小柄の小松です。今回はいわゆるミニマリストの服選びについて。
「最小限の持ち物で生活する」というスタイルで、何かと話題が出てくるミニマリストと呼ばれる人たち。
無駄なことを嫌うイメージが強いですが、そこで気になるのが「なぜ白い洋服を選ぶのか?」ということではないでしょうか?
ミニマリストが白い洋服・靴下を選ぶのは矛盾?【デメリットより優先してること】
個人的な意見ですが、いわゆるミニマリストとして知名度のある人たちの服装はどこかに白が入っているイメージがとても強い。
しかしよく考えてみると白い洋服は汚れが目立つというデメリットがあり、なるべく綺麗に保つという手間がかかります。
荷物を減らしたり、時間の節約をしたりする人たちが、なぜわざわざ汚れやすい白を選ぶのでしょうか?
「全身真っ黒」なミニマリストがあまりいない理由

多くのミニマリストが白を選ぶ理由、それは白のイメージではないかと思います。
白はすべての色のなかで最も明るい色。それでいて綺麗な印象があり子どもっぽくなりすぎない。
そのバランスの良さを実感しているからこそ、多くのミニマリストが白服を着ているのではないかと思うのです。

シンプルで汚れも目立たないという点では、圧倒的に黒い服のほうが使いやすい。
けれど全身を黒い服で揃えると、夏はもちろん秋冬でも地味で重たい印象が出やすくなります。
効率を優先したら黒を選ぶわけですが、効率だけで選んでもカッコイイ服装になれるとは限らない。

じゃあグレーとか中間の色じゃダメなのかという話ですが、これもやはり違う。
グレーは黒ほど地味ではなく汚れも目立たないですが、白が醸し出すシンプルな印象を出すことはできません。それくらい白は特別な色です。
彼・彼女らは効率だけで服を選んでる印象が強いですが、実際は「この服装が他人からどう見えるか?」という他人目線を意識している人が多いのではないでしょうか?
無駄は”個性”になる

白いアイテムといっても実にさまざま。シャツやTシャツさらには靴下を白にするという人もいます。
どれも汚れが目立つという点では無駄なように感じますが、この無駄というのはその人の考え方を左右する”個性”のようなものだと感じます。
たとえば白シャツや白ソックスは1日で汚れがたまるものですが、これらを使いこなせる人は間違いなくオシャレです。
巷では白シャツは使いやすいなんて言われてたりしますが、実際は長袖の白シャツほど難しい洋服はありません。
大きなデメリットがあるのにそれを好んで着る。それでもオシャレ・好きだから着るというのはかなり強いこだわりがある証ともいえます。
他のものに対してはハッキリ無駄ということもある彼らですが、そもそも白い服を選んでる時点で無駄を含んでいる。
つまり逆にいうと、彼らがどれだけ無駄と主張してるものでも、あなたが好きであればその意見はスルーしていい。
どうしても家の荷物を片付けたいという人は別ですが、彼らが白服を愛用するように、僕らは僕らで自分の強烈なこだわりを捨てる必要はないんです。
Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズは同じ服を毎日着ていたと言われていますが、下はブルージーンズにグレースニーカー。汚れにくさを優先するなら黒でもいいはず。
一見無駄のなさそうに見えるミニマリストですが、彼らにだって矛盾してるところはある。それは正解・間違いというわけではなく、彼らがその方針を選んでいるだけ。
完璧な人なんていないので、自分だけのこだわりがあっても決しておかしなことではない。そう考えるのがラクではないでしょうか?
