小柄の小松です。今回は色で変わるTシャツのサイズ選びについて。
何にでも合わせやすいアイテムとして親しまれてるTシャツですが、同じ型番のものでも色によってサイズの見え方が変わってくることがあります。
一見簡単に見えるTシャツですが、白黒それぞれの見え方とサイズ選びのポイントを書いていきたいと思います。
同じTシャツでも白と黒はサイズを分けて考えた方がいい?【スタイル良く見せる】
洋服のサイズ選びはある意味永遠の課題といってもいい問題。
特にTシャツを選ぶときは、同じ型番でも白と黒で選び方を変えたほうがいい傾向があります。
白黒は最も親しみのあるカラーですが、この2つは色の特徴がまったくといっていいほど正反対だからです。
この着こなしで使っているTシャツはどちらもヘインズのBeefyというシリーズですが、実はお互いに違うサイズのものを使っています。
白がSサイズ、黒がMサイズなんですが、おそらくパッと見ただけではどちらも同じサイズに見えると思います。
これは白黒それぞれの特徴がそう見せているんです。
白は膨張して大きく見える
まず白について。白はすべての色のなかで最も大きく見える膨張色です。
つまり同じ型番の服でも、他の色より少し大きいサイズに見えてしまうことになります。
なので白Tシャツは裾丈が少し長いだけでダボっとした緩い印象を与えやすくなる。
流行りのゆったりシルエットの白服を選ぶときには特に注意が必要になってきます。
このTシャツでSサイズを選んでいるのは、白の膨張を抑えて、脚をなるべく長くみせるためです。
色ごとにサイズを変えるなんて面倒な話ですが、ゆったりシルエットの服だけでなく、ジャストサイズを決めるときでも少し気にしてあげたほうがいいでしょう。
黒は収縮して細く見える
次に黒の特徴ですが、こちらは白と全く逆。黒はすべての色のなかでもっとも収縮して細く見える色です。
つまり同じ型番の服でも、他の色より少し小さいサイズに見えてしまうことになります。
たとえばこのTシャツ。左は買った当初の状態、右は裾丈を短くお直ししたものです。
左は丈がかなり長めですが、全体で見ると意外とダボダボ感が少ないと感じるはず。
逆に右は少しキツく、体にフィットしてるように見えると思います。
これは後から気付いた失敗例ですが、黒の場合はほんの少しタイトなサイズにしただけでも、身体のラインを拾いやすくなってしまうんです。
なので冒頭のTシャツでMサイズを選んでいるのは、全体が少し緩くして、身体のラインを拾いすぎないようにするためです。
黒は白と比べると細く見えるので便利に感じますが、細すぎると顔の大きさも強調しやすくなるので注意が必要な色なんですね。
身幅・肩幅のゆとりは必要
白と黒は特徴が真逆でややこしいですが、どちらのTシャツを選ぶときにも気をつけてほしいのは身幅と肩幅。
緩すぎず、キツすぎないサイズを選んであげることで、白黒どちらも違和感の少ないシルエットにすることができます。
今回使っているヘインズのTシャツは、どちらも身幅と肩幅が少し緩めの状態。
どちらも何度か洗濯して伸び縮みしてますが、肩幅と身幅に差が出なかったので、ちょうどいいバランスを保ってくれています。
肩幅・身幅をゆとりを持たせ、太く見える白は1サイズ小さめを意識。逆に細く見える黒は1サイズ大きめを意識する。
細かい話ですが、色の違いで見え方は変わるのは間違いないので、Tシャツ選びで違和感を感じたらこの考え方が役立つかもしれません。