小柄の小松です。
今回は秋はじめから羽織れるショート丈のアウターを紹介する記事です。
以前、こんなツイートをしました。
ユニクロのハンティングジャケットがすごくいい。
かなりバブアーに近い形で、横から手を入れられるハンドウォームポケット付き。着丈が長めなのでXSサイズにしました。たぶんインフルエンサーの皆さんが紹介するので、小さいサイズは早めにチェックするのがおすすめです!https://t.co/AzX5lo5DB5
— 小柄の小松@服好きミニマリスト (@komatsu162) August 28, 2020
ユニクロのハンティングジャケットがすごくいい。
かなりバブアーに近い形で、横から手を入れられるハンドウォームポケット付き。
着丈が長めなのでXSサイズにしました。たぶんインフルエンサーの皆さんが紹介するので、小さいサイズは早めにチェックするのがおすすめです!
ユニクロの他のアイテム画像でチラホラ見かけて気になっていた方も多いはず。
かなり使いやすい形で、それでいて季節感もちゃんとあるアウターであることがわかりました。
ユニクロのハンティングジャケットはまるでバブアー【レビュー】
こちらが今回紹介するユニクロのハンティングジャケット
身長162cmの小松はダークグリーンのXSサイズを購入しました。
バブアーを普段使いしやすくしたデザイン
ツイートにも書きましたが、このジャケットはバブアーというアウトドアブランドの服に近いデザイン。
ただ、個人的にはバブアーのジャケットよりも使いやすいデザインになってるように感じます。
https://zozo.jp/sp/shop/barbour/goods/52808694/?did=86737410
こちらがバブアーの定番モデルである”ビデイル”。
今回のユニクロと色味が似ていますが、まずバブアーとはポケットの位置や形が違います。
バブアーの腰ポケットはボディの上から叩きつけたようなパッチポケット式。このパッチポケットは目立つので、スーツ要素とは真逆のラフな印象が強まるデザインです。
一方ユニクロのハンティングジャケットはパッチポケットではありません。フタが付いていてポケットの縁が見えないようになってますよね?
これはフラップポケットと呼ばれる形。スーツのジャケットと似た形になっていることで、スッキリと大人びた印象が出るポケットといえるでしょう。
けれどスーツとは違い、フタはボタンで留められるようになってます。
脇には横向きのポケットが付いてますが、これはハンドウォームポケットと呼ばれるもの。文字通り寒いときに手を入れられるように付いたポケットです。
上向きのポケットは手を入れるとシルエットが崩れやすいんですが、ハンドウォームポケットがあれば防寒性とオシャレなシルエットのどちらも満たしてくれます。
バブアーのビデイルは胸の下あたりにサイドポケットが左右付いていますが、ユニクロは表ではなく裏の左胸についています。
表がスッキリして見えるという効果もありますが、ユニクロのジャケットはボタンを開けて着た状態が使いやすくなるよう設定しているのかもしれません。
そして素材ですが、ユニクロは表の生地がポリエステル。
バブアーは綿素材に防水オイル加工をしたワックスドコットンという服が多いのですが、ユニクロはポリエステルに撥水加工をしたジャケットです。
オイルが塗られてないのでバブアーほどの高級感はないですが、普段着としてはユニクロのほうが使いやすいのではないかと思います。
僕自身バブアーのオイルジャケットを店頭で見て着たことがありますが、カッコイイとは思いつつ、オイルが他の服に移りそうで買うのを躊躇してしまいました。
実際公式では「電車や自動車に乗るときは着用を避けてください」と書かれていますが、バブアーは日常でガシガシ使える服とは言い切れないんですね。
オイルジャケットが魅力的なのは間違いないし、僕もいつか買ってみたいと思ってます。
けれど普段使いのことを考えると、今回のユニクロのほうが適しているのではないかと思います。
襟・袖のコーデュロイが特徴的
ワックスコットンではないですが、他のパーツをみると高級感が出る工夫がされています。
まずわかりやすいのが襟。ボディとは違う色に切り替わっていて綿素材のコーデュロイです。
コーデュロイは表だけですが、ペラペラな印象はなく、ある程度の厚みが感じられます。
コーデュロイのラインは畝(うね)と呼ばれますが、かなり細身の畝。だからといって安っぽい印象はありません。
ボディと同じポリエステルだとどうしても風合いが人工的になりやすいですが、襟のコーデュロイがあることで高級な印象をプラスできているといえるでしょう。
ちなみに袖先をめくると、こちらもコーデュロイに切り替わっています。
XSサイズだとこの幅は2.5cmほど。袖丈はそのままだと少し長いですが、コーデュロイ部分だけまくれば長さ調整と着こなしのアクセントとして使えるので便利です。
この服は他にブラックと明るいブラウンがありますが、ブラックだとコーデュロイの切替が分かりにくい。その点で選ぶならブラウンかグリーンがおすすめです。
1つだけ気になったのは、まくりすぎると裏地のポリエステルが見えてしまうこと。
コーデュロイ部分だけまくっても、しばらく動いてるうちにポリエステルが見える所までめくれてしまうんですね。
この服で気になったのはここだけです。もう少しだけコーデュロイの幅が太ければ理想的だったかもしれません。
ジャケットの開け閉めはボタンとジップの2種類でできます。
ボタンはボディと同色。わかりにくいですが、ジップは鈍い色のものが使われていて目立たない仕様になってます。
今回のジャケットは違いますが、バブアーや他のアウトドアブランドではダブルジップという形になってることが多いです。
ジップの開け具合を自由に調節できて便利なんですが、何度か使ってるとジップが引っかかって外せないものもある。
こういったデメリットを避けるために、ユニクロはあえてダブルジップにしていないのかもしれません。
ちなみに裏地についてですが、袖裏以外はほぼチェック柄になっています。
このチェック部分は綿のフランネル。いわゆるネルシャツと同じ毛羽立ちのある素材で、少し暖かさがあります。
これ1枚で真冬を凌げるレベルではないですが、見た目の高級感と防寒性を両立してくれるので、かなりクオリティが高いと感じました。
肩はラグランスリーブで大きめなサイズ感
最後にサイズ選びのポイントですが、少しゆったりしたサイズなのでいつものユニクロアウターより小さめを選ぶのがいいかと思います。
XSサイズでも着丈は70.5cmとやや長め。身幅は50.5cmですが、袖の付け根が少し広がっているので実際着てみるとゆとりを感じました。
脇や後ろ裾にはスリット等が付いていないので、直線的なシルエットになっています。
ちなみに肩は縫い目のないラグランスリーブ型。腕まわりが動かしやすい形です。
ラグランスリーブのアウターは着こなしにコツが必要だったりしますが、気になる方は下の記事が参考になるかと思います。
伝統的なデザインを取り入れつつ、ユニクロらしい使いやすさにこだわったアウター。
バブアーほどの重厚さはないですが、普段着としてはとても使い勝手のいい1着といえるでしょう。ユニクロ ハンティングジャケット