小柄の小松です。今回は手袋を使ったコーディネートについて。
手袋は秋冬の防寒対策として便利なアイテムですが、細かいことをいうと洋服の着こなしのバランスが少し変わってきます。
特に柄の入った手袋を使うときに重要になってきますが、コツを掴めば簡単。
今回の考え方を知っていると、防寒性を高めつつ、着こなしのバランスを整えるヒントが見えてくると思います。
手袋を使う秋冬メンズコーデのポイントとは?【ヒント:色を拾う】
ということで使った着こなし提案です。
下記に使用アイテムを載せてますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
バブアー:ニューバーレーCN(36)
ユニクロ×JWA:ローゲージセーター(M)
soe:レーヨンスラックス(0)
PADRONE:ベビーカーフローカットシューズ(40)
KAIKO:レザーヘルメットバッグ
ユニクロ×JWA:ニットグローブ(M)
ユニクロ:リブビーニー(白タグ+)
amp japan:イヤーカフ
JINS:ファインフィットシートチタン
この着こなしで気を付けたポイントを書いていきます。
1番のコツは”悪目立ちさせない”こと
まず手袋を使う=アクセサリーが増えると考えるのがベターです。
手首まわりに使う小物というと時計・指輪・ブレスレットなどがありますが、手袋はそれらより面積が大きいもの。
寒さ対策という目的があるので自然なアクセサリーになりますが、その大きさゆえ意外とバランスの取り方が重要になってきます。
では何に気をつければいいかというと、手袋が悪目立ちしないよう工夫するのがポイントです。
特に柄の入った手袋だと、手首まわりに目線が集まりやすい。
黒くて無地の手袋だとそこまで目立たないんですが、どちらにしても浮かないための工夫はしたほうがいい。
首・手首・足首などの先端は意外と目立つ部分なので、手袋をコーディネートに馴染ませるという発想が必要になってくるんですね。
柄の手袋は”色を拾う”
そこで悪目立ちさせない方法ですが、「手袋の色を拾う」というのが簡単です。
色を拾う=同じ色の洋服を合わせる、という意味。
そうすれば手袋の主張を和らげ、コーディネートに溶け込ませることができるからです。
特にアウターやパンツなど、面積の大きい洋服で色を拾うのがベターです。
この手袋はグリーン・ネイビー・ベージュが混じった柄ですが、この3色を1つずつ拾ったのが今回の着こなし。
・グリーン→コート
・ネイビー→スラックス
・ベージュ→セーター
アウターは手袋と繋がる部分ですし、パンツも全体に占める割合が多い。
今回は面積が少ないベージュも拾ってますが、必ずしも全部の色を拾わなくても平気かと思います。手袋に使われてる色が多いものを優先するのがいいでしょう。
明るい色をプラスする
ところで手袋のアリナシでもう1つ気をつけたほうがいいことがあります。
それは「素肌の見える面積が減る」ということ。
今回の手袋は素肌より暗い色のものですが、そうするとダークトーンの割合が増えて暗いイメージが出やすいんですね。
こちらは今回と同じコート・セーターを使った着こなし。
当たり前といえばそうですが、手先が見えてるほうが手首まわりは明るく見える。逆にダークトーンの手袋を付けると暗い印象が増すことになります。
手袋の色が明るければ別ですが、暗い色のときはどこか別の部分で明るい印象をプラスしたほうがいいでしょう。
そこで今回は顔まわり・足首の2ヶ所に”白”を入れて明るさを足しました。
顔まわりには白タグが付いたニット帽。下半身には裾が白に切り替わったスラックス(白ソックスでもOK)。
セーターが明るければそれだけで十分な場合もあると思いますが、要所要所に白を使ってあげれば地味な印象が出にくい。
場合によってはたとえば靴下で白以外のカラーを使ってあげるのもアリです。
ほぼダークトーンの着こなしのときは、どこか1ヶ所に色があるだけで結構印象が変わってくるもの。
スラックスやソックスだけでなく、インディゴジーンズの裾を折り返して白い裏地を見せるというのも効果的な方法です。
ということで今回のポイントは…
・1番のコツは悪目立ちさせないこと
・柄の手袋は色を拾う
・明るい色をプラスする
ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。