小柄の小松です。今回は黒パーカーにロングコートと合わせるときのポイントについて。
黒いトップスは1枚で着ると大人っぽく見せやすいですが、秋冬にコートとかと重ね着するときは地味な印象に偏ることもあり得ます。
けれどいくつか工夫をすれば、1枚でも重ね着でもまとめりのある着こなしをつくることはできます。
黒パーカーとステンカラーコートの重ね着コーデ【地味にしないポイントは?】
ということで黒パーカーとロングコートを使った着こなしを提案します。
下記に使用アイテムを載せていますが、後ろの数字がサイズです。
使用アイテム
バブアー:ニューバーレーCN(36)
ユニクロ:スウェットプルパーカー(M)
ユニクロ:セルビッジスリムフィットジーンズ(30)
PADRONE:ベビーカーフローカットシューズ(40)
agnes b.:2wayトートバッグ
JINS:ワイドシートメタル
この着こなしで気をつけたポイントを書いていきます。
地味な黒パーカーは小物で明るくする
まず黒パーカーとコートの組合せは、全体でいかに地味に見せないようにするかがポイントになってきます。
黒はパーカーやTシャツなどラフな服でも大人っぽく見せやすいですが、面積が多すぎると地味な印象しか残らない可能性があるからです。
洋服の着こなしは内側を明るく、外側を少し暗くするとバランスが取りやすい傾向があります。
コートがインナーを少し隠してくれるので、明るすぎず暗すぎない印象をつくることができるからです。
けれど内側に黒いトップスを使う場合、これとは違う形でバランスを取る必要が出てきます。
1番簡単な方法は、明るい色のコートを合わせること。白黒モノトーンのなかにドンと明るい色があることでバランスが取りやすくなります。
ただし明るいコートを持ってないとできません。けれど黒トップスのためだけに新しくコートを1着買うのは、お金・収納どちらの点でも負担がかかってしまいますね。。
今回は黒パーカーに少し落ち着いた色のコートを使っていますが、ポイントはコートのデザインと靴下の色です。
まずこのコートは中央のジップの色がゴールドになっています。しかも主張の強い明るめのゴールドなので、内側が黒でも少し華やかな印象をプラスしてくれます。
それだけだとまだ地味な印象が残るので、今回は思い切って靴下でハズすという方法を取りました。
見える面積はとても少ないですが、明るい色の靴下にするだけで地味な印象を減らしてくれる。
派手な靴下を使うと足が短く見えそうですが、パーカーやロングコートに眼鏡など、視線を上に誘導するアイテムを多く使ってるのでそこまで短足には見えません。
コートそのもののデザイン・カラフルな靴下など、小さな装飾が積み重なれば秋冬でも黒パーカーを活かすことができます。
トートバッグでシルエットを整える
実はこの着こなしで1番難しいのは”バッグ選び”
合わせるバッグが変わるだけで、全体のバランスが大きく変わってしまうんです。
こちらはリュックを背負った状態。これは”Yライン”というシルエットを意識した組合せです。
✳︎Yラインとは着こなしにメリハリをつくるためのテクニックの一つ。わかりやすくいうと”上が太く、下が細いシルエット”という意味です。
リュックを使うと上半身にボリュームが出て上下にメリハリが付きますが、そもそもこの着こなし、パーカーのフードだけで十分ボリュームが出ています。
パーカーとリュック両方が黒いこともあって、上半身だけが膨張して見えてしまってるんですね。
そこで今度は下半身にボリュームを出すため、トートバッグに変えてみます。
上半身のパーカーと下半身のトートバッグ。それぞれが適度にボリュームを出してくれるので、リュックよりもスッキリした形に見えるかと思います。
比べてみるとこんな感じ。
どちらも黒いバッグ類ですが、肩がけ・手持ちどちらを選ぶかによって見え方は変わってきます。
Yラインをつくるときは上半身に意識が傾きがちですが、あくまで上下のバランスを取ることが一番大事だといえます。
パーカーの紐を結ぶとスッキリ見える
それと細かいことですが、今回はパーカーの紐を中央で結んでいます。
こうすることで顔まわりのパーツがゴチャつかず、スッキリした印象を出すことを狙いました。
紐を結ぶという方法はこの着こなしでも同じです。
このパーカーは2つの紐の位置が離れているので、真ん中で結ぶことで顔まわりがゴチャつかないようにしています。
首・手首・足首などの先端は意外と目立つ部分。パーカーの重ね着が野暮ったく感じるときは、面倒ですが紐を結ぶだけでもスッキリと見せやすくなるでしょう。
黒パーカーは1枚で着ると大人っぽく見えて使いやすいですが、秋冬にコートと合わせようとすると意外とうまく合わせにくいもの。
明るさを出したり・全体でスッキリ見せるよう気をつければ、長い期間使うことができるでしょう。