直ししても形が崩れにくいものが多いのです。

文字通りですが、ストレートパンツとは直線的な形のパンツのこと。裾幅が途中でほとんど変わらないものが多いです。

裾幅が変わらないということは丈を少し短くしてもシルエットが変わらないということ。

つまりお直しするときは単純に”裾丈”だけ気をつければいいのです。

たとえばこちらはユニクロのストレートジーンズですが、やったのは裾丈のお直しだけです。

ユニクロのジーンズは普通のミシン縫いなら無料でやってもらえるので、あとから余分にお直し代が掛かることはありません。

他のパンツも何本かお直しに出してますが、どれも裾幅はいじっていません。たとえ10cm近く短くしても、テーパードパンツのように差が出ることは少ない。

もちろん元の長さのほうがシルエットが綺麗ですが、ストレートパンツなら形を崩さず自分の体型に合わせやすい。

スキニーやテーパードなどに馴染んだ人は抵抗があるかもしれません。僕自身も試す前はすごく抵抗がありました。

けれどいままで1番お直しかラクなのは事実。着こなしにコツが必要ですが、ストレートパンツは体型にコンプレックスがある人の強い味方といえるんですね。

裾を”ダブル”にするメリット

裾幅をいじる必要はないですが、スラックスのときは裾の仕上がりで試してみてほしいことがあります。

それは裾を”ダブル”にすること。画像のように裾を折り返して厚みを持たせる状態です。

裾をまくる”ロールアップ”と似ていますが、ダブルのほうがシワができないので足元を綺麗な状態に見せることができます。

これには2つのメリットがありますが、まず1つは足元に装飾をプラスできること。

当たり前といえばそうですが、パンツの裾は折り返したほうが目立ちますよね?

そうすると下半身にボリュームが出るので、上半身にクセのある洋服を合わせたときに上下のバランスが取りやすくなる。

最近は派手な柄や身幅の広い服など、上半身にボリュームがある服が多いので、裾まわりに何かしらのデザインがあったほうが都合がいいことが多い。

デザイン性のある靴を使ってもいいですが、パンツの裾をダブルにすれば最初から足元にアクセントを加えることができます。

2つめのメリットは再お直しがしやすいということ。

ダブルのお直しをするときは最低でも10cmほど丈を使いますが、そうすると逆に丈を10cm戻すこともできます。

普通のお直しだと、一度短くしたら長くするのは難しい。けれどダブルにしておけば、いざというときにちょっと長めに変更できる。

その場合はダブルの幅を狭くしなきゃいけないですが、短すぎて困るよりはマシ。ダブルで使う予定がなくても、そのほうが便利なんですね。

ちなみに”ダブルの幅”に関してですが、なるべく広めに取っておくのがベターです。

比較的細身のスラックスでも最低3.5cm。パンツ自体が太めなら4〜5cmほどあったほうがいいです。

5cmと聞くとだいぶ太く感じますが、既製品の段階で5cm幅のパンツというのは結構あります。

この辺は好みもあるかと思いますが、ダブルの幅が太いほどあとから再お直しもしやすいので、割と大胆な幅で仕上げてもOKです。

ただし丈がそこまで長くないパンツはダブルにしなくても大丈夫です。

ダブルにするためには長さが必要と書きましたが、上のパンツをこれ以上短くするとおかしくなってしまう。

なのでダブルが正解ということではなく、できそうなら試してほしいという話です。

ということで今回のポイントは…

・テーパードパンツはお直しが難しい
・ストレートパンツは形がほとんど変わらない
・裾をダブルにするとメリットが多い

ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。

 

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