小柄の小松です。今回はネット通販で洋服を買うときに知ってほしいことについて。
店舗に直接行けないときに便利なのが、ブランドのオンラインストアで洋服を買うこと。
そのときにサイズ選びをすることになりますが、実はブランドや通販サイトによってサイズ表記はバラバラだったりします。
知っていると便利。逆に知らないと予想と違うサイズの服が届く可能性もあるので、ぜひ読んでいただければと思います。
オンラインストアで洋服のサイズ選びをするときの注意点【身丈・着丈の違い】
タイトルにも書いてありますが、オンラインストアで服を買うときは「身丈と着丈の違い」を知ることがとても重要です。
身丈・着丈とはどちらも”洋服の裾丈の長さ”のことですが、実はこの2つは似てるようで全く違う測り方なのです。
身丈と着丈は”測る位置”が違う
身丈・着丈は洋服の長さのことだと書きましたが、この2つの違いは”測りはじめの位置”が違います。
一般的に”身丈”は襟を含んだ丈の長さ。”着丈”は襟を含まない丈の長さのことなんです。
赤い線でもう少しわかりやすく確認します。
右側はTシャツの襟を含んでいるので身丈。左側は襟下から測った長さなので着丈、ということになります。
つまり着丈65cmと書いてあっても、襟の長さ次第で身丈は66cmだったり68cmになるということなんですね。
「そんな細かい数字なんてどうでもよくね?」と考える方も多いと思います。
けれど上のTシャツのように襟の厚さというのは洋服によってバラバラ。左の襟は1cmほどですが、右は2cm。服によっては3cmほどあるものも存在します。
洋服のサイズがSからMに変わるとき、丈は2,3cmずつ変化するものが大半です。
この身丈と着丈の違いを知らないと、通販サイトで購入したときに「予想より1サイズ大きな服だった」なんてことが起きてしまうのです。
ユニクロ・ZOZO・無印良品で表記が違う
ここからが厄介な話ですが、ユニクロでは着丈と身丈両方の表記が混ざっています。
Tシャツは襟を含んだ身丈なのに、パーカーは襟を含まない着丈表記だったりします。
こちらはユニクロのスウェットパーカーですが、襟下から測った着丈表記になっています。
そもそもパーカーの襟ってどこまでだよという話なので、これは着丈という表記に違和感は感じません。
では次にユニクロのスタンドカラーシャツとカーディガン。
どちらも襟の部分が均等に存在しますが、シャツの表記は着丈、カーディガンは身丈というふうになっています。結構ややこしいのです。
スタンドカラーシャツは身丈で測れそうですが、基本的にユニクロのシャツ類は着丈で統一されているようです。
これらはユニクロとは違うブランドの服ですが、ユニクロだとシャツ・ジャケット・ブルゾン・コートなどは基本的に着丈。
Tシャツ・スウェット・セーター・カーディガンなどは身丈になっています。
ここで問題なのは大手通販サイトのZOZOTOWNでは「すべてが着丈表記になっている」ということ。
つまりいつもユニクロでは65cmを目安にしてるからZOZOでも65cmを買ったら、実物は身丈68cmでオーバーサイズになっていたりする。
予想より1サイズ大きな服が届くということがありえるわけです。
・ユニクロ→身丈・着丈が混在
・ZOZO→すべて着丈で統一
というふうにブランド・媒体によって全然違うのです。
最近はSTOREやBASEなどを使って個人で洋服ブランドを立ち上げる人も多いですが、ほとんどは着丈で表記されています。
寸法について説明が載っていればそちらを参考に。なくて不安な場合は念のためブランドに直接問い合わせるのが確実といえるでしょう。
お恥ずかしい話ですが、当ブログの初期記事では着丈・身丈の表記が混在しており、最近でも着丈を身丈と誤表記していることが稀にあります。
ただ測り方は基本的にユニクロを基準としているので数字自体は、
・Tシャツ・スウェット・カーディガンなど=身丈
・シャツ・その他アウター=着丈
このように捉えていただければと思います(間違ってる記事がありましたらご指摘いただけると嬉しいです)。
本来なら全部の媒体で共通にしてほしいところですが、違う以上は仕方がない。
ユニクロで洋服を買い慣れてる方ほど、今回のサイズ表記の違いを知っているとネット通販での失敗を減らすことができるでしょう。