レビュー

ユニクロ×JWアンダーソンのリネンブレンドクルーネックセーターをレビュー【2021年春夏】

小柄の小松です。今回はベーシックだけど”ひねり”のある春夏用セーターについて。

春夏に着る洋服というと、シャツ・Tシャツ・スウェットなどがメジャーだと思いますが、実はセーターも便利な洋服の1つ。

セーターと聞くと暖かいイメージがあるかもしれませんが、セーターが活躍するのは秋冬だけじゃありません。

遊び心がありつつ上品さもちゃんとある。そんな”大人が着れるセーター”を紹介したいと思います。

ユニクロ×JWアンダーソンのリネンブレンドクルーネックセーターをレビュー

こちらが今回紹介するユニクロのリネンブレンドクルーネックセーター

身長162cmの小松はネイビーのLサイズを購入しました。

パッと見は「なんかいつものユニクロで売ってそう…」と感じるデザインですよね。

実際かなり控えめな雰囲気がありますが、実はこの服にもジワジワと魅力を感じるような秘密が詰まっているのです。

なぜ春夏用セーターを着ると、人と差がつけられるのか?

ところで”春夏セーター”というのは洋服のなかでもかなりマイナーなジャンルです。

実はユニクロでも毎年売ってるんですが、街中で春夏セーターを着てる人ってあまり見ないですよね?

秋冬だと寒さ対策という”理由”があって着る人が増えます。

けれど春夏は涼しくラクに過ごそうと思ったらみんなTシャツを着る人が多い。丈夫で洗濯も簡単なので、ガシガシ使えて便利だからです。

つまり春夏セーターというのは多くの人にとって「なくても困らないアイテム」なんですね。

けれど春夏セーターにはTシャツ・スウェットにない魅力があります。

それは”スーツの大人っぽさ”を簡単に出せるということ。

季節は違いますが、秋冬だとサラリーマンはシャツとジャケットの間にセーターを着てる人が多いですよね?

