小柄の小松です。今回は洋服を捨てる・手放すときの考え方について。
以前、こんなツイートをしました。
洋服は放っておくと数が増える一方ですが、捨てるというより"入れ替える"という発想をするのがベターだと思います。
トレンドや自分が着たい服は少しずつ変わってきますが、好みの型が決まっているならそれを少しずつ交換する。
クローゼットを圧迫しない範囲で、毎年感覚をアップデートしていく感じ。— 小柄の小松@服好きミニマリスト (@komatsu162) August 17, 2020
洋服は放っておくと数が増える一方ですが、捨てるというより”入れ替える”という発想をするのがベターだと思います。
トレンドや自分が着たい服は少しずつ変わってきますが、好みの型が決まっているならそれを少しずつ交換する。
クローゼットを圧迫しない範囲で、毎年感覚をアップデートしていく感じ。
増やしすぎず、自分の着たい服を少しずつ循環させていくというイメージ。
捨てるというマイナスなイメージを、プラスに寄せていく考え方です。
洋服は手放すタイミングはいつが理想?【捨てる→入れ替えるという発想】
タイトル通りですが、洋服を捨てる・手放すときは”入れ替える”という発想を持っていると効果的です。
トレンドと自分の好みが近づいてくると、昔の服と新しく買った服の差に違和感を覚えることがあります。
そのときこそ捨てる=入れ替えるタイミングだと思います。
トレンドが変わるとできる着こなし・組合せが変わる
洋服にはトレンド・流行というものがありますが、それによってシンプルな服の基準も変わってきます。
同じようなTシャツでも、色や素材が違うと最近の服と合わせづらくなることがあるんです。
たとえば上のTシャツですが、左はツルっとした素材で濃いネイビー。右はガサっとした素材で明るめのネイビーです。
左のようなTシャツはいまでも売っていますが、最近売ってる他の服と合わせようとすると、難しくなることが増えてきました。
ワイドパンツなどのゆったりした服が増え、さらにデニムやチェック柄など表情のある素材が増えたことで、左のようなTシャツが使いにくくなってきている。
細かいことを言うと、上のTシャツは襟の太さも違います。
最近の洋服は”襟に高さがあるもの”が増えてきていますが、Tシャツに関しても同じ傾向があります。
右はユニクロが最近積極的に売り出してるTシャツですが、右のほうが首元に高さがあり、首まわりが浮き出るようになっている。
こういった世の中のトレンドを徐々に取り入れてる服のほうが、いまの洋服と合わせやすい。なので僕は左のTシャツを手放して、右のTシャツに”入れ替える”ことにしました。
左のTシャツは色味も形もかなり気に入っていてよく着ていましたが、着こなしの幅が狭くなってしまったら本末転倒だと思い、なくなく手放すことにしました。
けれど右の服に入れ替えればいまのトレンドで同じ役割を果たしてくれるので、前向きに捉えることができました。
捨てる=ネガティブな印象が強いですが、自分の感覚をアップデートしていくうえではプラスなことだと思うんです。
新しく服でも選ぶときに妥協しない
入れ替えるといっても、新しい服を選ぶときに妥協はしないほうがいいと考えてます。
気に入っていた服と同じか、それ以上の価値を感じたら入れ替える。
そうすれば無闇に服を買い足すということもなくなるのではないかと思います。
たとえば上のシャツはどちらもカーキ(オリーブ)ですが、どちらのほうが好きか考えるとかなり迷います。
これは2017年のユニクロのワークシャツですが、綿100%で身の詰まったタフな生地はかなり魅力的。
最近のユニクロでは毎年このワークシャツを販売してますが、この年のモデルは特に完成度が高い印象があって、他のブランドで探してもなかなか同じものは見つからない。
これはGUのシャツですが、こちらもユニクロと同じくらい気に入っています。
サラッとした生地はなので夏の軽い羽織りとして使えてますし、ポケットも大きめで便利。
これまでGUの服はユニクロと比べると気にいることが少なかったんですが、デザインだけでなくカーキの色が濃かったこともあり、GUのイメージがガラっと変わるきっかけになりました。
ユニクロもこのまま取っておきたいですが、最近履くようになったワイドスラックスなどと合わせるのが難しくなってしまった。
どちらも気に入ってることに変わりはありませんが、最近のトレンドにより近い形のGUに入れ替えることにしました。
入れ替えるときでも妥協しないで選ぶ。これも結構大事なポイントではないかと思います。
シンプルな服はすぐに手放す必要はない?
とはいえ何でもかんでも入れ替えればいいかというと、そうではないと考えてます。
たとえ古い服でも、使い方によってはいまのトレンドに欠かせない存在になることもあるからです。
たとえば上のTシャツはどちらも白ですが、胸元のプリント以外にも違いはあります。
左のほうが生地が厚くて襟は太め。
単体で着るにはちょうどいいですが、たとえば別のTシャツと重ね着するときは不向きです。
右は生地が薄くて襟は細め。
単体で着るには地味ですが、別のTシャツと重ね着するときは生地の薄さ・襟の細さがすごく使いやすい
白Tシャツのように他の服と合わせやすいアイテムの場合、何枚か残してしばらく様子を見るほうがいいかもしれません。
パッと見は同じような形に見えても、丈の長さやプリントの大きさ・襟の太さが違うと相性が変わってきたりする。
これを似てるからと入れ替えてしまうと、あとで後悔することもあり得ます。
いつまでも残しておいたら服が増えすぎる可能性が高いですが、シンプルな洋服ほど残すか入れ替えるか慎重に決めたほうがいいでしょう。
ということで今回のポイントは…
・トレンドに合わせて服を”入れ替える”
・そのときに妥協はしないほうがいい
・シンプルな服は残して様子を見る
どれを残すかというのはなかなか難しい話ですが、ぜひこの考え方を頭の片隅に入れてみてください。