小柄の小松です。今回は機能的でかっこいいショート丈アウターについて。
軍用品がルーツのMA1ブルゾンなどをはじめ、ミリタリーやアウトドアの洋服は男らしさを感じさせてくれるもの。
今回紹介するアウターもそういった無駄のないデザイン。男性だからこそ”そそられる”魅力が詰まったアウターです。
ノースフェイスのファイヤーフライジャケットは機能的で男らしいマウンテンパーカー型アウター
こちらが今回紹介するTHE NORTH FACEのファイヤーフライジャケット
身長162cmの小松はブラック(K)のSサイズを購入しました。
アウトドア感の強いデザイン
このアウターはアウトドアの要素がこれでもかと詰まったジャケット。
ポケットやフードなど、機能的なデザインに溢れたつくりになっています。
特徴的なのは、ともかくポケットの数が多いこと。
まずは腰回りの大型ポケットです。
ボディに縫い付けてあるパッチポケットにボタンで留められるフタが付いたパッチ&フラップポケット。
多くのアウトドア用品に採用されることが多い典型的なデザインです。
収納は縦向きですが、サイドにはもう1つポケットが。こちらは寒い日にスッと手を入れるためのハンドウォームポケットと呼ばれるものです。
実はこのポケット、入り口が少し中央にズレています。
右は同じようなハンドウォームポケットが付いたアウター。
中央にズレているとポケットに手を入れるのがとてもラク。こういった日常の使いやすさは機能的なアウトドアならではの魅力を感じさせます。
また肩は縫い目がなくてストンと落ちるラグランスリーブ。
このジャケットは焚き火やキャンプを想定したアウターなので、アクティブな動きがしやすいよう工夫がされているのでしょう。
よく見るとボディに細かい線が入っていますが、これは”リップストップ”という仕様です。
「Rip(裂ける)」ことを「Stop(食い止める)」という名前通りの意味で、生地が破れてもダメージが広がりにくいのが一番のメリット。
頑丈なだけでなく雨などの水分を吸収しにくいので、悪天候でも生地の軽さをキープしてくれます。実際このアウターはかなり軽いです。
ジップはダブルジップ仕様。
ダブルジップはボタンと違ってアウターの閉じ具合が自由自在。たとえばイスに座ったときに裾まわりが窮屈にならないよう調節できるので、地味ですが日常生活では結構便利です。
袖・裾からフードまで、ボタンで2段階調整できます。
なので内側に着込むインナーによってサイズを自由に変えることができます。
色数が少ないのでラフになりすぎない
デザインの密度がかなり高いアウターですが、使われてる色数が少ないので意外とスッキリした印象があります。
色が付いてるのはまずジップと左袖ロゴのゴールド。
落ち着いた色合いなので、アウトドア用品にありがちなゴチャゴチャとした印象を感じさせません。
ボタンは黒で統一されています。
どれもロゴが刻まれていますが、こちらも主張は抑えめです。
袖が長かったので、お直し屋で”肩の部分から”袖を1cmカットしてもらいました。
こうすると肩に縫い目ができるのでラグランスリーブのダラしなさを解消することもできます。
こんなふうにインナーにダークグレーのセーターを合わせてもカッコいい着こなしを作れるのでオススメ。
ちなみに僕が買ったのはブラックですが、少しグレーっぽさのあるナチュラルな風合いです。
あまりにも多いポケットの収納力
最後に各ポケットの収納力をサクサク紹介します。
まず裾のポケットは縦横21×16cm。スマホは余裕で入ります。
左胸の隠しポケットは18×10cmほど。
右胸は14×10cmほど。こちらはiPhoneXだとギリギリ入らないサイズです。
右脇の裏にも隠しポケットがありますが、こちらは25×18cm。このアウターで一番大きなポケットです。
ちなみに左脇はデザインが違います。焚き火・キャンプで使う工具を2ヶ所差し込めるようになってます。
ともかく細部に至るまでデザインが入ってるアウター。それゆえインナーは無地の服を入れるだけでバランスが取れるので、シンプルな服が好きな方ほど適しています。
ただし生地自体は軽く防寒性はそこまで高くないので、インナーで調節することになるでしょう。
春秋をメインとして、インナー次第で冬にも使うことができる息の長いアウター。
機能的なデザインがこれでもかと詰め込まれた、男臭さ全開のパーカーといえるでしょう。THE NORTH FACE ファイヤーフライジャケット