洋服の着こなしはスーツの大人っぽさをミックスすると整った印象がつくりやすいんですが、セーターを着ると大人びた要素を簡単に足せる。

でも実際は春夏にセーターを着る人はほとんどいない。Tシャツのほうがラクですからね。

けれどオシャレな服装とは「いい意味で人と違う状態」ともいえます。

春夏は多くの人が子どもっぽい服装に偏るもの。

だからこそ、みんなが着てない春夏セーターを着るだけでサクッと差別化することができるんですね。

ほどよいアクセント×イージーケア

そこで今回のセーターですが、まず分かりやすいのは首元のデザイン。

馴染みのあるクルーネックの上に明るい生地を足してアクセントになっています。

模様はボーダー柄。

最近やたらとストライプやボーダーの洋服を見かけるはずですが、それを首元に取り入れているわけです。

全面がボーダーだとどうしても主張が強くなりがちですが、首元にワンポイントで入れることでやりすぎない存在感におさまってます。

✴︎参考 ユニクロのVネックベスト

ユニクロだとVネックの襟元にラインが入ったものもありますが、こちらは袖のないベスト型。

でもベストってなかなか着こなしが難しいんですよ。

半袖の白Tシャツを合わせてる人を見かけますが、どうしても子どもっぽい印象から抜け出すことができない。実際僕はかなり苦労しました。

でも半袖のクルーネックセーターなら普通に着るだけでもバランスが取りやすい。

しかも襟にデザインが入ってると、コートやジャケットを着たときも地味になりにくい。なので着こなし次第では4月からでもガンガン使っていけます。

無地で暗い色のセーターだとどうしても地味になる。かといって色や柄を入れるとそのぶん着こなしのハードルが上がってしまう。

たったこれだけのことですが、このさりげないデザインのおかげで上品な印象をキープすることができるんですね。

ところでサイズ選びですが、身長162cmの小松はLサイズを購入しました。

公式画像では182cmのモデルさんもLサイズを着てるので、数字だけで見るとどう考えてもオーバーサイズ。

けれどこのセーターは着丈・袖丈がかなり短めなので、サイズを上げてきたほうがベターだと思います。

特に袖丈に関しては短いだけでなく、幅も狭い。

セーターの裾と同じように”リブ”が付いてるので、先端が少し絞ってあるんですね。

ユニクロUや他のブランドを見ると、ここ数年は袖にボリュームのある半袖服が多い。けれどこのセーターはそれらとは真逆の細身なつくり。

「今後はオーバーサイズじゃない服も増えてくる」というメッセージ性も感じます。

身幅は少しだけ広かったのでMサイズでも着れましたが、それだと着丈が短いので、動いてると裾が腰上に引っ張られてストレスを感じました。

Lサイズにすると大きめになりますが、ネイビーという暗い色を選んでるのでそこまでダボっとした印象は出ません。

ユニクロ側としてはコンパクトなサイズ選びを推してると思いますが、それでも着ていて違和感があったらイヤじゃないですか。

なので試着するときは腕を上げたりして、動いたときにストレスを感じないかシミュレーションするのがいいでしょう。

生地に関しては”リネンブレンド”と書かれてるとおり、リネン(麻)とポリエステルが半分くらいの配合。

サラッとしてますが肌着が透けるレベルじゃありません。

ユニクロでは毎年リネン100%のシャツが売られてますが、リネン100%だとどうしても生地が薄くシワが目立ちやすい。

それがリネンの魅力といえばそうですが、シワはダラしない印象を与える原因になったりするので、メリットとデメリットがある。

でもこのセーターはポリエステルを混ぜることで、シワが入りにくいよう工夫してあります。

リネンのサラッとした風合いはきちんとキープできていて、着ていても涼しくてラク。

それとありがたいのは、このセーターは家庭用洗濯機で洗ってもOKということ。

+Jのシャツはアイロン掛け必須、ユニクロUのセーターは手洗い推奨など、コラボアイテムは何かと制限がつきもの。これが「オシャレは我慢」ということなのか…。

デリケートだからこそ愛着が湧くというのもあるけれど、できれば”イージーケア”だとありがたい。

アンダーソンコラボのセーターはそれを叶えてくれるのでかなり便利。

そういった普段使いのしやすさも魅力の1つといえるでしょう。

✴︎洗濯前後の伸び縮みについては確認してから追記する予定です

“重ね着”を活用すると1粒で2度おいしい

このセーターの使い方は大きく分けて2種類あると考えてます。

まず1つめは単純にそのまま着るというパターン。襟にデザインが入ってるので、無地セーターとは違うほどよい華やかさが出せます。

生地のおかげでTシャツより大人っぽい印象があるので、ジーンズにサンダルを合わせても上品な印象をキープできる。

とはいえ本当に1枚で着ると乳首が浮き出ててダラしない印象が出るので、夏でも肌着は入れたほうがいいでしょう。

2つめは重ね着を活用するパターン。

特に「裾から明るいTシャツをチラ見せする」という方法が効果的です。

襟のデザインだけでも十分だと思いますが、裾からも別の色を見せれば、より明るい印象をプラスできます。

重ね着だと白Tシャツを使う人が多いですが、このセーターならブルーのTシャツもOKです。

襟には白・ブルーの2色が入ってるので、どちらかを使えれば重ね着しても色数が増えすぎず、子どもっぽくならずにアクセントを足すことができます。

セーターの身幅が狭いと重ね着する”ゆとり”ができないので、そういった理由も考えて僕はLサイズにしました。

1枚・重ね着両方のパターンで使いたい人は、実際に重ね着用のTシャツを合わせながらサイズを選んでみてください。

・春夏セーターを着ると差別化が簡単
・ほどよいアクセント×イージーケア
・重ね着を活用すると1粒で2度おいしい

インタビューによると、今回はカラーを軽やかで控えめにして、春の穏やかなムードを出せるようにしたそうです。

このセーターはコラボとしては物足りないかもしれないけれど、そのバランスはやはり”JWアンダーソン”が見え隠れしてるように感じます。

オンラインストアでは初日から特に人気のアイテム。気になる方はぜひ購入を検討してみてください。ユニクロ リネンブレンドクルーネックセーター

 

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