ファッション

柄のニット帽を使った秋冬メンズコーデ【3つの工夫で失敗を防ぐ】

小柄の小松です。今回は派手なニット帽の使い方について。

ニット帽は秋冬の寒さを凌ぐうえでとても便利ですが、アイテム自体はラフで子どもっぽく見えやすいので着こなしに工夫が必要。

無地なら比較的簡単ですが、複数の色が使われているとバランスを取るのがさらに難しい。僕も苦戦してましたが、コツが掴めるとハードルはだいぶ下がります。

今回の考え方を知っていると、難しいニット帽の扱い方が見えてくると思います。

柄のニット帽を使った秋冬メンズコーデ【3つの工夫で失敗を防ぐ】

ということで柄物のニット帽を使った着こなし提案です。

下記に使用アイテムを載せてますが、後ろの数字がサイズです。

使用アイテム
バブアー:ニューバーレーCN(36)
ユニクロ×JWA:ローゲージセーター(M)
ユニクロ:レギュラーフィットテーパードジーンズ(28)
KLEMAN:FRODA(40)
アニアリ:レザートートバッグ
シルバーレイククラブ:革巾着ポーチ
ユニクロ×JWA:ニットキャップ
ユニクロ×JWA:ニットグローブ(M)
JINS:ファインフィットシートチタン

この着こなしで気を付けたポイントを書いていきます。

ショート丈よりロングコートが簡単

繰り返しになりますが、ニット帽自体はラフで子どもっぽく見えやすく、スーツの大人っぽさとは真逆のアイテムです。

そして洋服は基本的に無地より柄物のほうがラフで子どもっぽく見えやすいもの。

さらに顔まわりの小物はとりわけ目立つ傾向があるので、かなりカジュアルなアイテムといえます。

つまり合わせる洋服・小物で大人びた要素をプラスしてあげる必要があるんですね。

そう考えたときにまず簡単なのはロングコートを羽織ること。

暗い色なら丈の短いアウターでも大人っぽさがありますが、基本的にロング丈のほうがカッチリした印象が出しやすい。

今回はステンカラーコートを使っていますが、これはビジネスで使われる印象もあるので、まさにスーツの大人びた要素を含んだコート。

ただし普通に着ると仕事着っぽく見えやすいので、ジーンズ・ニット帽などで普段着の要素を入れるとバランスが取りやすい。

つまりニット帽×ステンカラーコートはお互いのメリット・デメリットを補える組合せといえるんですね。

トレンチコート×スウェットとかもそうですが、洋服の着こなしは真逆の要素をミックスするとバランスが取れることが多いです。

すべてがそうとは限りませんが、少なくともショート丈よりロング丈のほうが簡単。

なので迷ったらニット帽にはロングコートを合わせるという発想がベターといえるでしょう。

色を拾うと統一感が出せる

次に重要なのは合わせる洋服や小物の”色”です。

ロングコートを使うことで大人っぽさは足せますが、帽子だけが目立ってしまうと全体で違和感が出てしまいやすい。

そこで便利なのが、帽子に使われてる色・柄を拾うという発想。

そうすると帽子と他の洋服がリンクして、全体で見たときに統一感を出しやすいのです。

そこでまず試してみたのがこの組合せ。

ニット帽に使われてる色はグリーン・ネイビー・ベージュです。そこでコート・セーター・スラックスに近い色を合わせて統一感が出るよう意識しました。

ただこれだけだとまだ違和感がありました。特にグリーンですが、ニット帽とコートにまだ”色の差”があるので、どうしても帽子だけが浮いてるように感じてしまう。

そこで試してみたのが同じ色・柄の手袋を使うというアプローチ。

手持ちのロングコートだとこれ以上近い色がなかったので、帽子と手袋でカラーを統一させることを狙いました。

そうすると最初に考えた組合せよりニット帽が浮かなくなりました。

手袋のおかげで色・柄どちらも拾うことができたのが大きかったのかもしれません。

ちなみにパンツと靴は別のアイテムに変更しました。これは目立つニット帽に負けない存在感を出すためです。

最初はツルッとした素材で細身のスラックスでしたが、素材がデコボコしていて少しゆったりしたジーンズに変更。

革靴もシンプルな形から、より大きく足元が目立つデザインに変えてます。

最初の組合せより子どもっぽさが増していますが、手袋で肌が隠れたことで色数が減ったからか、そこまで印象が変わらない。帽子が悪目立ちするよりはバランスの取れた組合せになったかと思います。

色合い自体はほとんど変わっていませんが、こういった細かい調整を加えるとうまくいくことがある。

「ニット帽の色を拾う」をベースにしつつ、鏡を見ながら小物の足し引きでバランスを整えるのがいいでしょう。

革靴・レザー小物を活用しよう

この着こなしに限らずですが、革靴やレザーバッグを使うのはとても効果的。

帽子と同じく手首や足元などの”先端”は目立つポイントです。

そこにスーツ要素のあるレザーを使ってあげると、多少アイテムが変わっても大人っぽさをキープしやすくなるんですね。

「ニット帽の色を拾う」という話をしてますが、実は帽子のロゴとバッグポーチでも色合わせをしています。

これは普段からバッグに付けてるポーチですが、今回のように色合わせがカギになる着こなしでは特に効果を発揮してくれる。

自分が「よく買う色」を知っていると、いざというときに役立つことが多いです。大人っぽさをキープしつつ統一感を出すときは、レザー小物を活用するのが便利といえるでしょう。

ということで今回のポイントは…

・ショート丈よりロングコートが簡単
・色を拾うと統一感が出せる
・革靴やレザー小物を活用しよう

ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。

 

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