小柄の小松です。今回は長袖トップス+短パンの着こなしについて。
短パン(ショートパンツ)を履く時期は半袖の服を合わせるのが中心になりますが、気温次第では長袖の服を合わせるというパターンも可能です。
さすがに真夏にはできない組合せですが、今回の考え方を知っていると、短パンを使った着こなしのバリエーションを増やすことができます。
スウェット×短パンのメンズコーデのポイント【春、晩夏の着こなし】
ということで長袖スウェット+短パンを使った着こなしを提案します。
下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
ユニクロ:ドライストレッチスウェット(L)
ユニクロU:スーピマコットンTシャツ(M)
ユニクロ×セオリー:感動イージーショートパンツ(S)
Amb:レザーグラディエーターサンダル(38)
メゾンスペシャル:ディアスキンダブルサイドパスケース
Paul Smith:オーバーチェックキーリング
Paul Smith:ブルーレンズサングラス
この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
夏は短パンでもYラインをつくれる
まず見出しの通りですが、長袖+短パンの着こなしはYラインというシルエットがつくれる組合せです。
✳︎Yラインとは着こなしにメリハリをつくるためのテクニックの一つ。わかりやすくいうと”上が太く、下が細いシルエット”という意味です。
この言葉を知っている人はロングコートやカーディガンを使うイメージがあると思いますが、Yラインは上が太く、下が細ければいい。
そこで長ズボンより小さな面積になる短パンを使うと、上が長袖ならYラインの形がつくれるということになります。
まず長袖スウェットを着てみるとこうなります。
着丈はそこまで長くないですが、明るい色でゆったりした身幅のスウェットなので上半身にボリュームが出るのでYラインの形に沿ってくれます。
シャツと比べると子どもっぽくなってしまうのは間違いないですが、この着こなしよりは寒い時期に対応できるというメリットはあります(本当に限られた時期ですが)。
抵抗がある人もいると思いますが、スウェット+短パンというのは意外とやってる人も一定数いる着こなしです。
肌着の白Tシャツを重ね着として活かす
今回は最終的にスウェットに白Tシャツを重ね着すしています。
裾から白を少しだけ見せることで、明るいスウェットだけが悪目立ちしないようにするためです。
白Tシャツが見えると最初より子どもっぽさは増しやすいですが、すでに足元のレザーサンダルで白を使っているので色数自体は増えていません。
ただし下半身に明るい色が増えるとスタイルが悪く見えやすいので、サングラスをかけて目線が上半身にいきやすいようにしました。
この白Tシャツは肌着としても兼ねているので、乳首が浮き出るのを防ぎつつ着こなしに変化を付けるという2つの役割があります。
いくら生地の厚いスウェットとはいっても1枚で着ると乳首透けが恐いので、見た目を気にするなら肌着は身に付けたほうが安全です。
ポーチの肩がけでトップスの面積を減らす
また、最後にレザーのポーチを首から掛けました。
こうすることで明るい色の面積を減らし、スウェットの発色の強さをやわらげるようにしています。
組合せ自体はかなり子どもっぽくなってるのですが、デニムやチノ素材の短パンを履いたときよりはラフにならない組合せです。
普段シャツやセーターをよく着る人だと、こういった組合せはあまり好きではない方も多いと思いますが…。
それと細かい話ですが、ポーチは裏面を見せるようにしています。
横にキーリングを引っ掛けているわけですが、ポーチのシルバージップと色味が近いので小物に統一感を持たせるのが目的です。
「シルバーは黒と白の延長」という考え方がありますが、今回は短パンが黒でTシャツ・サンダルには白が入っています。
大きめのポーチを正面から掛けると目立ちやすいですが、他の服・小物と色味を合わせることでなるべく浮かないようにしたというのが今回のポイントです。
繰り返しになりますが、普段大人びた服装を好む人は抵抗のある組合せ。いつもとちょっと違う雰囲気を試してみたいときの選択肢の1つとして考えてもらえればと思います。
長袖トップスと短パンは夏のYラインをつくれる。少なくともこの部分だけは頭の片隅に入れてみてください。