小柄の小松です。今回は一見シンプルだけど特殊なマフラーについて。
ユニクロとJWアンダーソンとのコラボは奇抜に見える洋服が多いですが、シンプルなデザインなものもあります。
なかでも今回紹介するマフラーは”ありそうでないデザイン”ですが、つくりはシンプルでわかりやすい。
と思っていたんですが、なかなかの”クセ者”だということがわかりました。
ユニクロ×JWアンダーソンのケーブルマフラーは見た目はシンプルだけど着こなしが難しい
こちらが今回紹介するユニクロのケーブルマフラー
身長162cmでシンプルな服装が多い小松はネイビーを購入しました。
地味にならないザックリした編み目
まずこのマフラーの特徴はザックリとした編み方です。
スッキリしてる交差編みの左右に対して、中央は太くねじれのある縄編み。
遠くから見てもその立体的な形がわかるほどです。
僕が購入したのはネイビーですが、落ち着いた色でも表情があるので、着こなしに変化をつけてくれます。
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/419203?utm_medium=mobile_app&utm_source=PDP&color=66
ユニクロの今年のケーブル編みセーターもそうですが、編み目が太いと立体的なつくりになり地味な印象を防いでくれます。
地味に見えがちな無地のマフラーの問題を見事に解決してくれるケーブル編み。それがこのマフラー最大の魅力といえるでしょう。
幅が狭くて縦長なマフラー
このマフラーの大きさは縦横180×20cmで、ヒモ状になってる先端のフリンジは10cm。
一見小さそうに思えますが、巻いてみると結構なボリュームがあります。
その秘密はケーブル編みの密度です。少し緩めに編んであることで伸縮性が強く、巻くとマフラーの重みで若干長くなります。
なので感覚としては”幅だけ狭い大判ストール”というイメージですね。
横幅の広いストールを巻くと首まわりが詰まって顔が大きく見えやすいですが、このマフラーならその心配は不要です。
着こなしによって巻き方を自由に変えやすいので、1つのアイテムでいろんな着こなしを楽しめる。
…と思っていたんですが、実はこのマフラーは見た目のシンプルさに対して着こなしのハードルはかなり高めです。
いまのところ一番ラクなのはチェスターコートの上からそのまま肩がけするパターン。
伸縮性があるのでコートとほぼ同じ長さになり、ケーブル編みなことで無地の着こなしを立体的にしてくれます。
ただしグルっと巻いて使う場合はかなり難しいです。
いろいろ試してみましたが、意外とこのケーブル編みに存在感にあるので、特に身長が低い男性はバランスを取るのに苦戦すると思います。
JWアンダーソンはハイブランドLOEWE(ロエベ)のクリエイティブディレクター。
パッと見は適度なデザインを足した使いやすいアイテムに見えますが、そのデザインセンスをユニクロに取り入れるとこんなにも特殊なモノに変わるのかと驚くほどです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、試しに店舗で手持ちのコートと合わせてみてほしいです。”バランスが取れそうで取れない”という感覚がわかると思います(^_^;)
チクチクと毛玉について
ところで公式のレビューページにはチクチクするという内容が書かれていますが、正直そんなに気にならないレベルです。
このマフラーの素材はアクリル67%、羊毛25%、アルパカ8%。
この表面に出てる細い毛(アルパカ?)がチクチクする主な理由だと思いますが、マフラー自体が細いので首にはそこまで密着しません。
僕はかなり敏感肌なので確かに少しチクチクは感じますが、知人に巻いてもらったところ言わなきゃわからないレベルでした。
これがセーターだったらずっと着てるとチクチクが気になると思いますが、電車や屋内など暑い場所に入ったら外すことになるので許容範囲といえるでしょう。
ただ使っていると毛は結構抜けてきます。
もともと表面がザクザクとしているので見た目は変わらないですが、抜け落ちる量は多め。なので何年も使えるという保証はできないです。
それと編み目が緩いので、どこかに引っ掛けたときに穴が広がるんじゃないかという点は心配です。
ちょっと変な話ですが、このマフラーは洋服好きの方なら一度手にとってほしいと僕は思います。
すでに書いた通り、シンプルな見た目に反して着こなしはかなり難しい。2000円という価格でハイブランドのデザインの奥深さを感じることができます。
使いづらいアイテムはなるべく紹介しないようにしていますが、このマフラーは良い意味で裏切られました。どうにかいろんな着こなしを作ってやろうという気にさせてくれます。
ハードルの高いアイテムで新しい着こなしを模索したいという方にとって、これ以上ない”クセ者”マフラーです。ユニクロ ケーブルマフラー