小柄の小松です。今回は化学繊維が苦手な人向けの”透けないベージュインナー”について。
夏場は暑いのでTシャツ1枚で過ごしたくなりますが、本当に1枚だと脇汗や乳首透けなどで清潔感が失われがち。
そこで肌着=インナーが活躍してくれるわけですが、ユニクロの定番”エアリズム”では解決できない問題かいくつかあります。
今回はエアリズムより使いやすいと感じた、肌着として使えるTシャツを紹介します。
ユニクロで”透けないベージュインナー”を買うならドライカラーTシャツ
こちらが今回紹介するユニクロのドライカラーVネックT
身長162cmの小松はベージュのLサイズを購入しました。
エアリズムインナーには2つの欠点がある
繰り返しになりますが、ユニクロでは”エアリズム”という肌着が有名です。
これは秋冬ヒートテックの春夏ver.といった位置付けで、汗をかいてもすぐ乾くという夏場に便利なインナー。
ブロガー・Youtuberの間でもオススメしてる人は多いですが、実はこのエアリズムには2つの欠点があるのです。
そもそもなんで肌着を使ったほうがいいのか?
特に大きい理由は”清潔感”をキープできることです。
どれだけオシャレな服装をしていても、脇汗が酷かったり乳首が目立っていたら残念なことになりますよね。
“オシャレな服装”は人によって好みが分かれたりしますが”清潔感のない服装”は共通点が多い。
海外では肌着をそもそも着ないところもあるようですが、少ないとも日本ではTシャツの中に肌着を入れて、脇汗や乳首透けが起きないようにしたほうがベター。
洋服に皮脂汚れが直接付かないようにして、寿命を長くするというメリットもあります。
そこでエアリズムですが、脇汗と乳首透けに関しては問題ありません。
短い袖が付いてるので脇汗対策ができるし、肌着を挟むことで乳首透け対策もバッチリです。
ただエアリズムは基本的に生地が薄い。つまり乳首の”透け”は防げても、乳首が”浮き出る”のは防ぎ切れないことが多いんです。
Tシャツの生地が厚手、もしくは横幅の広いサイズならエアリズムでも問題ありません。
でも生地が薄くて細身なTシャツだとそうはいきません。”ハト胸”な人ほど乳首が浮き出る可能性は高くなります。
つまりいろんなTシャツに対応できることを考えると、肌着はエアリズムより分厚いほうが便利なんですね。
あと、そもそも化学繊維アレルギーの人は”かゆみ”が出るのでエアリズムを着ることすらできません。
綿100%の肌着なら問題ないですが、エアリズムは基本的に化学繊維がメインで使われた肌着。
最近は綿と化学繊維が半分ずつ入った「オモテはコットン、裏はエアリズム」というタイプもありますが、結局肌に触れる部分が化学繊維なので意味がない。
僕自身、化学繊維が半分以上入ってる服を着るとすぐに痒くなります。昔はなぜか平気だったんですが、最近は30分経たずして全身が気持ち悪くなってしまう。
ユニクロではその対ともいえる”スーピマコットンフライスT”という綿100%の肌着も売ってます。2枚組1000円のやつです。
こっちのほうが生地が厚手で肌にも優しいんですが、カラー展開は白と黒しかありません。
実は生地の薄い白Tシャツに白黒の肌着を合わせると、肌着の跡がクッキリと見えてしまう。それがダラしなさに繋がったりするんです。
肌の色に近いベージュなら肌着の跡は見えないんですが、なぜかユニクロはこのスーピマTでベージュを出してくれない。
毎年レビュー欄に書かれてるのに意地でも出さないという徹底ぶり。
「エアリズムにベージュがあるからOKでしょ?」ということなのかは不明ですが、需要はあるのに出さないというのは本当に不思議。
・生地が薄すぎて乳首が浮き出やすい
・化学繊維アレルギーだとそもそも着れない
万能そうに見えるエアリズムですが、意外とデメリットがあるインナーといえるんですね。
サイズUPすれば肌着として使える
そこで今回紹介するドライカラーTシャツですが、これはエアリズムの問題をカバーできる良品。
肌着というよりも1枚着として使うTシャツなんですが、生地がサラッとしてるのにエアリズムより厚みがあります。
厚みはエアリズムとスーピマフライスTの中間くらいなので、Tシャツの中に着ても着膨れする心配はありません。
生地は綿66%、ポリエステル34%。
綿100%ではないですが、綿のほうが多いので敏感肌の僕でもかゆみは出ませんでした。
というか肌着を着てることを途中で忘れるレベルだったので、1日通して快適に過ごせました。
しかもポリエステルを適度に混ぜたことで、洗濯しても乾きやすい。
綿100%のスーピマフライスTは乾くのが遅くて生地もヨレやすいですが、ドライカラーTは比較的シワになりにくいので、ハンガーに掛けたときもスッキリした印象が出ます。
まさにエアリズムとスーピマフライスTの”良いとこ取り”といえるTシャツなんですね。
ただ、肌着として着るときは”サイズUP”する必要があるかと思います。
もともと肌着用じゃないので襟の厚み・角度が普通のTシャツと同じ。いつものTシャツと同じサイズにしたら首元からドライカラーTがチラッと見えてしまう。
なのでVネックがなるべく見えないよう、1,2サイズ上げて着るのがベターです。しかも裾丈が長くなればズボンに入れ込んだときの収まりも良くなります。
僕はユニクロのTシャツだとSかMを着ることが多いので、今回はLサイズにしました。
洗濯前後の伸び縮みを比較しましたが、裾丈が伸びて横幅が縮むという結果でした。
要はもとより”縦長”になったわけですが、肌着は普通のTシャツより縦長なつくり。
なので洗濯することで肌着として使いやすくなった印象です。
袖丈が短いTシャツには不向き
唯一の欠点といえるのが袖の部分。
袖丈そのものは比較的短めですが、肩幅は普通のTシャツと同じくらいあるので、サイズUPすると袖が長くなってしまう。
つまり袖丈が短いTシャツと合わせたらドライカラーTが袖からハミ出やすいんですね。
袖丈の短いTシャツに合わせるとこんな感じ。
首まわりは見えないですが、袖から肌着が見えるとどうしてもカッコ悪い。
こういったTシャツには不向きということになります。
なので今回の方法は”袖丈の長いTシャツ”に合わせるのがベター。
たとえばユニクロUのTシャツとかなら袖丈が長いので、ドライカラーTが袖からハミ出る心配はありません。
実は最近少しずつ細身の洋服も増えてきてるんですが、まだまだオーバーサイズの洋服が多いのでドライカラーTは活躍できるはず。
夏だけでなく秋冬に使ってもOKです。ヒートテックが苦手という人はいまのうちに買っておけば1年中使えるでしょう。
・エアリズムより厚くてかゆみも出ない
・サイズUPすれば肌着っぽく使える
・袖丈が長いTシャツに合わせる
ぜひ購入を検討してみてください。ユニクロ ドライカラーVネックT