小柄の小松です。
今回は「手持ちの春服を秋に使うポイント」についてです。
以前、こんなツイートをしました。
秋になると困るのが「着れない春服」が出てくること。
服にも寄りますが、たとえばリネン・明るい色など春夏らしさが強い服だと変に見えてしまう可能性が高い。けれど素材や色によっては秋冬にも使える服はあります。
コツは必要ですが、秋服とうまく組み合わせて違和感を減らしてあげれば大丈夫です☀️— 小柄の小松@服好きミニマリスト (@komatsu162) September 13, 2020
秋になると困るのが「着れない春服」が出てくること。
服にも寄りますが、たとえばリネン・明るい色など春夏らしさが強い服だと変に見えてしまう可能性が高い。けれど素材や色によっては秋冬にも使える服はあります。
コツは必要ですが、秋服とうまく組み合わせて違和感を減らしてあげれば大丈夫です☀️
季節限定で楽しむのもアリですが、できれば長い期間使ってあげたいところ。
今回は春用セーターの着こなしを通して、そのポイントを書いていきたいと思います。
メンズの春服を秋に兼用で着る方法【セーターは色選びがポイント】
ということで春用セーターを使った着こなしを提案します。
下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
TOMORROW LAND:ベーシックコットンクルーネックニット(S)
ユニクロ:スマートアンクルパンツチドリ(S)
シックストックス:ツートーンソックス(M)
スプリングコート:G2レザー(39)
アニアリ:レザートートバッグ
Paul Smith:ブルーレンズサングラス
amp japan:オーバーラップリング
この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
セーターは色選びが最大のポイント
まず春セーターを秋に使うときは”色選び”が最大のポイントです。
秋冬に売ってる服は暗いカラーであることが多め。黒やダークグレー、ダークブラウンなどですね。
逆に春はライトブルーやピンクなど、全体的に明るいカラーが多い。なので春らしさの強い色をそのまま使うと違和感が出やすくなってしまうんですね。
https://s.magaseek.com/
たとえばこういった色は注意が必要です。
色自体に春らしさがあるので、素材によっては違和感が強くなる可能性が高いんですね。
「でも秋冬にも明るいセーター売ってるよね?」という話になりますが、ポイントは素材がウールの場合が多いこと。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E428863-000/00?colorCode=COL61
こちらはユニクロのカシミヤセーターですが、上のセーターとは少し違います。
色自体は春夏のような明るさがありますが、使ってる素材がウールなので秋冬の暖かさがあるセーター。つまり明るい色でも素材に秋冬らしさがあれば問題ないということになります。
逆に春夏の明るいセーターは素材も春夏っぽいことが多い。なので秋冬に使うのが難しくなってしまうんですね。
そこで今回使ってるセーターですが、素材は春夏向けのコットン。
ですがなるべく暗さがある色を選び、秋冬でもなんとか使えそうなラインを狙いました。実物は写真より少し暗めです。
それだけではまだ秋冬に使うときに違和感が出やすいですが、セーターの色選びを工夫するというのはかなり大事なポイントだといえます。
秋用のパンツと合わせればOK
セーターの色選びを意識したら、他の服との組合せ方も大事なところ。
セーターが春用なことに変わりはないので、その分どこかで秋らしさをプラスしてあげる必要が出てくるからです。
そこで今回の場合はパンツで秋らしさを足しました。
使っているパンツの色は暗めのブラウン。
さらに少しだけ起毛してるモコモコとした素材。これで秋らしさをプラスすることを狙いました。
コーデュロイ・ベロアなどの選択肢もありますが、これらはかなり秋冬らしさが強い素材。
春セーターと繋ぐと印象がかけ離れやすいので、合わせるのは少し難しいでしょう。
実際に合わせてみると、そこまで違和感は出ていないかと思います。
むしろセーターの明るさがパンツの暗さを和らげてくれるので、全体のバランスを調整してくれました。
上下の色の相性というのもありますが、春セーターを使ったらパンツなどで秋寄りに調整するというのは結構便利なアプローチです。
靴はレザーorスエード素材がおすすめ
最後に靴選びですが、素材はレザーのものを合わせるのが良いかと思います。
ウールセーターと比べると、春用のセーターは素材に少しラフな印象が強い傾向があります。
そこでなるべく大人っぽさを出すために、スーツの革靴のようなレザータイプを使ってあげるのがいいでしょう。
足元を革靴にしてあげると、服装を大人っぽい雰囲気にまとめやすくなります。
秋らしさを出すうえでは、スエードなどのモコモコとした素材でもOKです。今回は色数が多い着こなしなので、よりスーツ要素を強くするためにレザーの靴を選びました。
パンツで秋らしさを足しているので、今回のような場合はスエードじゃなくても問題ないかと思います。
ところで試しにサンダルを合わせて見ましたが、これは微妙なところです。
涼しげな素材のサンダルと、秋らしさのあるパンツ。ぱっと見は平気そうですが、これが違和感に繋がりやすい。初秋でも避けたほうが無難です。
ちなみに今回レザースニーカーに白い靴下を合わせていますが、これには2つの理由があります。
1つはコーディネートに”明るさ”を足すため。足元がブラウンと黒で重くなるぶん、白ソックスを合わせて地味な印象を減らしました。
そしてもう1つは”足元のボリューム”です。
最近の着こなしはワイドパンツやダッドスニーカーなど、下半身にボリュームのある服装が定着しています。
今回の靴はダッドスニーカーなどと比べると小さめなので、白ソックスでなるべく足元にボリュームが出るよう調整しました。
今後は裾が広がったフレアパンツも流行る可能性が高く、足元のボリュームは段々大きくなります。なので手持ちの靴が小さめの場合は、組合せ方を工夫をしたほうがベターです。
ということで今回のポイントは…
・セーターの色をなるべく暗くする
・主張の少ない秋パンツで季節感を出す
・レザー素材の靴で大人っぽくする
ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。