小柄の小松です。今回は自分じゃ似合わないと感じた服を手放すことについて。
どれだけ気に入って買った洋服・小物であっても、時間が経つと使いにくいデメリットが見えてきて段々着なくなるということもあります。
できることなら使いやすく自分に似合う服でクローゼットを埋めたいところですが、そういった服でも手放す前に試してほしいことがいくつかあります。
使いにくい洋服を捨てる前に試してほしいこと【着こなし・リメイク・服の相性】
タイトル通りですが、使いにくい洋服でも捨てる前に試してほしいことがあります。
ダメ元で新しい着こなしをしてみたり、使いやすくリメイクできないか試してみるということです。
意外と新しい着こなしが発見できる
![](https://komatsu162.com/wp-content/uploads/2020/04/C6736039-7D07-4262-A412-0D8FF36C7126-500x334.jpeg)
使いにくい洋服といってもいろんなパターンがありますが、少し粘って手持ちの服との組合せを試してみると、意外と新しい着こなしが思いつくことがあります。
「この洋服はこう着るもの」というイメージがあったりしますが、ちょっと使い方を工夫するだけでも印象は変えることができるからです。
たとえばこのブラウンのスタンドカラーシャツは最色味が気に入って書いましたが、随分前から使いにくさも感じ始めていました。
襟を折らないと首が埋まって顔が大きく見えてしまう。そのまま着るのが難しかったのでメンドクサイなと思っていました。
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https://www.fashion-press.net/collections/11954
そんななかで海外コレクションを見ていたら、上のような組合せを見つけました。
コレクション画像はレザージャケットですが、同じようにできるんじゃないかと思ってダメ元で試しました。
![](https://komatsu162.com/wp-content/uploads/2020/04/F922F394-4406-45B5-981A-B6412C60A9F6-500x500.jpeg)
で、実際同じようにやってみると首まわりが埋まってしまうので、結局襟を折らないと顔が大きく見えてしまう。
やっぱりダメかと思ったんですが、コートを脱いでみると新しい発見がありました。
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それがコチラ。襟を折ったことでジャケットのように見えて、ちょっとしたアウター感覚で着れることがわかったんですね。
といっても”ジャケットふう”なので普通のテーラードジャケットとは違うわけですが、コレクション画像のマネをしなかったらこの形で着るという発想は出てこなかった。
襟を折るというかなり単純な方法。けれど一度使いにくいというイメージがつくと、どれだけ簡単なことでも試す気にならず、気付かないで手放してしまうということが起こりやすいのです。
工夫しないと着れないという事実は変わらないですが、じゃあ今度は白Tシャツと合わせたらどうなるだろうとか、新しい発想が産まれてきます。
頭の中だけで考えていると1パターンしか思い付かないですが、実際にアイデアを試すと”副産物”が出てくることもあるんです。
お直し屋に持っていくだけでも価値がある
![](https://komatsu162.com/wp-content/uploads/2020/04/CA8C1DB5-44CD-4576-8EC3-BB991B8E3F71.jpeg)
https://zozo.jp/sp/shop/unitedtokyo/goods/11518047/?did=26855196
上に載せたブラウンシャツですが、実は使いやすくするために襟まわりをカットするという方法を一度考えました。
上記画像のような”スキッパーシャツ”という首まわりに空間のある形にしてしまえば、顔が大きく見えずに使いやすくなると考えたからです。
![](https://komatsu162.com/wp-content/uploads/2020/04/31149BAF-73AE-4563-A3E5-0D72D919B579-500x333.jpeg)
けれどお直し屋さんに持っていったらできないことが判明しました。
マニアックな話ですが、シャツの中央が”表前立て”という縫い目が外に出てる仕様になってるので、襟まわりを綺麗にカットすることができないんですね。
これも考えてみたら当たり前の話ですが、実際にお直し屋さんに持っていかなければ気付くことができなかった。
僕は既製品をリメイクすることが多いので本当にマニアックな話ですが、こんなふうにどんな服ならどういうお直しができるかを知るキッカケになり、洋服のデザインそのものに詳しくなることもできます。
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使いづらいと思っていた服が化けることもあります。
このインディゴジーンズは買った当初はとっつきにくい印象があったんですが、いろいろ試すうちに黒いパンツと同じかそれ以上に使いやすいことがわかりました。
レザーの靴と相性がいいことがわかりましたし、黒いパンツよりも地味な印象が少なくなることも改めて実感できた。
![](https://komatsu162.com/wp-content/uploads/2020/04/AA6FBD23-2D9B-4BA7-8247-88C5727686D6-500x626.jpeg)
むかしは黒スキニーや黒スラックスを中心に使っていましたが、いまではインディゴデニムも自分にとって欠かせないパンツになりました。
これも実際に試してみてわかったこと。すぐに諦めていたらデニムの良さを知るのがもっと遅くなっていたと思います。
使いにくい服をいつまでも捨てずに持っていたらクローゼットがパンパンになる。それは間違いありません。
けれどほんの少しでも思いついたことがあったら、それを試してから手放すというのも悪くないのではないか?
着こなしだけじゃなく、極端なことをいうとボタンとかポケットを外して再利用してもいい。せっかく気に入って買った服なのだから、利用するだけ利用してから手放すという考え方です。
![](https://komatsu162.com/wp-content/uploads/2020/01/F929EB64-C9D4-4BAC-8A5A-DDBBB4FAE1F7-320x180.jpeg)