小柄の小松です。今回は低身長男子のロングコート選びについて。
身長の低さがコンプレックスという人は、洋服選びに悩んでる方が多いと思います。
特にロングコートはスタイルの良い人が着てる印象があり、着る前から「自分には似合わない」と諦めてる場合もあります。
僕自身も身長162cmと低めですが、実はポイントを押さえればロングコートは問題なく着こなせます。
今回はサイズ選びのコツを3つ提案していきます。
【メンズ】低身長男子はロングコートが似合わないの?【サイズの選び方を3つ紹介】
ということでロングコートのサイズ選びについて話します。
今回は使いやすさを優先してサイズ感を話しますが、実は慣れてくるとオーバーサイズや半端丈など何でもOKになってきます。
なので今回はあくまで入門編というイメージで頭の片隅に入れてみてほしいです。
着丈は膝下サイズにする
最初はコートの着丈についてですが、これは膝がしっかり隠れる長さにしてみてください。
イメージとしては膝小僧・ふくらはぎの間であればOK。膝と同じ高さではなく、ちょっと緩いサイズを選ぶのがポイントです。
「身長が低い=コートの着丈も短くしないとダメ」と考える人がいるかもしれません。
けれど実はそういう半端丈のコートほど着こなしが難しく、スタイルの悪さが目立ちやすいというデメリットがあります。
こちらが半端丈コートの具体例。
膝が半分出るくらいの着丈です。こういうコートを着る場合は、下半身を細身のパンツにして上下にメリハリを出すのが鉄則です。
これはYラインというシルエットを意識してます。「上が太くて下が細い」という組合せですが、半端丈コートはこのYラインをキッチリ作る必要が出てきます。
逆にワイドパンツなど緩いサイズだと着こなしは相当難しいです。つまり半端丈コートはパンツの選択肢が制限されてしまうんですね。
けれど膝下丈のコートならワイドパンツとも比較的合わせやすい。
長いコートがパンツを半分隠してくれるので、ワイドパンツを使っても「ちょっと緩いYライン」に収まってくれるからです。
もちろん細身のパンツを合わせたシンプルなYラインもつくりやすいです。
繰り返しになりますが「低身長だから着丈も短くする」というのはむしろ逆効果。
僕自身も最初は抵抗がありましたが、実際着丈はちょっと長いほうがいろんな着こなしを楽しめます。
ただ、あまりにも長いと自転車や階段で引っかかりやすいというデメリットはあります。
なので使いやすさを考えるなら、あくまで「ちょっと長い着丈」を選ぶのがベターかと思います。
袖丈は袖まくりで解決
続いては袖丈についてですが、実は袖に関してはあまり深く考える必要がありません。
なぜかというと、もし長くても袖まくりすればコンパクトに見せることができるからです。
むしろちょっと長い袖丈を選んで、着こなしによってバランス調整したほうが便利だったりします。
たとえばこのコートは元の袖丈が長めです。
けれど袖を1,2回まくれば、写真のようにコンパクトに見せることができます。
実はコートのサイズ選びで1番重要なのは、着丈よりも袖丈だったりします。
首・手首・足首などの先端は洋服の中でも特に目立つポイントです。
その1つの袖先がジャストサイズならダラしない印象が出にくい。着丈がある程度長くても、袖さえコンパクトならあまり問題はないんですね。
たとえば女性が着てるロングコートって、これくらい長かったりしますよね?
女性は僕ら男性より全体的に身長が低いです。
そんな彼女たちがロングコートを着こなせる理由はいくつかありますが、そのうちの1つが袖丈。
実際レディースのコートを着てみると、袖丈だけは妙に短かったりします。
全体がダボっとしてるとダラしなくなりやすいですが、部分的にピタリと合っていれば、身長が低くても問題ないんですね。
ちなみに袖まくり以外だと、先端がゴムでキュッと絞れるタイプもおすすめです。
このコートは手が完全に隠れるくらい長い袖丈です。
けれど手首で止まる形ならダラしなさを最小限に抑えることができます。
これはコート以外のトップスでも同じ。
このTシャツはユニクロのLサイズです。着丈は長いけれど袖先はリブ仕様なので、手首で固定されてダラしなさがあまり出ません。
なのでコートやトップスの袖先は、袖まくりするか手首でキュッと止まる形を選んでみてください。
こう考えると、意外と低身長でも着れる洋服はたくさんあることがわかると思います。
肩幅・身幅は少し緩め
最後は肩幅や身幅などについて。
このあたりは重要度が低いですが、あえていうならちょっと緩いサイズを選ぶのがおすすめです。
ここ数年はワイドパンツの影響で緩いシルエットの服が増えました。
コートの肩幅・身幅がジャストサイズだと、時代に合ってない雰囲気が出やすいので、少しだけゆとりのあるリラックスシルエットを選んでみてください。
とはいっても、最近の洋服はほとんどがそういうサイズ感になってます。
肩幅を少し落としつつ、コートのボタンを閉じてもパツパツにならない身幅なものが主流な気がします。
たとえばユニクロだと、ユニクロUやJWアンダーソンコラボなど海外デザイナーが絡んでる服ならそういう仕様が多いです。
なのであまり深く考えなくてOKですが「分厚いインナーを着たときに着膨れするか?」は確認してみてください。
リラックスサイズの洋服は袖まわりにボリュームがあったりしますが、そういう服をコートのインナーに使うと着膨れしやすい。
特にコートの袖まわりがジャストサイズだとパツパツになったりします。MA-1やデニムジャケットを中に着る「アウターオンアウター」もやりにくくなってしまいます。
なのでコートを選ぶときは、実際に厚手のインナーを着てパツパツになるかチェックしてみてください。
こうすればいろんな重ね着コーデをつくりやすくなるはずです。
①着丈は膝下サイズにする
②袖丈は袖まくりで解決
③肩幅・身幅は少し緩め
ぜひ今回の考え方を参考にしてみてください。